女性の一人旅にもオススメ! 安心、退屈知らずのクルーズ

リフレッシュ! 極上旅

 シンガポールを出発し、3泊4日でアジアの洋上をクルーズするプレミアム船「ゲンティン ドリーム」。クライマックスの3日目は、プーケット(タイ)に寄港して観光を楽しみました。船に戻っても、まだまだ時間はたっぷり。プールで泳いだり、ショーを見たり、バーでカクテルを飲んだり。一人で気ままに、いろいろなアクティビティーを楽しめるのも、クルーズの魅力です。

寄港地プーケットでオプショナルツアー

 3日目の朝8時、プーケットのパトンビーチに到着。広大なプーケットでは、有料のオプショナルツアーに参加することにしました。高さ45メートル、幅25メートルの大仏が山頂に鎮座する「ビッグブッダ」、有名な「シャロン寺院」などを巡る、約5時間半のバスツアーです。

 パトンビーチは大型船が着岸できないため、沖沖合に停泊したクルーズ船からテンダーボートに乗り換え、岸まで移動します。1つめの寄港地ペナンのように、港に着岸できるケースに比べると多少時間はかかりますが、テンダーボートから眺める「ゲンティン ドリーム」は、なかなかの見ごたえ。まるで、大海原から我が家を見ているような気分です。

テンダーボートに乗り換え、ビーチに向かう

 ツアーは、レセプションに併設されているショアエクスカーションデスクで簡単に申し込めます。私が申し込んだツアーは大人気で、大型バス数台分の参加者がいました。ガイドは英語のみですが、バスで連れて行ってくれるので、土地勘がなくても心配はありません。申し込む前は「団体行動は面倒くさいかな?」とちょっと迷ったのですが、自分で入場料などを手配する必要はいっさいなく、結果、とてもラクチンでした。

 訪ねたビッグブッダは、奈良・東大寺の大仏の約3倍のサイズ。大きさはもちろんのこと、山頂にあるので眺めも良く、観光スポットとしても人気のようです。

ナークッド山の山頂に祀られたプーケット最大の仏像、ビッグブッダ

 シャロン寺院はプーケットを代表する寺院。1876年に中国移民の反乱を鎮圧した3人の高僧の像が祭られています。平日でしたが、学業成就や商売繁盛、健康、成功などを願って、全国から熱心な仏教徒たちが訪れていました。観光客と地元の人でにぎわうお寺は、パワーがみなぎっていて、元気になれます。

プーケットで最も有名なシャロン寺院。朱色の屋根が青空に映える

 このツアーには、私と同様に一人で参加している女性も多く見かけました。家族連れや友達との旅でも、寄港地だけ別行動できるのは、クルーズ船の便利なところです。アクセスを調べたり、治安を心配したりすることなく、のほほんと一人歩きを楽しめました。

気軽に自由に洋上ライフを楽しむ

 プーケット観光を終え、船に戻ったのは午後2時近く。ランチを食べ損ねてしまったので、24時間営業の東南アジア料理店「ブルーラグーン」で食事をすることにしました。いつでもオープンしているレストランがあると、食事の時間に縛られることがなく、行動の自由度も高まります。

 メニューには、マレーシアで定番の麺料理ラクサや、シンガポールの海南チキンライスなど、屋台風料理がずらり。オーダーしたラクサは、スパイスと濃厚なココナツミルクが利いて、まさに東南アジアの街中で食べているようなお味でした。思わずビールがすすみます。

ブルーラグーンはアジアの屋台を思わせる内装とメニュー

 食後は、すっかりこの船のお気に入りスポットとなった、プールデッキへ。水着に着替えて泳がなくても、ここで海風に当たりながら読書をしたり、うたた寝したりするのも、とても気持ちがいいものです。夕方の早い時間に「サンデッキバー」でハッピーアワーのカクテルを飲むのが日課となりました。

夕方はハッピーアワーでカクテルがお得な価格に

 もちろん、私がのんびりとくつろいでいる間にも、船内ではさまざまなショーやイベントが開催されています。船内を歩いていて偶然、アクロバチックなショーに出くわしたことも。

中央デッキでは、アクロバチックなパフォーマンスに遭遇!

 女性一人で過ごせる場所もたくさんあります。たとえば、テーマの異なる四つのバーが集まる「バーシティー」。ウイスキーのジョニーウォーカー、ワインのペンフォールズ、シャンパン、カクテルと、魅力的なお酒がそろいます。ほろ酔いになってしまっても、クルーズは客室まで簡単に帰ることができるので安心です。

「バーシティー」の「バブルス」でシャンパンを1杯
最終日前夜、海上に花火が打ち上げられる(天候によって中止の場合も)

 この日のメインイベントは、夜にメインプールで開催される「ドリームナイト」。3泊以上のクルーズで、最終日の前夜に行われるプログラムです。会場は各国のゲストが参加するダンスパーティーで盛り上がり、海上には盛大な花火が。参加は自由で無料、もちろん、堅苦しいドレスコードもありません。気軽に楽しみつつ、クルーズの華やかさを満喫できる時間でした。

ドリームクルーズ

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芹澤和美
芹澤和美(せりざわ・かずみ)
旅行ライター

 編集職を経て、1996年、中国・上海へ短期留学。帰国後、フリーランスの旅行ライターとして活動。主なフィールドは、98年から通い続けているマカオや、中国語圏、アジア、中米、南アフリカ。主に、旅行雑誌やカード会員誌、機内誌、新聞などで国内外の旅行記事や紀行文を掲載。著書に『マカオノスタルジック紀行』(双葉社)。

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