結婚のタイミングが合わず破局。仕事を選んだのは正解だったのか…

恋活小町

「26歳、幸せな将来のために必要なことって?」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。今年26歳になるトピ主さん。彼氏が「早く結婚して子どもを持ち、(トピ主さんには)専業主婦として実家に入ってほしい」と考えていたのに対し、その時期、転職したばかりだったトピ主さんは、「仕事も頑張りたい、海外でも働いてみたい、彼の実家に縛られずに色々なことを体験したい」という考えで、結果的にそれが原因で破局したとか。しかし、トピ主さんはその判断に迷いを感じ始め、人生の先輩たちに今後についてのアドバイスを求めています。

「選ばなかったほうの人生」は誰しも気になるもの!?

半年前、「彼との結婚」よりも「仕事」を選んだ形になったトピ主さん。しかし今になって、「好きな人との道を諦めてまで選んだ自由に働ける環境が、逆に不安になる」「間違えた選択をしてしまったのかもしれない」「気持ちが切り替えられなくても、だれか相手を見つけて早く結婚した方がよいのでは」といった気持ちになることがあるそうです。

今回まずお伝えしたいのは、人生のなかの「ある選択」に関して、良しあしの絶対的な判断はできない、ということです。人はどちらの選択をしても、「選ばなかったほうの人生」に思いをはせるし、後悔を感じる瞬間がある。もし彼との結婚を選んでいたら、いずれきっと「やっぱり仕事したかった」「海外で働くチャンスもあったかもしれないのに」などと悩む瞬間があったことと思います。いったんは「間違っていた(正しかった)」と思っても、数年後、数十年後になって「やっぱりあれは正しかった(間違っていた)」などと捉え方が変わることもしばしば。過去の選択についての判断というのは、それくらい瞬間的で、主観や感情に影響されるものなのですね。

しかしながら、ひとつ確実なこととして「今が幸せならば、人は過去の選択を肯定的に感じやすい」という傾向はあります。人が本気で過去の後悔をするときは、“今”に満足できていない可能性が大。その意味で、トピ主さんが今回の別れという選択を肯定するためには、これからの人生をその都度、精いっぱい生きて、満足いくものにしていくことが唯一の方法かと思います。

人が「結婚できたチャンス」を忘れられない理由

「結婚できたチャンスにしなかったこと」を、人生で何度も振り返る人は少なくありません。それが「数少ないチャンス」で、しかも「自分が選択の主導権を握っていた」と思うからですね。自分次第だったのに……と思うからこそ、人は後悔してしまうのです。自分に選択権があったと思うと、“その先”のこともポジティブに想像しやすいので、「あっちを選んでおけば幸せになれたはず」などとも考えやすいです。

一方、「自分ではどうにもできなかったこと」の場合は自分に選択権がないので、“選択に対しての後悔”はしにくいです。自分が拒まれた相手との幸せな生活も、なかなか想像しにくいですよね。

「自分で選択できたチャンス」というのは、それくらい“思い出しては味わえる甘い果実”ともいえます。しかし実際は、過去の選択を変えたところで幸せになれたとは限らないし、もしかしたら今より苦しんでいる可能性もあります。そう考えれば、結婚できたチャンスへの後悔は「時々思いをはせ、甘く切なく楽しむもの」にとどめておくのが賢明なのかな……と個人的には思います。

「自分という人間を知ること」を続けていこう

その後の投稿で、「いま自分にできることを精いっぱいやって、後ろを振り返らずに前に進みたいと思います」と決意をつづっているトピ主さん。一生、今の仕事を続けたいのかどうかも分からない……といった記述もありますが、将来を今の仕事に限定する必要は全くないでしょう。ただ今回の出来事は、ぜひ“自分を知ること”に役立ててほしいなと思います。

「自分を知ること」は、より良い人生の選択をするために非常に重要です。投稿には、「結婚して子どもを産むことが人間の本能的な幸せであるはず」なんて記述もありますが、本当にそれ“だけ”で幸せならば、こんなにも多くの人が結婚後に悩んではいないでしょう。一般論ではなく、「自分が人生に何を求めているのか」「自分にとっての幸せは、どんな形なんだろう?」といったことを、ぜひ模索し続けていくといいと思います。それがふんわりと自覚できたとき、“自分らしい結婚”ができる相手が、きっと目の前に現れてくることでしょう。

好きな人との別れを乗り越えるには、それなりに時間はかかるものですし、どうか焦らずに。目の前の一日を充実させる工夫をしながら、少しずつ元気になって、また新たなスタートを切ってくださいね。応援しています。

発言小町のトピはこちら⇒「26歳、幸せな将来のために必要なことって?」 

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外山ゆひら (とやま・ゆひら)

 女性誌の編集を経て、フリーランスに。主に対人関係、恋愛心理、コミュニケーションに関する記事や、エンタメ・カルチャーの紹介コラムを担当。芸能人から一般企業の方まで、例年100人前後のインタビューを実施。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

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