30歳代、何を楽しみに生きればいい? 片思いを諦めてから毎日が退屈です

恋活小町

 「片思いを諦めてから毎日がつまらない」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。30歳代後半のトピ主さんは、取引先の年下男性に片思いをしていたものの、最近は相手と距離を感じるようになり、諦めようと決めたそうです。「この恋をうまくいくように頑張りたい」というわけではなく、ただ毎日を楽しく過ごしたいのだけれど、習い事にもそれほど打ち込めていないし、一人の夕ご飯にも飽きました。そこでトピ主さんは、「皆さんは毎日何を楽しみに生活していますか」と問いかけています。

「進展を望まず、好きでいること」もできるけれど……

 今回の恋は、想いを明かさないまま、恋愛未満の段階で終わらせることに決めた、ということのようですね。2人で食事に出かけたものの、トピ主さんの見解では、相手は単なる仕事の情報収集目的だったのではないか、とのこと。こちらへの興味を失ったようなので追いかけたくはないけれど、「もっと話したい、会いたい」と思ってしまう。年齢がひと回り離れているため、仮に付き合えたとしても、周りの目が気になって楽しく過ごせないとも思う……などとつづられています。

 本当はまだ彼が好きだけれど、いろいろな状況にかんがみて諦めざるを得ないと判断した、というところのようですね。しかし、会って話せるだけで満足だということならば、「一方的にこっそり好きでい続ける」ことも可能です。進展のない恋を続けるのはなかなか難しくもありますが、相手に直接的な迷惑をかけない限り、そうした選択肢があることは知っておくといいかもしれません。

今つらいのは、一時的な片思いの後遺症かも?

 さて、投稿を読む限り、現在のトピ主さんは恋愛そのものというより、「久しぶりに好きな人ができて、職場に行くのが楽しかったこと」を特に引きずっている様子。「一人で生きていくことにさみしさを感じている」という記述もありますが、今さみしいのは、恋をしたことによる“後遺症”だと捉えるのが最適だと思います。

 「上がれば下がる」のが、世の真理。心も同様です。仮に普段の感情の値が60だとしたら、恋をしたことで90に跳ね上がり、しかし諦めざるを得なくなって、一時的に30にまで下がってしまった。そのために、今は「何もかもが楽しめない」といった後ろ向きの心境に陥っているのでしょう。

 感情の波は、時間と共に必ずいでいきます。「今は恋の後遺症で、何もかも楽しめないと感じているんだね」と、自分をそのまま優しく受け止めてあげてください。その上で、「でも、これも一時的なもの。そのうちまたエネルギーが湧いてくるはず!」と心の隅で思っておくのがおすすめです。感情の値が平常時に戻れば、またきっと何か変化や行動を起こす元気が生まれてきます。仕事に関することであれ、趣味の分野であれ、新しい恋であれ、次の展開が必ずあると信じておきましょう。

 併せて、「そう言えば、彼に出会う前の私は何をしてたっけ?」と思い出してみるのも有効だと思います。彼に知り合う前も、トピ主さんは絶望することなく日々を過ごせていた。それなりに自分らしく、時々は楽しみも感じられる毎日を送れていたのではないのでしょうか。「人生に一瞬、登場しただけの人に、私のすべてを持っていかれたわけではない」。そんなふうに、“彼と出会う前の自分”にも力をもらいましょう。

まずは毎日の“小さな楽しみ”を見つけていこう

 最後に、皆は毎日何を楽しみに生活しているのか……という点についてですが、毎日という単位で見るならば、多くの人は家族や恋人の有無にかかわらず、「“小さな楽しみ”と共に生きている」と言えるのではないでしょうか。例えば、今日はハマっているドラマがある、人気のスイーツが買えた、ひいきにしている球団が勝った、作ったご飯を家族がおいしいと言って完食してくれた、等々。

 トピ主さんにとっての最近の小さな楽しみは、「取引先の彼と会って話すこと」だったわけですよね。でも、その楽しみを失ったことで、今は少し手持ち無沙汰になっている。だとしたら、しばらくのんびりして元気を蓄えた後、また次の小さな楽しみを探してみませんか。新たにときめく対象を見つけるのもひとつですし、「気になっていたけど、見ず、聞かずにいたもの」に触れてみたり、「好きだけど、しばらくやっていなかったもの」に取り組んでみたり。気ままにいろいろなフィールドをキョロキョロ(ウロウロ)してみるのが、おすすめです。

 仕事での成功や恋愛成就、結婚、出産など、人生には時に“大きな楽しみ”が訪れることもあります。しかしそれは、自分ではコントロールできないタイミングであることも多く、普段から下を向かずに“いい顔”でいられたほうが、そうした出来事に出会える確率は上がるように思います。大きな楽しみを待ちつつも、焦らず腐らず、まずは毎日の中に新しい“小さな楽しみ”を見つけていけるといいですね。応援しています。

発言小町のトピはこちら⇒「片思いを諦めてから毎日がつまらない」 

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外山ゆひら (とやま・ゆひら)

 女性誌の編集を経て、フリーランスに。主に対人関係、恋愛心理、コミュニケーションに関する記事や、エンタメ・カルチャーの紹介コラムを担当。芸能人から一般企業の方まで、例年100人前後のインタビューを実施。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

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