「アラサーで婚活もせず、仕事を頑張る女」はヤバいですか!?

恋活小町

「どうして?? やばいの??」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。昨年転職をしたばかりで、仕事に意欲を燃やしている27歳のトピ主さん。しかし、最近は周囲から結婚の話題を振られる機会が増え、友人たちも「彼氏ができた?」「結婚はいつ?」「早く仕事を辞めたい」といったトークばかり。トピ主さんが「今年は仕事を頑張りたい」と話したところ、「それはやばいよ! 結婚できないよ!」と言われてしまったのだとか。アラサーで仕事を頑張るのは変なのか、やばいことなのか……と問いかけています。

「自分の好きな自分」を肯定できる環境に身を置こう

前職とはまったく異なる職種に就き、毎日刺激的でやりがいを感じているというトピ主さん。「仕事を通して幸せだと感じる瞬間がたくさんあり、感謝する日々」という記述もあります。“仕事に熱中する自分”を肯定的に思えているし、価値観は人それぞれで他人に押し付けるのはおかしいと思うものの、「やばい」という言葉が心に引っかかってしまったようですね。

「それはやばいよ! 結婚できないよ!」とは、要するに「今、婚活を頑張らないと、結婚のチャンスを逃すよ」という意味ですよね。トピ主さんと同様、この世代の男女はそうしたプレッシャーをあちこちから掛けられがちで、友人たちも「早く良い相手との結婚を決めたい」という思いに駆られているからこそ、そう言ったのだろうと推測します。昔に比べれば、多様な生き方への理解は深まってきたとはいえ、「結婚=女性の幸せ」という価値観が揺るがない地域やコミュニティーもまだまだあるのでしょう。

その友人たちが「(結婚して)仕事を辞めたい」と言っていることや、短期間で別れては新たな相手との交際を繰り返していることについて、トピ主さんの文面からは批判的なニュアンスも感じます。一方のトピ主さんは、6年間付き合った相手と別れてから現在まで2年間、ひとりで反省したり学んだりしながら転職を決め、本気で仕事を頑張る方向へかじを切った――。生き方や価値観が少し、変わってきたのかもしれませんね。

一度、はっきり「やばいとか言わないで」と伝えてみるのも一案ですが、平行線になるばかりだと思うならば、新しい友人作りに取り組んでみるのもおすすめです。「仕事にやりがいや幸せを感じる自分」を肯定できる環境に身を置けば、無用なストレスを感じなくて済むはず。一歩外に出てみれば、仕事を頑張っている人、趣味を楽しむ人、ひとりの時間を大事にしている人に出会えるでしょう。幅広い年代がいるコミュニティーもおすすめです。新しい友人を探す努力は必要かもしれませんが、「自分が頑張っていること」を否定されるような環境にいるよりは、良い心持ちを得やすいと思います。

「周囲を納得させるため」に、恋愛や結婚をすべき?

投稿は「仕事、恋愛を上手にこなす方々」からの助言が欲しい、と締めくくられています。察するに、トピ主さんは「仕事も頑張りつつ、恋愛や結婚も実現させて、周囲を納得させたい!」と思っているようですね。

バランス良く気持ちの配分ができるならば、そうした動機から相手探しに動いてみるのは、ひとつの手段です。「独身時代は周囲の干渉がウザかった。結婚したら、そのストレスがなくなったのが一番の収穫」などと語る既婚者もいます。

さりながら、恋愛も結婚もコミュニケーションの一種。「相手といて楽しい」「一緒にいたい」といった気持ちがないまま、あるいは、「仕事に集中したいのに」と思いながら恋愛を始めたり、結婚生活を継続させたりするのは、なかなか難しい部分があるのは事実。最近は30歳以降に結婚している人もたくさんいますし、「私自身が結婚したいと思ったときが、私の適齢期」「〇〇の目標をクリアするまでは、仕事に集中する。結婚はそこから考えよう」などと自分なりに決めて、それを指針としていくのも良いと思います。

自分を肯定するために、他者を否定したくなることもあるけれど…

世の中には、「恋愛をせずに仕事に燃える人」をバカにする人もいれば、「仕事を頑張らず恋愛ばかりしている人」をバカにする人もいますよね。異なる価値観を持った相手を否定するのは、「自分の生き方を肯定したいから」という理由が少なからずあると考えられます。自分を肯定できないのは誰でもつらいので、共感し合える、似た境遇の者同士でのグルーピングができやすいです。

でも結局、どんな人生を選んだところで、それぞれに大変さはあるもの。どの人生にも好調な時期、不調な時期は訪れるし、すべてを手に入れているように見える人にも、いろいろと悩みや苦しみがある――。年齢を重ねるうち、そんなことが大局的に理解できるようになっていく可能性もあります。今、分かり合えない友人たちとも、いずれは「お互い、いろいろあったけど、頑張ったね」とたたえ合えるタイミングが来るかもしれません。

周りと足並みをそろえるのもひとつの生き方ですが、「どう生きれば満足か」は自分自身にしか決められないこと。自分が正しいと信じる道があるなら、胸を張ってその道を進んでいいと思いますよ。応援しています。

発言小町のトピはこちら⇒「どうして??やばいの??」 

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外山ゆひら(とやま・ゆひら)

 女性誌の編集を経て、フリーランスに。主に対人関係、恋愛心理、コミュニケーションに関する記事や、エンタメ・カルチャーの紹介コラムを担当。芸能人から一般企業の方まで、例年100人前後のインタビューを実施。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

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