恋愛未経験なので疲れるし面倒…みんなはどう向き合っているの?

恋活小町

「恋愛がわからない」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。友人夫婦からの紹介を受け、ある男性とやりとりを始めた、26歳のトピ主さん。しかし、もともと「人見知りで、人付き合いも得意ではなく、面倒くさがり」なため、正直言って、そのやりとりも「面倒くさい」し、「頭で先のことばかり考えてしまい、疲れる」と感じているのだとか。皆さんはパートナーとどんなふうに向き合ってきたのですか……と問いかけています。

関心を持ち合える相手ほど、負担なく距離は縮めやすい

「相手を知るためには、しばらくこの面倒くさいやりとりも必要なのか」「相手のことを好きになれば、面倒に思わなくなるのか」とも問いかけているトピ主さん。そうですね、確かに好きな相手とのやりとりは、緊張はすれども「うれしくてたまらないもの」になったり、連絡が来ないと「寂しくてたまらないもの」になったりします。そういう気持ちを感じるかどうかは、恋のバロメーターになります。一度会った程度の関係なので、当然といえば当然ですが、つまりトピ主さんは、今のところ「その男性に恋はしていない」ということなのでしょう。

「恋愛感情が芽生える⇒距離を縮める」という順番で進む場合は、「相手を知りたい、関わりたい」という動機が既にあるので、トピ主さんのような悩みに陥ることは少ないです。しかし、今回のように先にお膳立てがあり、「距離を縮める⇒恋愛感情が芽生えるか、様子見をする」という順序の場合、“まだそこまでの関心を持てていない相手”に対して、距離を縮める努力をする必要があります。この過程を面倒くさいと感じるのは珍しいことではなく、「恋人がほしい」「結婚したい」といった強い動機がないと、乗り越えられないケースが多いのも事実です。

上記を踏まえた上で、今後のトピ主さんの選択肢としては、以下の二つが考えられます。

(A) 恋人や結婚相手を得るため、多少面倒でも「距離を縮める努力」をしてみる
(B) 自然に「知りたい、関わりたい」と思えるような、別の恋愛の訪れを待つ

恋愛を意識せず、まずは「友達」を目指してみよう

(A)の場合、まずは「普通の友達と同じに接してみよう」という心持ちで臨むのがおすすめです。「恋愛相手として接しなければ」と思うほど精神的には身構えてしまい、ストレスも増します。気持ちをラクにし、新しいクラスで友達を作るときのように、相手に質問をしたり、自分の情報を開示したり、一緒に何かの活動をしてみたりと、軽く知り合うことを楽しむようなコミュニケーションを取っていくといいでしょう。

彼からは「下の名前で呼んでいい?」「保育士だから子ども好きなの?」などのLINEが何回かきた……とのこと。これらの発言に、トピ主さんは否定的な印象を持ったように感じましたが、彼もなんとかやりとりを続けようと思い、知っている情報のなかから一生懸命、話題を振ってきただけかもしれません。ご友人の紹介ならある程度、信用のおける相手かもしれませんし、この段階で、即座に「女性慣れしている」「女性蔑視」などと悪いほうに決めつける必要はないように思いました。

とはいえ、いきなり下の名前で呼ばれることや、「子ども好き」といった妙な期待を押し付けられることに、不快感を覚える女性は少なくないと思います。「下の名前はまだ慣れないので、名字でお願いします!」「保育士はそう思われがちだけど、私はあまりうれしくなくて(笑)」等々、表現はやわらげつつ、自分の気持ちや意見をちゃんと伝えてみるのも一案です。

「結婚相手を探している」と思うと、見え方も変わってくるかも

また、トピ主さんには「ざっくりと結婚願望がある」とのこと。であれば、「恋人ではなく、結婚相手を探している前提」で臨んでみるのもいいかもしれません。恋愛感情は自然な心の動きなので、無理に作りだすことはできませんが、ことに結婚を考える場合、「人として好ましい」「価値観が合う」「一緒にいてラク」などと感じられる相手であれば、良い結婚生活を送っていくことは十分に可能です。

昔は恋愛感情の有無にかかわらず、「良さそうな人だから、一緒にいれば情も湧くだろう」と結婚を決めていた夫婦も少なくありませんでしたし、今の時代でも、落ち着いた心持ちで結婚を決めていく男女は少なからずいます。小説や映画などの恋愛は、読者・視聴者を楽しませるために多くがドラマチックに描かれていますが、「必ずしもドラマチックな恋愛をする必要はない」という前提に立ち、「この人と一緒に暮らしていけるかな?」といった目線で見ていくと、異性の見え方もまた違ってくると思います。

もちろん、「ドキドキ、ソワソワ、一喜一憂するような恋愛がしたいんだ!」ということであれば、迷わず(B)を選ぶことを勧めます。あるいは、いったん(A)を試してみた上で、やはり「面倒だ、疲れる」と思ったときは選択肢を変える……というのも一案です。

恋愛も、言ってみれば「ただの人間関係」。思いがけず親友になったり、疎遠になったりする人がいるのと同様、「うまくいくときはいくし、いかないときはいかないもの」と開き直り、なりゆきに身を任せてみる感覚も持っておきましょう。未経験のことに緊張や不安を感じるのは当然ですし、ふさわしい相手がこの彼かどうかはわかりませんが、お互いを認め合えて、居心地がいい、笑顔で話せる、そんな好ましい関係に出会えるといいですね。応援しています。

発言小町のトピはこちら⇒「恋愛がわからない」 

外山ゆひら(とやま・ゆひら)
フリーライター

哲学や心理学、芸術文化の分野に関心が高く、対人関係やコミュニケーション、生き方に関する記事を中心に寄稿。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

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