男性は「頑張りすぎる女性」が好きじゃない? 戸惑っています

 「彼氏から、『頑張りすぎる女性は好きじゃない』と言われた」という投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。

  交際中の男性に「頑張りすぎる女性は好きじゃないな、もっとほわっとしてて欲しい」と言われたトピ主さん。その場は穏やかに収めたものの、後になってその言葉に疑問を感じ、「納得の出来ないことを言われたので戸惑っている」とのこと。「彼とはこれからもお付き合いを続けたいので、彼の言うとおりにするつもりですが、客観的に見てこれはどうなのか」と意見を求めています。

彼がそのような発言をした心理背景は? やきもちや劣等感の可能性も

 趣味サークルで広報紙作成を頑張っているトピ主さん。とはいえ、寝坊をしたり体調を崩したり、彼と会う時間に影響が出ていたりするわけではないそうです。彼は普段はとても優しく、人間的にも尊敬できる人なのに、なぜそのような批判的なことを言ってきたのか。下記のいずれか、または複数の心理が影響していると推測します。

 (1)別の世界に夢中になっている恋人を見て、「寂しさ」や「嫉妬心」を感じたから

 好きな相手に「独占欲」を抱いてしまうのは、典型的な恋愛心理。トピ主さんの彼も、自分が関われない“別の世界のこと”に夢中になっている恋人を見て、そのような感情を抱いたのではないでしょうか。さりながら、「自分以外のことに夢中になっている彼女を見るのは面白くない」とはカッコ悪くて言えない。寂しさのような、ちょっと面白くないような気持ちが、「頑張りすぎる女性は好きじゃない」といった遠回しな発言になって飛び出した可能性はあると思います。

 (2)「自分好みの女性でいてほしい」という気持ちから

 あるいは、自分の知らなかった恋人の一面を見て許容できなかった、自分好みの理想の恋人でいてほしいと思ったから……という可能性も。恋人にそうした思いをぶつけられたときに、「相手好みでいたいから努力しよう」と抵抗なく受け入れる人もいますが、「勝手な理想を押し付けられたくない」「ありのままの自分を好きになってほしいのに」などと強い不快感を覚える人もいます。トピ主さんも、そんなふうに感じたのかもしれませんね。

 (3)頑張っている人の側にいると、「劣等感」や「羨望」の気持ちを刺激されるから

 彼が「劣等感」や「羨望」の感情を刺激されたから、という理由も考えられます。彼がもし競争心が強かったり、「もっと頑張らなくては」と思いがちな性格だとすれば、「頑張り屋な女性の側にいると、自分も頑張らなきゃいけない気がしてリラックスできない」と言いたかったかのかもしれません。あるいは、夢中になれる趣味があるトピ主さんに対し、自分にはそういうものがないために羨ましさを感じた、という可能性もあるでしょう。

“しこり”が残る可能性も。「どう感じたか」を伝えてみよう

 いずれにせよ、今回の件で、トピ主さんは自分の長所を否定されたような気分になったのではないでしょうか。トピ主さんは好きで趣味を頑張っていて、生きがいも感じている様子。「自分の好きな自分」を恋人に否定されたら、悲しく思うのは当然だと思います。

 彼にトピ主さんを傷つける意図はなかったのかもしれませんが、どんな理由にせよ、彼の言葉が引っかかったのは事実ですよね。であれば、今からでも「私はこう感じたよ」「悲しかったから、もう言わないでほしい」などと正直な想いを伝えてみたほうが、“しこり”を残さずに済み、良好な関係を維持していけるように思います。

 それに、こちらが素直な気持ちを伝えれば、彼のほうも「実はこういう気持ちになったから、ああいう言い方をしてしまった」「言葉どおりの意味じゃなかったんだ」などと素直な気持ちを話してくれ、誤解が解けるかもしれません。

「好みの女性」を演じても、長続きしないかも

  「彼の言うとおりにするつもり」なんて記述もありますが、「ほわっとした女性」を演じることを、今後ストレスなくやっていけそうですか? 足並みをそろえることも必要ですが、「自分らしさを隠し、相手好みの女性を演じる無理」を重ね続けていけば、いずれ疲弊し、関係が破綻してしまう可能性も。趣味関連のことを隠そうとするあまり、彼にうそをついてしまう場面も出てくるように思います。それはあまり好ましくないですよね。

 ともあれ、今はまだ彼が本気で「頑張りすぎる女性が好きじゃない」と思っているのかどうかも不確かな状況。うやむやにするよりは、早めに話して解決しておくことをお勧めしたいです。

 仮に、彼が本当に「頑張る女性は嫌い、一緒にいたくない」と思っていると判明すれば、トピ主さんは「自分らしく交際できない」と感じ、今後のことを考え直すかもしれません。怖い気持ちもあるでしょうが、きちんと本音を伝え合うことは、長い目で見ればきっとプラスに作用するはず。「末長く一緒に歩んでいける相手かどうか」を知るためにも、ぜひ勇気を出して一度、話し合ってみてはいかがでしょうか。

 発言小町のトピはこちら⇒「頑張りすぎる女性は好きじゃない」と言われました 

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外山ゆひら (とやま・ゆひら)

 女性誌の編集を経て、フリーランスに。主に対人関係、恋愛心理、コミュニケーションに関する記事や、エンタメ・カルチャーの紹介コラムを担当。芸能人から一般企業の方まで、例年100人前後のインタビューを実施。産業カウンセラー・心理相談員資格有。