久々のデート。楽しさより「不安」「面倒くささ」が勝ってしまいます

 発言小町に「40歳、10年ぶりのデート。」という投稿が寄せられました。

 今年40歳を迎えるトピ主さんは、婚活パーティーで出会った相性のよさそうな男性から「デートをしましょう」とお誘いを受けましたが、「楽しみよりも不安と面倒臭さが肩にのしかかっています」といいます。どんな心構えで行けばいいか、アドバイスを求めています。

緊張や不安はどこからやってくる?

 「かなり緊張している」「久々の男性との個人的接点を面倒臭く思ってしまう」というトピ主さん。察するに、チャンスが来たと感じているものの、それをつかみに行くのが怖い、億劫おっくうだ、という心境なのでしょう。

 緊張、不安、面倒くささ。このような感情が湧き起こる理由は、“期待”の大きさと関係があります。人は「失敗・失望したくない、この恋を成功させたい」という期待値が高くなるほど、「うまくいくかどうか」という結果を考えすぎてしまう。そのために過度の緊張や不安が生まれ、張り詰めた心に自分自身が疲れてしまい、面倒くさくなっていきがちです。

 20代はそれなりにモテた時期もあったものの、30代はなかなか好きな人に振り向いてもらえなかったり、結婚を考えられなかったりで、交際に至った相手がいない……というトピ主さん。恋愛ブランクがあるために、「今の自分は、彼に好かれる振る舞いができないに違いない」「どうせダメになるならサッサと諦めたい」といった気持ちも、無意識のうちに働いているのかなと推測します。

「どうなるか分からない」ときこそ、楽しんでみよう

 彼にいい印象を持っているならば、期待してしまうのは当然。でも、まだ1回しか会っていない関係ならば、すごろくで1マス目にいる状況、と考えてみるといいかもしれません。次にさいころを振って、いきなり「6」が出てぐっと関係が進展するかもしれないし、「1」進んだと思ったら「スタートに戻る」となるかもしれない。しかし、スタートより前に戻ることはありません。そう考えれば、「どうなっても、まあ大丈夫」なんて気楽な気持ちになってはきませんか?

 「どうなるか分からないときこそ、楽しんでみよう!」という心構えもおすすめです。「うまくいくことばかりを期待する」のではなく、「どう転ぶかな?」とちょっと静観するような感じで、自分に起こる出来事を見てみるのがポイントです。「恋がダメでも死ぬわけじゃなし、うまくいかない結果になっても、それはそれまでだ!」なんて捉えやすくなると思います。

 ちなみに、タレントの壇蜜さんは「面倒だ…という気持ちになったら、『今の暮らしより良くなるなら行こう』と自分に言い聞かせてみるようにしている」と自著で語っています(『どうしよう』壇蜜著 マガジンハウス発行より)。そうした心持ちも、参考にさせてもらうといいかもしれませんね。

「フランクすぎる言動」には、注意が必要なことも

 今回の彼は「条件」ではなく「相性」で選んだとのこと。投稿からは、トピ主さんがこの男性を気に入っている様子が伝わってきます。

 ただ少し気になるのは、彼の言動です。トピ主さんは「これまでの方と違い最初から普通に友達感覚で話せる」ことをプラスに捉えているようですが、「緊張している事を伝えても、『またまた~』と一笑される」「何が何でも連れ出そうとしてくれる」といった態度や、「とりあえず1日デートに付き合ってみてよ」といった強気な発言の数々は、遊び慣れている男性の特徴でもあります。

 相手の女性に本気でよく思われたい男性は、緊張を笑い飛ばしたり、無理やり連れ出そうとしたりするようなことはあまりしないようにも思います。「お食事に行きましょう、映画に行きましょう、とかではなくデートしましょうとお誘い頂きました」という点も、そう言うと女性が喜ぶことを知っているからで、女性慣れしている可能性を感じました。

 もちろん言葉のニュアンスにもよりますし、人付き合いの感覚もそれぞれではありますが、婚活パーティーに来ていて、女性に慣れている男性の一部には、真剣度が低い人もいるようです。もしも次のデートでベタベタ触ってくるようだったり、強引に進展させようとしたりしてきた場合は、本気度は低いと判断してもいいかもしれません。中には、照れ隠しで軽い態度を取る男性もいますが、トピ主さんが真剣なお付き合いを求めているのであれば、相手の真意を見極める多少の冷静さと、「ノー」と言える勇気だけはしっかり持っておきましょう。

 ともあれ彼が気になっているならば、このまま関係を切ってしまうのも後悔が残るはず。多少の警戒心は持ちつつも、一度くらいは二人で会ってみてはいかがでしょうか。緊張するならば、短時間で済むような時間帯に設定するのもおすすめです。二人きりで会うと印象が変わる可能性もありますし、「この関係をどうするか」の答えは、その後で出しても少しも遅くないと思います。

外山ゆひら (とやま・ゆひら)

 女性誌の編集を経て、フリーランスに。主に対人関係、恋愛心理、コミュニケーションに関する記事や、エンタメ・カルチャーの紹介コラムを担当。芸能人から一般企業の方まで、例年100人前後のインタビューを実施。産業カウンセラー・心理相談員資格有。