結婚の“リスク”ばかりを考えてしまう……前向きに考えるには?

 掲示板サイト「発言小町」にリスクばかり考えてしまいますという投稿が寄せられました。12歳上の彼との結婚を予定している34歳のトピ主さんですが、年の差婚や子育て、仕事などに対して「リスク」ばかりを考えてしまっています。全てに尻込みするような心境のため、将来を前向きに考えられるアドバイスを求めています。

「変化」に億劫おっくうになりやすいタイプなのかも?

 結婚すると、さまざまな「変化」が起こります。世の中には、変化することに対してワクワクと楽しむ気持ちになりやすい人もいますが、トピ主さんはそうではなく、新しい環境や変化に不安を感じやすいタイプなのかもしれませんね。

 今まで入学時や新年度、就職の前後などにも、“尻込みするような気持ち”になった経験はありませんか? もしそんな気持ちに最初はなったとしても、新しい環境になじめた後は楽しめるようになった……ということもきっとあるはず。そうした状況と重ねてみて、「今の私は変化を怖がっているだけなのかも」「慣れたらきっと楽しくなる」などと思えたら、少し安心できるかもしれません。

 いつもはわりと楽観的なのに、今回の結婚だけ尻込みするような心境になっている……という場合は、「今の彼との結婚」に何かしらの引っかかりを感じている可能性も。納得できないうちは決断を急がず、様子見をしてみるのもひとつです。

「一緒に困難を乗り越えていける相手」だと思える?

 自分や家族にトラブルが起きたときや病気になったときなどに、「今の相手と結婚したい」「この人しかいないと確信した」といった話はよく聞きます。困難を一緒に乗り越えてくれるという心強さが、結婚の決め手になったケースですね。

 トピ主さんは今の彼に対し、まだ「協力しあって生きていける相手だ」という確信を持てていないのかもしれません。そうなのであれば、一緒に旅行をしてみるのもおすすめです。海外などいつもと違う環境で、さまざまな局面を共に乗り越えることができれば、「この人となら、何が起きてもやっていけそうだ」という前向きな気持ちに変化する可能性もあるでしょう。

いろんな結婚例の「リスク」を考えてみると…

 年上の彼との結婚のリスクが気になっているようですが、年下の彼や、同年代でも“いい夫”でなかった場合などで起こるリスクも考えてみるといいと思います。どんな相手との結婚にもリスクはあり、考えようと思えば、いくらでも気になるポイントが出てくることに気づけるはず。周りの友達だって、“リスクゼロ”の結婚をしている人はほとんどいないのではないでしょうか。

 でも、そこに何かしらのリターン(自分の望む幸せや生活など)があると信じるから、多少のリスクを取りつつも、その選択に踏み出していくのでしょう。

 今の彼と結婚することによるリターンを具体的に思い描けないのであれば、「彼と結婚するリスク」と同時に、「彼と結婚しないリスク」も考えてみるといいと思います。「どちらかのリスクを選べ」と言われたら、気持ちに針はどのように振れるでしょうか。その答えから、自分が本当はどうしたいのか、心の声が聞こえてくるかもしれません。

「自分を幸せにする準備」がまだできていないのかも?

 投稿からは、「苦労したくない、傷つく結果になりたくない」といった心理も読み取れます。もしもトピ主さんが、「自分の幸せは他人や運命にどうにかしてもらうもので、不幸せなことに対しても不可抗力」だと思っているならば、どのような相手との結婚でも、幸せを感じるのは難しいかもしれません。

 1人で生きても、2人で生きても、苦労や傷つくことは起こります。でもそれをどう受け止め、乗り越えていくかは自分次第でもあります。相手の愛情や存在だけが“幸せの素”だと考えず、自分自身が持つ”力”も信じる訓練をしていきましょう。「何が起きても、その時々で私は私を幸せにする選択をしていけばいい」と未来の自分を信じることができれば、結婚への恐れも軽減するはずです。

 以上、前向きに考えるコツをいくつか紹介しました。どうしても気が進まない結婚を断行する必要はないと思いますが、将来を前向きに考える参考になれば幸いです。納得いく決断ができるといいですね。応援しています。

外山ゆひら (とやま・ゆひら)

 女性誌の編集を経て、フリーランスに。主に対人関係、恋愛心理、コミュニケーションに関する記事や、エンタメ・カルチャーの紹介コラムを担当。芸能人から一般企業で働く人まで、毎年100人前後のインタビューを実施。産業カウンセラー・心理相談員資格有。