男性と“バカな関係”を持ってしまい、心が抜け殻状態です…

恋活小町

「私、バカでした」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。30代のトピ主さんは、心にぽっかりと穴が開いていた時期に、男性の友人と「誘われるがまま、関係を持って」しまい、何度かそれが続いて、その男性を好きになってしまったのだとか。しかし、彼には真剣交際をする心づもりはなく、トピ主さんは、いっそうの“抜け殻状態”に。「情けなくて、私、いい年してバカだった」「毎日が過ぎていくだけで、気力が湧かない」とつらい心境をつづっています。

逃げ込んだ先を「間違えた」ときは

現在は、「『なんとか頑張らないと』と思い、目の前にあることを必死にしている」ものの、忘れっぽく、物事に集中できない状態にあるというトピ主さん。元気な自分に立ち直っていくために、まず「いまの自分を許すこと」から始めていきましょう。

彼とのことが起こる前、トピ主さんは、大好きな人への失恋、仕事の不調、大切な友人との死別、といった出来事が続いていたそうですね。つらいことから目を背けたくて、一時期、異性との関係に逃げ込んでしまった……なんて経験がある人は、男女を問わず、決して少数ではないと思います。

今回のことは「どん底からの逃げだった」という言及もありますが、つまりは、逃げ込んだ先にも望むような幸せはなかったということ。であれば、そこからもまた逃げるのみ、です。「避難先を間違えちゃった!」くらいの気持ちで素早く見切りをつけて、自分が心地いい気分でいられる場所を探していきましょう。「相手に立ち去られて座りこむ被害者」ではなく、「自分の足でさっそうと立ち去っていく」イメージを持つことが重要です。

彼は「今は彼女を作る気がない」「グレーな関係だから長く続くんだ」などと言ったそうですが、彼の望む関係性と自分の望む関係性が違っていた。それだけです。「私は都合のいい女だったんだな」という記述もありますが、そのように自分をラベリングするのもやめること。自分という人物の認識を“惨めなもの”にしてしまうだけで、少しもトピ主さんのためにならないからです。仮にそう指摘する他人がいたとしても、「自分で自分をいじめることはしない!」と決心しておきましょう。

今回の彼とはただ、望むものが違っていただけ。本気の交際をする気がないことがわかったから、用がなくなった。だから、私は前に進む――。そのような“事実”に基づく認識に変えていきましょう。

“抜け殻状態”だからこそ見える世界を、満喫してみよう

「抜け殻状態」とのことですが、心に空洞を感じることは、はたしてそんなにも“ダメなこと”なのでしょうか? 「満ち足りた状態」「リア充」といった言葉のイメージから、「心の中がぎゅうぎゅうに詰まっている状態=良い状態」のように思われがちですが、私は必ずしもそうは思いません。

一度試しに、「心にいくつかの穴を感じる状態=自然な状態」だと捉えてみましょう。実は、そのくらいのほうが、穴が満たされた瞬間の喜びやありがたさに気づきやすく、他人の小さな親切や優しさを謙虚に受け取れるものです。穴の存在を通じて自分自身を見つめ直せたり、弱っている人の気持ちがわかったり、世界の見え方が変わったりと、いろいろな発見もあることでしょう。

逆に、自分の心が満ち足りた状態だと慢心しすぎると、人はつい傲慢になって、大事なものを失ってしまう結果に陥ることもしばしばです。そうなって再び、心の穴の存在に気づく――。この繰り返しこそが人生と言えるかもしれません。

そのように捉えてみれば、今回の彼に対しても、「一時期、心の穴を埋めてくれてありがとう。でも、もう今の私には必要ないんだ」と、穏やかな気持ちで別れを告げられるかもしれませんね。

学びを得るならば、経験は決して無駄にならない

何より、今回のことでトピ主さんが、「かりそめの恋愛で、心の穴を埋めることのむなしさ」に気づいたならば、それは大きな発見です。この出来事をうまく乗り越えられれば、今後、不運や不調が続く時期があっても、必要以上に“悲劇のヒロイン”とならず、静かに嵐が去るのを待てたり、自分で自分の気持ちを支えられるようになったりすることも期待できます。穏やかな心持ちを手に入れれば、心穏やかな関係を築ける相手にも出会いやすくなるでしょうし、仕事でも好循環が生まれやすくなると思います。

いつか、「今回のことは、いい勉強だった」と思える日が来るように。「大事な自分の人生だ!」と受け入れ、悲しいほう、つらいほうに流されることなく、しっかりと自分の足で歩いていきましょう。応援しています。

発言小町のトピはこちら⇒「私、バカでした」 

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外山ゆひら(とやま・ゆひら)

 女性誌の編集を経て、フリーランスに。主に対人関係、恋愛心理、コミュニケーションに関する記事や、エンタメ・カルチャーの紹介コラムを担当。芸能人から一般企業の方まで、例年100人前後のインタビューを実施。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

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