結婚はしたいけれど、家事が負担…男性と一緒に住むのがストレスです!

恋活小町

「結婚はしたいけど、人と住むのはストレス。」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。恋人がいるものの、現在は「仕事だけで精いっぱい」のトピ主さん。自分の時間を使って人のために家事をしたくない、しかし「一緒に住むとなると適当にできない」という思いもあり、結婚後はその負担がストレスになりそうだと予想しているそうです。さらに、「同じ空間に人がいるのがつらい」という感覚もあり、子どもも欲しくないけれど、結婚はしたい……と葛藤する思いをつづっています。

「完璧な妻」の価値観そのものを再検証してみよう

トピ主さんが結婚したい理由として、後の投稿では「専業主婦(になること)やお金が目的でなくても、これから生きていくのに一緒に居られるパートナーが欲しい」「結婚していないと社会的に信用がない人物だと思われる気がする」といったことが挙げられています。加えて、事実婚やパートナーという関係は望まないとのこと。一般的な形としての結婚や、精神的満足を得られる関係性が欲しい、という思いは強くあるようですね。

一方、人と住むのが嫌なのは、「わざわざ家事を頑張らなきゃいけないことが苦痛」「心からリラックスできない」「素を見せるとなると多分、彼氏が萎えると思います」といった理由が記述されています。ここから推測できるのは、「素の自分を見せたら異性に好かれない」というトピ主さんの強い思い込みです。外では多少、意識的に“男性に好かれる自分”を演じている部分があり、家の中では素の自分を解き放っている……そんな状態なのかもしれません。

また、世間や親・祖父母世代からの刷り込みなどで、「完璧な家事をしないと妻として失格」といった強迫観念を知らず知らずに持ってしまっている可能性も感じました。しかし、共働きを含めた多様な価値観が広がっている今、自分の価値観に従って生きていくことが、本当に最良なのかどうか。できるだけ思い込みを外し、客観的な情報も得ながら一度検証し直してみることをおすすめします。

「素の自分を見せられる=家族」になれる相手かも

トピ主さんは普段ズボラで、「料理も見た目を気にしないスタイル」だし、タオルにシワが付いていても気にしない……とのこと。しかし、多くの家庭人からすれば、そんなの当たり前!という感覚ではないでしょうか。家事を扱う雑誌の記事などにも、「時短・手抜き・ラクチン」といったキーワードがあふれ返っていますよね。

それに実際のところ、「完璧な家事をすれば、居心地のいい家庭を作れる」とは限りません。世の中には、妻が完璧な家事をしていても冷め切ってしまう夫婦もいれば、妻がズボラな家事をしていて、夫が家事の多くを担っているのに、円満な夫婦もいます。もちろん個人差はありますが、多少散らかっていても、パートナーが伸び伸びと幸せを感じながら過ごしている家が居心地いい……と感じる人は、決して少数ではないと思います。

投稿には「彼のために頑張る(ハート)みたいな気持ちになる人と出会うまで、いい人を探した方が良いでしょうか?」という問いかけもされていますが、トピ主さんに必要なのは、むしろ真逆の方向への努力ではないでしょうか。「家族には素を見せられる」とのこと。「結婚=家族になること」だと考えれば、「恋人の前で素の自分を出せるようになる」、あるいは「適当な家事も含めて、許容し合える相手を探す」ことが、トピ主さんが幸せな結婚をするためのベストな選択のように思います。「妻となる女性には、仕事も家事も完璧にしてほしい」といった価値観を持つ男性を選ばないことも肝心です。

素の自分を見せた場合、「2、3年たつと女として見られないと言われると思う」という記述もありますが、数年で男女の恋愛感情が落ち着くのは、生殖本能による自然の摂理。そういうものと理解した上で、お互いに裸や下着姿でウロウロしないなどの線引きをする、普段は仕事や家事でバタバタしていても、時々はおしゃれをして外でデートをするなど、「関係性にメリハリを付ける」工夫によって、男女としての関係を保っていくことは不可能ではないと思います。

「苦手を補い合える」関係性を目指してみよう

子どもの有無や結婚後の暮らしのイメージは、人によって大きく異なります。今の彼と結婚を考えるような真剣交際を続けているのならば、一度話し合う必要はあるでしょう。お互いの希望を開示し合い、この先どうするかを考えてみる、そんな時期に来ているのかもしれませんね。

「完璧な自分でなくても大丈夫」という気持ちを育てるには、何よりもまず、トピ主さん自身が「完璧じゃない私でもイイ感じ、自分が好き」という肯定感を獲得していくことが必要です。トピ主さんの大事な友人や家族は、“何かができるからトピ主さんを好き”なわけではない……という事実をたくさん思い知ってみるのが有効です。

それに案外、人は「何かをしてくれる」相手よりも、「自分が何かをしてあげたい」と思う相手にひかれることも多いものです。無論、何もかも依存するようでは相手がつぶれてしまいますが、結婚は共同生活。「苦手なところ、できないところは補い合おう」という姿勢をお互いに持てるならば、家事も含めて、協力しながらうまくやっていける可能性は十分にあると思います。応援しています。

発言小町のトピはこちら⇒「結婚はしたいけど、人と住むのはストレス。」 

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外山ゆひら(とやま・ゆひら)

 女性誌の編集を経て、フリーランスに。主に対人関係、恋愛心理、コミュニケーションに関する記事や、エンタメ・カルチャーの紹介コラムを担当。芸能人から一般企業の方まで、例年100人前後のインタビューを実施。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

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