古都ルアンパバーン 女性ひとり旅を楽しむホテル

リフレッシュ! 極上旅

 街がコンパクトで歩きやすく、リラックスした雰囲気があって治安もいいラオス・ルアンパバーンは、女性一人でも楽しめるデスティネーションです。一人旅では、安心して滞在できる素敵なホテルを選びたいもの。私がチョイスしたのは、今年3月に誕生した「アヴァニプラス・ルアンパバーン」。決め手は、街の中心地という絶好のロケーションでした。

街の喧騒を忘れさせるスモールラグジュアリー

 熱帯モンスーン気候のルアンパバーンでは必然的に、日中はホテルでゆったり過ごし、涼しい朝や日没後にそぞろ歩きをするスケジュールとなります。夜も安心して歩くことができて、日中に楽しく過ごせるプールやスパを完備したホテルを探し、見つけたのが「アヴァニプラス・ルアンパバーン」でした。ルアンパバーン名物、ナイトマーケットの入り口まで歩いてすぐのところにあります。

中庭とプールを囲むようにしてゲストルームがある

 バンヤンツリーが茂る中庭とプールを取り囲むようにしてゲストルームがあり、リゾート感もたっぷり。街の中心地にありながらも、敷地内に入ってしまえば街の喧騒は届かず、リラックスして過ごすことができます。全53室しかないこともあり、ゲストの賑やかな声に悩まされることもありません。

暑い日中は、部屋でゆっくり過ごすして体力を温存

 この静かな環境が気に入って、暑い日中はずいぶん長い時間を部屋で過ごしていました。テラスでプールを眺めながら、ラオスのビール「ビアラオ」を飲んだり、読書をしたり、うたた寝をしたりするのは、なんとも贅沢。一人旅だからこその、気ままで自由な時間です。

風通しのいい館内は、インテリアもシンプルで優しい雰囲気

 小さなホテルですが、敷地内にはスパもあります。私は到着した日にマッサージへ。長い飛行機での移動の疲れをリセットして、気持ちよく旅をスタートさせることができました。

中庭とプールを見下ろす「デラックス・プール・ビュー・ルーム」
アジアンリゾートらしい籐のグッズは地元の手作り

 サプライズだったのは、早朝の托鉢がホテルの目の前で行われていたこと。夜明けとともに始まる托鉢も、目覚めたらさっと着替えて見学したり、お布施を体験したりすることができます。ちなみに、観光客用のお布施セットを押し売りしようとする女性たちが群がってきますが、これは現地ではルール違反。ホテルのデスクにも、「お布施は路上の売り子からではなく、ローカルマーケットで購入してください」という説明書きが置かれていました。

ホテルにいながらにしてローカルフードを楽しむ

 私はふだん、ホテルに朝食がついていても、あえて食べないことがほとんどです。「旅先ではローカルの朝ごはんが一番!」と思っているから。でも、この旅では、ホテルで朝食を食べるのが日課となっていました。

スタッフと仲良くなれるのも小さなホテルならでは

 その魅力は、ラオス風お粥や地元で採れたフルーツなど、ローカルの食材がふんだんに使われていること。風が心地よいプールサイドで朝食を取りながら、サービスをしてくれるスタッフに街の情報を教えてもらうのも、楽しい時間でした。部屋数が少なく、スタッフとすぐに仲良くなれるのも、女性の一人旅ではうれしいポイントです。

ラオス風お粥や南国フルーツ、フレッシュジュースなど、ホテルの朝食でもローカル食を満喫

 旅先のディナーは、街の飲食店に行くのが楽しみですが、歩き疲れた日はホテルでのんびりと食事をしたくなることもあります。私もこのホテルのレストランで食べる日が何度かありましたが、しっかりとローカルの雰囲気も楽しむことができました。バイクが行き交う通りを眼下に眺めるテラス席は、静かな環境にいながらにして賑やかなローカルの雰囲気を味わえる特等席です。

客室とは別棟にあるレストラン。静かにくつろげるバーコーナーも
賑やかな通りを見下ろすレストランのテラス席。ひとりで食事するのなら、ここが特等席

 ディナーも地元の食材を使ったメニューが充実しています。バナナの葉で包んで焼いたメコン川の魚はまったく臭みがなく、ラオス産ビーフはジューシーでかんだときの甘みがしっかり。街中の食堂とはまた違ったルアンパバーンの味覚を味わうことができました。

ラオス産のビーフは想像以上のおいしさ!

 食事や環境が満足できたのはもちろん、うれしかったのは、ターンダウンサービス(眠れるようにベッドメイキングをするサービス)のときに置かれていた日替わりのプチギフト。伝統衣装を着た小さな人形のキーホルダーは、今も大切に使っています。

●アヴァニプラス・ルアンパバーン

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芹澤和美
芹澤和美(せりざわ・かずみ)
旅行ライター

 編集職を経て、1996年、中国・上海へ短期留学。帰国後、フリーランスの旅行ライターとして活動。主なフィールドは、98年から通い続けているマカオや、中国語圏、アジア、中米、南アフリカ。主に、旅行雑誌やカード会員誌、機内誌、新聞などで国内外の旅行記事や紀行文を掲載。著書に『マカオノスタルジック紀行』(双葉社)。

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