年齢を重ねると、純粋な気持ちで人を好きになれない!?

恋活小町

 「自分に正直じゃない結婚が多いのはなぜ?」と問いかける投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。「年齢を重ねるにつれ、純粋な気持ちで人を好きになることが難しいように感じる」という20歳代前半のトピ主さん。「仕事したくないから」「年齢的に」「世間的にも認めてもらえそうだから」と、それほど愛情がないにもかかわらず結婚する人たちに疑問を抱いています。「結婚は理屈ではなく愛しているからするものだと思う!」と主張しています。

愛のない結婚を見ると、なぜ“イライラ”してしまうの?

 投稿文からは、“愛のない結婚”をしている(ように見える)人たちへの怒りやイライラ感が伝わってきます。怒りというのは、とても強い感情です。トピ主さんはなぜそのように、腹だたしい気持ちになるのか。それはおそらく、他でもないトピ主さん自身が、「愛」だけを信じきれなくなっているからではないかと感じました。その心の中では、以下のような感情がない交ぜになっているのだろうと推測します。

 ・愛を重んじない人が多くて、悲しい

 ・私が結婚に抱いている「夢」を壊さないでほしい

 ・愛のない結婚を決められるなら、私だって楽なのに

 ・愛情を重んじている自分は、なんだか損をしているような気がする

 トピ主さんには、「愛のある結婚がしたい」「純粋な気持ちで人を好きになりたい」という願望があるのですよね。「付き合うのも別れるのも、結婚するのも離婚するのも、今の時代は重みがないように感じます」ともありますが、世間には不倫や離婚といった話題も氾濫しており、ロマンチックではない“現実”を見聞きすることに嫌気がさしているのかもしれません。

 しかしながら、トピ主さん自身も、年齢を重ねるにつれ、「純粋な気持ちで人を好きになる難しさ」を感じ始めている。そのためか、愛がなくとも結婚を決めていく人たちのほうが、人生の“いいところ取り”をしているようにも見えてしまい、自分の揺らぐ気持ちに、自分で抵抗しているようにも映ります。愛ではない理由で結婚を決めて「現実」を手に入れていく人たちをどこかでうらやむ気持ちがあり、それと同時に、現実的な選択ができない自分への苛立いらだちも、どこかで感じているのではないかとお察しします。

「そういう人もいるんだな。でも私は違うな」で構わない

 「せっかく誰かと人生を歩むなら、私は価値ある関係を築きたい」というトピ主さん。ですが、その“価値”というのは一人ひとりが決めるものです。「条件や環境のほうが、愛情よりも大事」という人がいたら、その人にとっては、それは十分に「価値のある結婚」ということになります。

 「自分に正直じゃない結婚のほうが多い気がしませんか?」とのことですが、その理屈で言えば、「皆、本当は愛が一番欲しいのに、手に入らないから、自分をだまして結婚している」ということになってしまいます。しかし、お金、生活、仕事、夢、家族、暮らす土地など、「愛情以外に人生で譲れないものがある」という人もたくさんいます。自分とは違う“ものさし”で結婚を決める人もいる。「そういう考えや生き方もあるのだな。でも私は違うな」。それでいいのです。そう考える癖をつけていきましょう。

それが「自分の美学」なら、信じて貫いていこう

 地に足を着けた生き方もあれば、愛の喜びに満たされて生きていく道もある。人の人生はすべて違うのですから、同じはかりで価値を測らなくてもいいのです。それに、きっかけが世間体だろうと何だろうと、誰かと結婚生活を続けていくことは、それほど簡単ではありません。トピ主さんは理解できないかもしれませんが、ある人にとっては、「結婚生活を続けること」が「愛の有無」よりも大事、ということもあるのです。

 とはいえ、頭ではわかっていても、心では理解したくない、というときもありますよね。イライラするときは、「もうみんな、私の夢を壊さないでー!」と叫んでもいいし、「私は絶対に愛のある結婚をする!」と紙に書いて貼っておいてもいい。自分の夢を壊すような情報はシャットアウトして、ロマンチックな愛を描いた作品を見聞きして、幸せな気持ちに浸っていてもいいのです。

 お金より、生活より、愛を信じたい。それは、トピ主さんの人生の美学。トピ主さんは、「誰かから見て幸せな人生」を送ることより、自分の心が愛に満たされる人生を送りたいのですよね。「自分がどう生きるか」を選択するのは、自分自身しかいません。「愛のある結婚」を自分にかなえてあげたいなら、ほかならぬトピ主さんが、それが叶う未来を信じる気持ちが大切になってきます。

 ただ、信念を貫くには、時に強さも必要です。気持ちが揺らぐときには、自分の美学を変える自由だっていつでも持っていることは、忘れないでくださいね。

 ともあれ、今は「純粋に人を好きになりたい」と強く思っているならば、そうしたピュアな気持ちで心の中をいっぱいにしておいたほうが、近い価値観を持った“愛を重んじる相手”にもきっと出会いやすくなることと思います。大好きだと心から思える相手に出会えるといいですね。応援しています。

発言小町のトピはこちら⇒「不思議です。」 

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外山ゆひら (とやま・ゆひら)

 女性誌の編集を経て、フリーランスに。主に対人関係、恋愛心理、コミュニケーションに関する記事や、エンタメ・カルチャーの紹介コラムを担当。芸能人から一般企業の方まで、例年100人前後のインタビューを実施。産業カウンセラー・心理相談員資格有。

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