不利なスペックなのに……36歳でモテ期の友人がうらやましい

恋活小町

 「36歳の友達がモテキ」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。トピ主さんは36歳。同い年で仲のいい女友達がいますが、彼女に最近、男性を紹介したいという話や交際アプローチが相次いでいて、「モテキが来たかも」と打ち明けられたそうです。自他ともに「婚活市場で不利なスペック」と認め、婚活をあきらめていた彼女だっただけに、「正直言ってかなり驚いている」とトピ主さん。彼女は見た目も年々若くなっており、うらやましく感じているそうです。

「スペック」という言葉を使わないススメ

 恋愛や婚活の話をする際、「スペック」という言葉が一般的になっていますよね。スペックとは本来、コンピューターなど機械の性能の指標となる数字。「婚活は所詮しょせんマッチングの市場なのだから、客観的な数値で表したほうが便利だ」という人もいるかもしれません。そうは言えど、人間は同じ規格で量産される機械とは違い、“スペック”で表すには、あまりにも奥深い要素を持っているように思います。自他ともに認める“不利なスペック”の彼女が今モテているのも、そのことの表れでは? 彼女には、スペックでは表しきれない魅力があった……ということではないでしょうか。

 そう考えれば、“スペック”という言葉にとらわれるのは、あまりいいことがないように思います。投稿でトピ主さんは「彼女は派遣、実家暮らし、持病持ち」「自分は正社員、一人暮らし、健康体」だと比べたり、「婚活市場と恋愛市場ではスペックが違うのですか?」とつづったりしていますが、言葉は、その人の考え方にも知らず知らずのうちに影響を与えます。便利な言葉かもしれませんが、多用しているうちに、いつのまにか人を“スペック”でばかり見る癖がついてしまっているのかも……。

 彼女をうらやましいと思うならば、この機会に「他の人は使っていても、私はスペックという言葉を使わないようにしよう!」といった訓練を始めてみるといいかもしれません。

“できる努力”は人それぞれ違う

 「私と彼女は顔が良く似ていると言われているのに、なんで私に(紹介の)話が来ないんだろう?」とトピ主さん。その後の投稿では、「彼女と私の違いというのは、(彼女は)きっといろいろなところに積極的に出て、取捨選択する練習を積んでいるのだと思います」とも分析されています。

 同い年で外見も近い彼女に学ぶべきポイントがあると思うなら、いくらでも参考にすればいいと思います。ただし、あくまで彼女は彼女、トピ主さんはトピ主さんだということはお忘れなく。彼女ができることが自分にはできないかもしれないし、逆にトピ主さんがちょっと頑張ればできることが、彼女にはできないかもしれない。性格も育った環境も、抱えている問題も違う二人なのですから、これは当然のことです。

 「万人にモテること」が目的ならば、ある程度のマニュアルや指針はあるでしょう。ですが、たったひとりのパートナーを見つけたいと思うならば、他人のまねをして男性と付き合ったところで、結果的にうまくいかなくなってしまう可能性も。恋愛でつまずくポイントにしたって人それぞれ違いますし、もしかしたら彼女も、例えば「知り合うのは得意でも、関係を深めるのが苦手」といったような、本人なりの悩みを持っているかもしれません。

“紹介話”が多い人の特徴

 彼女のように「周りからの紹介話が多い人」というのは、人に合わせるのが苦ではなく、普段から人付き合いに時間やお金を割き、心配りをする努力をしている人が多いように思います。もしトピ主さんが普段、人付き合いをあまり重視していないならば、「私がそこをうらやんでも仕方ない! だって普段、彼女のような努力はしていないのだから」と割り切ってみるのもひとつです。

 その代わり、トピ主さんが得意な分野もあるはずです。例えば、自分から積極的に出会いにいく努力や、男性に話しかける努力ならできるかもしれないですよね。正社員であることや健康な体が自分の強みだと思うなら、その魅力が発揮できる場所を選んでみる手もあります。「私が“ちょっと頑張ればできそうな努力”ってどんなことだろう?」と具体的に考えてみましょう。

「うらやましい」と思ったら、視点を高く持ってみよう

 とはいえ、親しい同性の友人に恋愛の進展があるとうらやましい、気になってしまう……という気持ちはよくわかります。そんなときは、世の中を俯瞰ふかんしてみるのがおすすめです。世界中で1日に誕生しているカップルは一体、何百組いるでしょう。何千組、いや何万組といるかもしれませんよね。いちいちうらやんでいたら、時間がいくらあっても足りません。そんなふうに考えれば「所詮は他人事か」などとも思えるのではないでしょうか。

 彼女もトピ主さんも、幸せな日々を共有できるパートナーを見つけたいと思っている女性であることに変わりはなく、しかし、そこまでの道のりや速度は違っていて構わない。「自分だけの出会いの物語を見つければいいんだ」と心に決め、焦ることなく、自分にできる努力を地道に重ねていきましょう。応援しています!

発言小町のトピはこちら⇒「36歳の友達がモテキ」 

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外山ゆひら (とやま・ゆひら)

 女性誌の編集を経て、フリーランスに。主に対人関係、恋愛心理、コミュニケーションに関する記事や、エンタメ・カルチャーの紹介コラムを担当。芸能人から一般企業の方まで、例年100人前後のインタビューを実施。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

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