婚活で相手の「職業」が気になる…どのくらい重視すべき?

恋活小町

「結婚相手の職業はどのくらい大事ですか」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。婚活の場で「相手の職業」にこだわりを持つ人に出会うことが多く、その影響もあってか、最近はそのことでばかり悩んでおり、自分でも少し驚いている……というトピ主さん。「最初から条件をしっかりと持って婚活すべきなのか」「男性の職業はどのくらい重視するのか」と読者に問いかけています。

職業は「情報源」や「価値」だと捉えられることも

婚活で、男女が「相手の職業」を気にする理由としては、一般的に以下のようなことが推測できます。

(1) 職業から、大まかな「収入」や「生活スタイル」が把握できるから
(2) 職業から、相手の「性格」や「価値観」を想像できるから
(3) 相手の地位や職業イメージが、自身の「虚栄心」や「ステータス欲求」を満たしてくれるから
(4) 特定の職業やそのジャンルに対して、「憧れ」や「尊敬」の気持ち、または「嫌悪感」を持っているから

最も多い理由は、おそらく(1)でしょう。恋に落ちた相手と結婚を考えていくのでなく、「自分の希望に近い生活を一緒にできる人」という観点で相手を探している場合、「収入がどれくらいか」「どんな生活スタイルなのか」に興味を持つのは自然なことと言えます。とはいえ、知り合ったばかりでは聞きにくいプライベートな内容のため、職業から大体の推測をしている人は少なくないようです。

続いて(2)ですが、相手の性格や価値観を、職業から推測するケースもあります。例えば、公務員なら「堅実なのだろう」、他者や動物の世話をする仕事なら「優しそう」「献身的なのかな」等々。転職回数から、忍耐力や積極性を判断する人もいるようです。冷静に考えれば、同じ職場にも色々な性格や価値観の人がいるものですが、短期間で相手の性質をつかみたい場合は、判断材料のひとつとされているように思います。

そして(3)。「夫は起業家」「モデルの彼女がいる」など、自分のステータスの一部として、相手の職業を重視する人もいます。周囲に見えを張りたい気持ちが強い人や、そういった人が多く集うコミュニティーに属している人は、特にこの傾向が強いようです。

最後に(4)ですが、「自分が憧れていた職業」や「やりたくてもできなかった分野の仕事」に就いている相手に魅力を感じ、「結婚して、その人生に関われること」に喜びや幸せを見いだす……といったケースもあります。逆に、それまでの人生経験から特定の職業に強い嫌悪感があり、「この職業の異性は絶対にイヤ」などとネガティブな判断材料にされる例もあるようです。

幸せは「なる」ものではなく、「自分の心が感じる」もの

投稿では、「相手の職業や年収などの条件から考えて結婚しても幸せになれるのか」と問いかけていますが、幸せを感じられる人もいれば、感じられない人もいるでしょう。なぜなら、「医師と結婚することが私の幸せだ」という人もいれば、「愛情にあふれた毎日を送ることが幸せ」という人もいるからです。万人に共通する基準は存在しません。自分自身が幸せだと感じられるならば、どんな生き方でも“幸せな人生”になりえる、ということですね。

もしかしたら、トピ主さんは「自分にとっての幸せ」がよく分からないために悩んでいるのかもしれません。そうであれば、これまでの過去を振り返り、「自分がどんなときに喜びや楽しさ、充実を感じるのか」「自分はどんなことが好き(嫌い)なのか」をじっくり掘り下げて考えてみるのがお勧めです。併せて、「自分がどんな夫婦に憧れるのか」「どんな瞬間にパートナーがいたらいいなと思うのか」も分析してみるといいでしょう。「自分が幸せを感じるために必要な要素」を何項目か把握しておくと、今後の婚活での指針になると思います。

他者や情報に惑わされず、「自分らしさ」を肯定していこう

また、「幸せだな」という気持ちを感じるためには、普段から「自分の気持ち」や「自分らしさ」を肯定していくことが必要です。周りに影響され、最近は相手の職業ばかりが気になってきたというのは、あまり良くない兆候かもしれません。なぜなら、世間的にすごい職業に就いている相手でも、自分の幸せの価値観とズレていれば、不幸な結婚となる可能性は十分にあるからです。

結婚生活の“中身”は、二人だけで作るものです。「人からどう見えるか」や「他人の基準」で相手を選んでしまうと、一時的に満足はしても、結局は“中身”が満たされず、空虚な結婚生活となってしまうケースがあります。逆に「私はこれでいい、これがいい」という自分の基準を大切にできれば、究極的には「笑いのツボが同じ」「一緒に楽しくご飯を食べられる」といった点だけで、十分に幸せを感じられる可能性もあるのです。

投稿内の記述を見る限り、トピ主さんは本心では純粋な愛情を欲しているものの、なんとなく婚活の場に参加している状況なのかなと想像しました。そうであれば、今後は「異性を“世間的なスコア”で評価するために参加しているわけじゃない」「自分と幸せの感覚が一致する相手を探しにきているんだ」という心構えをしっかりと持って婚活に臨むと、変化が起きてくるかもしれません。応援しています。

発言小町のトピはこちら⇒「結婚相手の職業はどのくらい大事ですか」 

外山ゆひら(とやま・ゆひら)

 フリーライター。哲学や心理学、芸術文化の分野に関心が高く、対人関係やコミュニケーション、生き方に関する記事を中心に寄稿。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

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