「日本一の星空」がある阿智村 ガイドと行く周遊バスツアーで堪能!

リフレッシュ! 極上旅

 日本一の星空の下で楽しむ冬期限定のイベント「天空の楽園 Winter Night Tour STARS BY NAKED」や、美人の湯で知られる昼神ひるがみ温泉など、冬の楽しみが満載の長野県阿智あち村。山間にあるため、アクセスは自家用車やレンタカーがないと無理……と思いがちですが、車がなくても心配はいりません! ペーパードライバーの私も、公共交通機関や周遊バスを使って存分に旅を満喫してきました。

旬の味や風景を楽しめる穴場バスツアー

 東京のJR新宿駅から上諏訪駅へ特急あずさ号で約2時間半、上諏訪駅から阿智村の昼神温泉郷までバス(阿智★昼神バス諏訪便)で約1時間半。旅を計画した当初は「遠いなあ」と思っていたけれど、車内で本を読んだり、車窓を眺めたりと、くつろぎながら移動することができました。

 この旅の最大の目的である美しい星空と温泉を堪能した翌日は、昼神温泉発着のツアーバス「阿智村周遊バス」を利用してみることに。宿をチェックアウトしてからツアーに参加し、昼神温泉郷に戻ってランチを食べた後、15時に上諏訪駅行きのバス(阿智★昼神バス諏訪便)に乗るという、ちょうどいいスケジュールで動くことができます。

 料金はガイド付きで2000~4000円とリーズナブル。「阿智☆昼神観光局」のホームページのほか、宿泊している旅館のフロントで前日17時まで申し込むことができます。

隣接する飯田市のりんご農園を訪れるツアーも

 阿智村とその近郊を訪れるこのツアーの良いところは、季節ごとにりすぐりの場所へ案内してもらえること。月替わりのツアーには、4月の「どこへ行くかは花次第!お花見ツアー」、5月の「樹齢1800年!県内最大級の巨木からパワーをもらう!ツアー」、6月の「伝統手作り花火の里『清内路』へ田舎満喫ツアー」など、興味を誘うものが並びます。

竹のまわりに生地をつけ、くるくると回しながら焼けば、バウムクーヘンのできあがり

 私が参加したのは12月の「竹でバウムクーヘン作り」。体験型観光農園の「三和農園」を訪れ、竹を芯にしてバウムクーヘンの生地を重ね焼きするという、ユニークな体験をすることができました。甘い香りに包まれる農園で、おいしいりんご作りに情熱を燃やす生産者の方と話ができたことも、心に残っています。

甘~いいちごを食べたあとは、もうひと風呂!?

 阿智村や近郊の自然には癒やされましたが、何より楽しかったのは、ガイドさんのトーク! 笑いを交えたローカル話が楽しくて、よりいっそう阿智村が好きになってしまいました。地元の人とのふれあいも、旅の醍醐味だいごみです。

 現在実施されているツアーは「喬木たかぎ村のいちご狩りと絶品スイーツ」(3月31日まで)。環境にやさしい農業を行う生産者に与えられる「エコファーマー」の認定を持つ「喬木村農村交流研修センター」を訪れ、甘いいちごをたっぷりと味わいます。その後、地元野菜や加工品を販売する「COCOROファーム」を訪れるので、ご当地ならではのお土産も見つかりそうです。

旬の味覚をたっぷりと味わって!

 ツアーから戻るのはお昼の12時。15時発の上諏訪駅行きバスが来るまでの間、阿智村の日帰り温泉施設「湯ったり~な昼神」でお湯につかったり、郷土料理のランチを楽しんだりしていると、あっという間に時間が過ぎてしまいます。

COCOROファームで迎えてくれたのは、かわいらしいヤギ

 公共交通機関と、現地発着のバスツアーを利用した1泊2日の阿智村旅行。「車の運転ができなければ行けない場所かな」と思っていただけに、想像以上に楽しめる旅となりました。一人旅なら車窓を眺めたり居眠りしたり、友達との旅ならお酒もちょっと飲んだり。そんなのんびり旅行も、たまにはいいものです。

阿智☆昼神観光局

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芹澤和美
芹澤和美(せりざわ・かずみ)
旅行ライター

 編集職を経て、1996年、中国・上海へ短期留学。帰国後、フリーランスの旅行ライターとして活動。主なフィールドは、98年から通い続けているマカオや、中国語圏、アジア、中米、南アフリカ。主に、旅行雑誌やカード会員誌、機内誌、新聞などで国内外の旅行記事や紀行文を掲載。著書に『マカオノスタルジック紀行』(双葉社)。

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