「結婚の期限」を宣言して付き合うのは、プレッシャーですか?

恋活小町

「結婚にタイムリミットを設けること」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。28歳のトピ主さんは、交際3か月になる恋人について、「結婚のタイムリミットを設けるかどうか」で迷っています。付き合うなら結婚を前提に、と交際を始め、今すぐにでもしたいくらい結婚願望が強い、というトピ主さん。「1年以内に結婚したい。そうならなければ、その時点で別れる」などと具体的に期限を伝えておくのは、相手にはプレッシャーになるでしょうか……と問いかけています。

結婚への本気度や、性格を見極める試薬にはなるけれど……

「年齢的に結婚を何年も待てません」「1年なんて時間の無駄」「そんな時間があるなら、婚活して早く結婚できる人を見つけたいと思ってしまう」と、結婚へのはやる気持ちをつづっているトピ主さん。一方で、「結婚生活のことも考えると、信頼関係を築く時間も必要かもしれない」という考えもあるようです。確かに、結婚は「したら終わり」ではなく、そこから二人で作っていくもの。周囲の推薦や、友人だった期間がない場合、「困難も一緒に乗り越え、よりよい人生を築いていける相手かどうか」を見極める期間は必要だ、と考える人は少なくないでしょう。実際、結婚までの交際期間は、1〜3年くらいが一般的なようです。

期限を伝えるのは、男性にとってプレッシャーになるか……とのことですが、これは男性の性格や決意の具合によると思います。彼が合理的なタイプで、結婚を前提に本気で交際しているのであれば、「具体的な意見を言ってもらえると、計画を立てやすい」とポジティブに理解する可能性はゼロではないと思います。しかしながら、彼にまだ結婚に迷いがある場合、あるいはロマンチックな性格やデリケートな性格だった場合、結婚の期限や別れる可能性を宣言することで、「結婚できれば誰でもいいんだな」「脅された感じ」「迫られると怖い」といったネガティブな心情を引き起こし、及び腰になるか、気持ちが冷めてしまう可能性も考えられます。

「それならそれで、次に進むから構わない」「もっと本気度が高い相手を見つけたい」ということならば、宣言を迷う必要はないと思います。しかし、上記のような可能性を避けたいならば、彼の性格を考慮した上で、最適な言い方(例えば、「年齢もあるので、1年で答えを出そう」くらいにとどめる)、そして最適な時期(例えば、もう少し関係が強固になる交際6か月以降に伝える)についても検討してみてはいかがでしょうか。

「この人とうまくいかせてみせる」と決心できたタイミングで

また、色々なケースを見る限り、結婚がうまくいくかどうかは、「どういう相手なのか」という相手側の要素と同じくらい、「自分の本気度や意思」も関係してくるように思います。

具体的には、「結婚で幸せにしてもらおう」「相手が乗り気だから」といった受け身なスタンスではなく、「この人とやっていくんだ」「うまくいかせてみせる」といった覚悟を、自分も持てるかどうか……ということです。恋愛感情の深浅にかかわらず、「この結婚生活を守る」という意思があると、結婚や共同生活に付随する不満やストレスにさいなまれたときにも、よっぽどでない限りは、乗り越えやすいようです。

そう考えれば、トピ主さん自身が迷いの少ない気持ちになれたときが、ベストな結婚のタイミングとも言えそうです。上記のような覚悟を持って意思を伝えるならば、彼も心を動かされることがあるかもしれません。交際年月の長さや相手の意思ばかりに固執せず、「ぶれない気持ちや決心が自分にできたかどうか」を、宣言時期の基準としてみるのも一案です。

「タスク完了」に躍起になりすぎず、出会えた感謝もみ締めてみよう

決心のないまま、ただ焦りから結婚を急いでしまうと、結婚後に後悔や失望にさいなまれることが少なくありません。交際期間が短いと、「蓋を開けてみたら……」ということは、やはり起こりやすく、「もっときちんと考えればよかった」「結婚の幸せを感じられない」などと後悔する可能性も。決心しない相手と別れて別の相手と結婚しても、うまくいかなければ、「やっぱり、あのときの彼がよかった」と嘆くこともあるかもしれません。そうならないよう、「結婚すること」ではなく、「結婚した後によい日々を送ること」が目標なのだ、という意識は持っておきましょう。

結婚には、感情面や経済面、家族関係なども大いに絡んでくるので、どうしても仕事のようには計画的・効率的に進まない側面があります。結婚時期などの明確な目標を立てるのは有効だと思いますが、「結婚というタスクを完了すること」に躍起になりすぎると、不安感や自己不能感、相手へのイライラばかりが膨らんでしまうこともあります。

そうして二人の間の空気まで悪くなるくらいなら、まずは「結婚前提で向き合える相手に出会えたこと」に満足し、感謝してみるのもひとつの選択肢だと思います。少し肩の力を抜きつつ、でも一歩ずつ着実に結婚に向けて進めていこう……という心構えでいることが、思いのほか願いをかなえる近道になるかもしれません。応援しています。

発言小町のトピはこちら⇒「結婚にタイムリミットを設けること」 

外山ゆひら(とやま・ゆひら)
フリーライター

哲学や心理学、芸術文化の分野に関心が高く、対人関係やコミュニケーション、生き方に関する記事を中心に寄稿。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

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