結婚する相手の「だらしない服装」が気になります…!

恋活小町

「婚約者の服装がだらしない」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。婚約中の男性との入籍を控えているトピ主さん。お互いに30代半ばだそうですが、その彼の服装が「とにかくだらしない」「ダサい」と悩んでいます。彼に指摘すると、「人の服装にとやかく言うな」と言われてしまうとか。彼と結婚するにあたって、気の持ちようについてアドバイスを求めています。

今までは大丈夫だったのに、急に気になり始めた理由は?

同じように服装のことでとやかく言われたら自分も嫌だと思うものの、「(服の)好き嫌い以前に『だらしない』『だらしなくない』はあるのでは」と主張しているトピ主さん。「ズルズル引きずって(裾が)ほつれたチノパン」「腰が丸見え」などと彼の様子も詳細に書かれていますが、たしかに人を不快にさせないような清潔感は、社会人としてのマナーとされている部分はありますよね。

今回の問題をひもとくにあたって、ひとつ注目したいのは「付き合うには(だらしない服装でも)別にいいやと思っていた」という一文です。ファッションへのこだわりが強い人、他人からの評価を気にしやすい人であれば、恋人時代から相手の服装は気になるのが一般的。「街で一緒に並んで歩くときに、彼氏(彼女)の格好が少し恥ずかしい」といった話もよく聞きます。しかし、トピ主さんの場合、今まではそうではなかったものの、いざ結婚するとなって気になり始めた。“結婚”が悩みの引き金になったということですね。

結婚すると、社会的にひとつのユニットになりますから、おそらく「彼の評価が自分の評価にもなる」と強く感じ始めたのでしょう。恋人ならば「自己責任」の範囲だけれど、結婚相手となればそうは思えない。要するに、彼のだらしなさを「身内の恥」だと思うようになった……ということなのだろうと推測します。

「人様から見て恥ずかしい」では、説得は難しい

彼がトピ主さんの意見をかたくなに聞き入れないのは、そうした動機を感じ取っているからかもしれません。実際、「人様から見て恥ずかしいから」という説得は、なかなか心に響きません。“世間体”や“人様の目”というのは非常にあいまいなものですし、そうしたものを重んじる度合いは、個人差も大きいからです。

ということで、一度「(人様から見て)だらしない」ではなく、「その服装はあんまり私の好みじゃないかも」「私はこういう服装が好きだな、時々は着てくれたらうれしい」といった言い方にしてみてはいかがでしょうか。他の誰かではなく、「私が」そう思う、という形で伝えるのですね。

好きな女性からそう言われたら、ほとんどの男性は多少なりとも気にすると思いますよ。その場では反発したとしても、いざデートとなれば、「少し小ぎれいにしようか」という気持ちが生じてくることも期待できます。彼は「自分のことは自分で決める」と主張しているとのこと。誰かに強要されるのではなく「自分で変えようと思えれば、変える」という可能性を感じました。

ファッションには、思い込みやコンプレックスも影響する

彼は寒い北国にいながら、わざわざ薄いコートを着て、Yシャツの中にダウンベストを着用して着ぶくれしている……とのこと。確かにあまり一般的ではない着方をしているようですね。しかし、投稿を読む限り、「それがカッコイイと思っている」というこだわりも感じられますし、ファッションに完全に無頓着というわけでもなさそうです。もしかしたら、過去の誰かの言葉に影響されているか、何らかのコンプレックスが影響している……ということもあるかもしれません。

たとえば、憧れのミュージシャンや俳優がそういう着こなしをしていた。昔、好きだった女性が、そういう服の男性を「カッコイイ」と言っていた。あるいは、「厚いコートを着ると太って見えるね」「スーツが似合わない」と誰かに言われた……などなど。強い動機づけがあると、「それこそが正しいんだ」と強く信じ込んでしまうことは少なくありません。

自分に置き換えてみると理解しやすいと思いますが、「足が太いから、絶対にミニスカートははかない」「友達が似合うと言ってくれたから、赤い服をよく買う」など、自分なりのこだわりって結構あったりしますよね。どんな洋服も着こなせるモデルさんならば話は別ですが、着たい服があっても「自分には似合わない」と信じ込んで、一方的に諦めることだってあります。彼にも何かしら、そうした背景があってのチョイスなのかもしれません。

二人で楽しく落ち着いて話せるタイミングがあれば、服のこだわりが何に由来しているのか、うまく聞き出してみるのもひとつ。「実は昔、こんなことがあって、こういう服がいいと思っている」といった話を聞けたら、彼の思い込みをポジティブな方向に持っていく働きかけもしやすくなるかと思います。

彼の服装が変わるかどうかは未知数ですが、一生を共にすると決めた相手。結婚自体に迷いはないようですし、彼の個性と受け止めつつも、自分から服装を変えてみようと思うような方向に持っていく“施策”を、少し時間をかけて気長に試してみてはいかがでしょうか。「だらしなくても好きだよ。でも清潔感を出してくれたら、もっと好きになっちゃうな〜」なんて言ってみれば、案外簡単に、彼の頑なな気持ちがほぐれる、なんてこともあるかもしれません。

結婚を迎えた幸せを存分に謳歌おうかしつつ、楽しむ気持ちも抱きながら、いろいろと試してみてくださいね。応援しています。

発言小町のトピはこちら⇒「婚約者の服装がだらしない」 

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外山ゆひら (とやま・ゆひら)

 女性誌の編集を経て、フリーランスに。主に対人関係、恋愛心理、コミュニケーションに関する記事や、エンタメ・カルチャーの紹介コラムを担当。芸能人から一般企業の方まで、例年100人前後のインタビューを実施。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

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