人としてありえない! 結婚予定だった彼と破局しました

 「2年程付き合って結婚するはずだった彼と別れたばかり」という女性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。別れの理由は、「価値観の違い」と「結婚をかなり待たされた事」だそうで、特に彼の言動に「大人として恥ずかしい」と思う瞬間が多く、自ら別れを決めたそうです。彼の過去の言動を挙げ、「皆様、こんな人と付き合えますか?」と読者に問いかけています。

念願どおり「他人」になれたのに……。気持ちが収まらない理由は?

 自分から別れを告げ、念願どおり他人の関係になれたのに、元彼に対する怒りが収まらない様子のトピ主さん。なぜ読者の共感を求めて投稿するほど気持ちが収まらないのか。その奥にある心情を理解することに、トピ主さんの未来へのヒントがあるように感じました。

 トピ主さんの心にはおそらく、以下のいずれか、あるいはいくつかの気持ちがあるのだろうと推測します。

 ・「結婚に至らなかったこと」への怒りや悲しみ

 ・自分が願っていたような形で愛されなかったことへの悲しさ、悔しさ

 ・彼のような相手に2年も費やした自分自身に対する情けなさ

 ・「この先の未来」が白紙になり茫然ぼうぜん自失としている

 ・「別れを決めたことは悪くない」と、誰かに背中を押してほしい

“そういう彼”でも結婚したかった? 苛立いらだちが伝染していた可能性も

 元彼は、相手の立場で考えないし、人や物に当たったり、夜中でも大声で怒鳴どなったりして悪びれもしない。別れ話のときには、反論した上にひどいことを言った。アラフォーなのに……ともつづられています。

 そうした言動に対し、「引いてしまった」「家族や友人にもいずれ迷惑をかける」「こんな人と一緒に居るのが恥ずかしい」と感じた、というトピ主さん。

 2年付き合って、彼の“人となり”が明らかになったわけですね。「結婚前にそういう相手だとわかり、別れてよかった」と考えることもできますが、投稿には「結婚を待たされたこと」も別れの理由だと綴られています。つまりトピ主さんには、“そんな彼”でも結婚したい思いがあった、ということなのかもしれません。もう少し早くプロポーズされていたら、結婚を承諾していたのかもしれませんね。

 もしも、交際初期は彼のことが大好きだったものの、プロポーズしてくれない苛立ちがあって、それが長引くなかで次第に彼に対して「幻滅していった」のだとしたら。トピ主さんの「結婚を焦る気持ち」が関係を悪化させる一因となった可能性も感じました。

 相手に苛立ちや不満を感じながら接していると、どうしても攻撃的な態度になってしまいがちです。そして攻撃的に接されると、相手も高い確率で攻撃的になります。実際、彼はトピ主さんに対して、攻撃的な態度をよく見せていたようですね。

不満をめない方法は? まずは自分に素直になってみよう

 もちろん、「彼の人格には問題がなかった」「トピ主さんのせいで彼が攻撃的になった」と言っているわけではありません。ただ、“プロポーズしてくれない彼”への不満をずっと持っていて、そのことが関係悪化を招いた――という可能性にもし思い当たる節があるならば、今後は少し「不満を溜め込まないこと」「素直になること」を意識してみるといいかもしれません。

 今感じている怒りや苛立ちを一通り出し切ったら、心の奥にある素直な気持ちを見つけて、優しく抱きしめてあげてください。「結婚できたら、という思いがあったんだよね?」「彼とうまくやれたらよかったね」など。自分の気持ちや望みに素直に向き合えていると、人にも素直な気持ちを伝えやすくなり、その結果、不満も溜まりにくくなります。

 そうしているうちに、今回の交際を振り返って、“発見”が得られるかもしれません。「何も言わずにイライラして接するくらいなら、自分から『こうしたい』と言ったほうがいいのかもしれない」「2年も待たず、早めに意思表示をすればよかった」「今度は最初から結婚前提で付き合える相手を探したいな」など。

 そうして得られた学びは、未来をよりよく生きる力になります。「幸せになることが一番の復讐ふくしゅう」とはよく言われますが、本当にそのとおり。自分の人生をどうにかできるのは、自分だけです。いつか「彼とのことは、私に必要な学びだったんだ」なんて笑顔で思える日が来るように。後悔や悔しさは自分の力に変えて、今日のこと、明日のことにエネルギーを注いでいきましょう。応援しています。

 発言小町のトピはこちら⇒「大人として恥ずかしい」 

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外山ゆひら (とやま・ゆひら)

 女性誌の編集を経て、フリーランスに。主に対人関係、恋愛心理、コミュニケーションに関する記事や、エンタメ・カルチャーの紹介コラムを担当。芸能人から一般企業の方まで、例年100人前後のインタビューを実施。産業カウンセラー・心理相談員資格有。