「結婚」のことばかり言ってくる友人と、距離を置きたい

 他県に住む既婚の友人と会うたびに、「結婚するのかしないのか?」聞かれて面倒だ――という投稿が発言小町に寄せられました。トピ主さんは40歳女性。悩んだ末、体調不良を理由にその友人と会うのを断ったそうですが、今回は「独身者と既婚者の友人付き合い」について考えてみましょう。

過去には感謝しながら、今、心地よいと感じる関係を求めていこう

 独身者と既婚者の付き合い方は、多くの女性が悩むところ。お互いの “現在進行形の関心事”が違うために話が合わなかったり、相手の恋愛や子育てのことについて繊細な共感や気遣いをするのが難しく、ピリピリした空気になってしまったりすることもあるようです。

 趣味やキャリアの悩みなど他に共通の話題があり、お互いのことを本当に思い合える仲であれば問題ないのですが、そうした深い友情関係はなかなか持てるものでもありません。「気持ちよく話ができなくなった」と感じたら、無理をしないことをおすすめします。これまで仲良くし合えることには感謝しつつ、時間とともに物事が変わっていくのは自然なことと考える。そんなスタンスです。

 その上で、“新しい関係”にも目を向け、今の自分が心地よいと思える人たちとの交流に時間やお金を使っていくようにすると、気持ちよく過ごせる時間は今よりも増えていきます。

 それに、人間関係の“旬”はまたやってくることもあります。お互いに「そういえば彼女どうしているかな」なんて思いをはせる日が来ることも。縁を切るというよりは、「またいつか仲良くできるかも」と考え、“ふんわりと距離を置く”形を取っておくと、お互いに嫌な感情のしこりも残りにくいでしょう。

コミュニケーション術で解決できることも

 友人たちに意見されることにストレスを感じているようですが、他人の言動をコントロールすることはなかなか難しいもの。そうであれば、こちら側が“心を乱されないようにするためのコミュニケーション術”を体得してしまうのも一案です。

 異なる価値観の人に意見されたときは、「そういう考えもあるんだね」と返し、一つの意見として賛成も反論もしないでおく。話す前に「ただ聞いてほしいだけなんだけど、いいかな?」と前置きしてみたり、「私も時間を割いているけど、相手も私に時間を使ってくれているのだな」といった感謝の気持ちを忘れないようにしてみたりするのも一つです。

 人間関係の悩みは、ちょっとしたコミュニケーションで丸く収められることも意外に少なくないので、こうした解決方法を考えてみるのもおすすめです。

 「人と関わり合う楽しさ」も忘れずに

 投稿には「どうして人は、他人が気になるんだろ?」といった疑問もつづられています。

 「気になるというよりは、話のネタがないから適当に聞いているだけ」といった場合もあるでしょうが、人が他人の動向を必要以上に気にするのは、自分の生き方や選択に自信がないときや、物事がうまくいっていない時期に顕著になります。答えたくなければ、「あなたは最近どうなの?」と聞いてあげるのも一つです。

 それに、「他人が気になる」というのは決してネガティブなことばかりではありません。お互いに興味や関心を持ち合うことで、人間関係は成立するもの。異なる視点や自分以外の世界の情報などが得られなくなると、視野の狭い人間にもなってしまいがちです。

 人との関わりにはいろいろと面倒な面もあるのは事実。しかし、お互いの人生に興味を持ち合いながらも、程よい距離から「あなたが一番幸せだと思う生き方をしてね」と応援し合える、そんな友情関係が一つでも得られたらありがたいですよね。面倒なことは自分なりに乗りこなしていく方法を見つけ、できるだけ“人との関わり”のポジティブな面を見つめていけたら、人生はきっと彩り豊かなものになると思います。

発言小町のトピはこちら⇒「そっとしといて欲しい」

 

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外山ゆひら (とやま・ゆひら)

 女性誌の編集を経て、フリーランスに。主に対人関係、恋愛心理、コミュニケーションに関する記事や、エンタメ・カルチャーの紹介コラムを担当。芸能人から一般企業の方まで、例年100人前後のインタビューを実施。産業カウンセラー・心理相談員資格有。