アラフォーなら、さっと切り替える“ドライな恋愛”をすべき!?

恋活小町

 「さっさと忘れる方法を教えてください」と題する女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。“付き合える可能性のない人”に恋をし続けているという、アラフォーのトピ主さん。「大人は恋愛もドライになるのが普通なんですか」「振られたらさっと切り替えて、他の人を探すのが大人の恋愛なのでしょうか」などと問いかけながらも、「可能性のない人」への恋心が消えないといい、「さっさと忘れる方法を教えてください」と切実に訴えています。

気持ちはコントロールできなくても、意志の力で進むことはできる

 他の人の恋愛相談で、「振られたのにずっと思い続けるなんて時間の無駄」「さっさと忘れて次へ行け」といったアドバイスを見かけた、というトピ主さん。失恋後は婚活やイベント、飲み会などに参加してみたものの、好きな人のことを忘れられない……と、つらい心境をつづっています。

 残念ながら、人は意図的に特定の感情や記憶を忘却することができません。「忘れようとすればするほど、記憶は強化されてしまう」といった研究結果も知られていますが、つまるところ、恋心も完全にコントロールすることはできないのです。その前提を踏まえた上で、「さっさと忘れるにはどうしたらいいか?」という問いに助言させていただくならば、以下2点をお伝えしたく思います。

 (1)「次の人生へ向かう」という強い意志を持つ

 心の中に、相手を好きな気持ちが残っていたとしても、「意志」の力で人生を前に進めていくことは可能です。“先のない恋”に固執して、同じ場所で立ち止まっていては将来、後悔する。人生は一度きり。つらくても、前に進もう――。そのように決めて、恋を葬っていく人も実際に少なくありません。

 恋を捨てていくその姿を、「ドライ」だと見ることもできるでしょう。しかしながら、自分の人生を諦めずに良いものにしようと奮闘することは、はたして「ドライ」なのか。見方を変えれば、自分の人生に責任を持ち、自分の力で幸せに向かおうとする、力強い姿とも言えるように思います。意志で恋を吹っ切ろうとすることは、場合によっては「感情のまま(相手を好きなまま)でいる」よりも、つらい過程になることも。それでも「共に生きていける相手を見つけよう!」と頑張っていけば、その成果を手にすることも期待できるでしょう。

 (2)「気付いたら、考える時間が減っていた」という状態を目指す

 彼への気持ちが“ゼロ”になるのを目指さないことも重要です。「時間の流れは解決してくれない」という記述も見られますが、1日に8時間、彼のことを考えていたトピ主さんが、来年の今日、1日3時間しか考えていない状態になっていれば、それは忘れる過程がうまくいっているということ。たとえ一生、彼を思い出したとしても、今のように「苦しく」ではなく、穏やかに懐かしく思い出せる日も来るだろうと思います。

 「気付いたら彼のことを考えない時間が、前より長くなっていた」となるためには、目の前の日々をとにかく一生懸命、生きること。そして、彼との接点をできるだけ持たないことです。何か目標や目的に向かって頑張ってみるのもいいですし、仕事でも趣味でも遊びでも創作でも、彼のことを一瞬でも忘れられるくらいに没頭できること、夢中になる対象を探してみましょう。

気の済むまで恋を続けても、誰も文句は言わない

 とはいえ、“可能性のない恋”は必ず忘れなくてはいけない……というわけでもありません。その人を思うだけで涙が出る。少し話しただけで、「死ぬほど幸せな気持ち」が湧いてくる。そのような狂おしいまでの恋心を味わうことだって、人生の醍醐味だいごみのひとつです。つらくとも、そんな大きな恋ができたことを喜び、納得いくまで相手をおもい続けるのも、長い人生で見れば、意義ある時間となるかもしれません。

 それに、人が現状にとどまっていたいと思うのは、そこに何かしらのメリットがあるから。そう考えればトピ主さんは、今はまだ「恋をしている喜び」を味わっていたいのかもしれませんね。いずれ、「彼を思って得られる幸せ」より「誰かと人生を生きていきたい気持ち」が上回るタイミングが来れば、自然にそういう選択ができるかもしれない。「今はまだ彼を好きでいたいのだから仕方ない!」ということならば、胸を張って恋を続けるのもひとつです。

 その選択をする自信がない、トピ主さん自身が現状に不安を感じているというならば、前項のような二つのアドバイスをぜひ参考にしてみてください。好きなだけ恋を続けるか、それとも意志でケジメをつけて、人生を前に進めるのか。トピ主さんは果たして今、どちらを強く望んでいるでしょうか。心と頭の声をよく聞いて、自分自身の答えを出していきましょう。応援しています。

発言小町のトピはこちら⇒「さっさと忘れる方法を教えてください」 

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外山ゆひら (とやま・ゆひら)

 女性誌の編集を経て、フリーランスに。主に対人関係、恋愛心理、コミュニケーションに関する記事や、エンタメ・カルチャーの紹介コラムを担当。芸能人から一般企業の方まで、例年100人前後のインタビューを実施。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

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