「日本一の星空の村」阿智村の美人湯で、心とお肌に栄養補給!

リフレッシュ! 極上旅

「ユルイの宿 恵山」の露天風呂

 「日本一星空がきれいな村」として知られる長野県阿智あち村。この村を旅するもう一つの大きな楽しみといえば、温泉です。お肌がつるつるになる美人湯に入って、美しい星空を眺めて……。阿智村の旅は、星空だけでなく、心もお肌もピカピカにしてくれます。

山あいの温泉郷はパワースポットでもあった?!

 環境省が2006年に実施した全国星空継続観察で、「全国で星が最も輝いて見える場所」に認定された長野県阿智村。3月31日(土)まで開催されている冬期限定のイベント「天空の楽園 Winter Night Tour STARS BY NAKED」を楽しむため、多くの旅行者が訪れています。

 旅の拠点となるのは、村内にある昼神温泉郷。1973年のトンネル工事の際に偶然温泉が湧出した、比較的新しい温泉地です。「日本屈指の美人の湯」ともいわれるのは、Ph(ペーハー)9.7という強アルカリ性の泉質であるため。さらに、保湿には欠かせないナトリウムイオンと塩素イオンが豊富と、女性の味方ともいえる温泉なのです。

阿智川沿いに広がる昼神温泉郷

 阿智川の近くには、19軒の温泉宿と1軒の日帰り温泉施設が点在しています。昼神温泉に到着してすぐに感じたのは、温泉街にありがちな雑然とした雰囲気がないということ。この村では飲食店などのネオンを条例で厳しく規制しているのだといいます。

 宿にチェックインした後、さっそく、阿智川沿いを散策。春には桜が満開となり、秋はイチョウ並木となる川沿いも、この季節はひっそりとしています。でも、川は底が見通せるほど透明だし、空気は澄んでいるし、とても気持ちがいい! 思い描いたとおりの里山の雰囲気に、すっかり心が和んでしまいました。

昼神温泉を災いから守っている「湯屋守様」

 散策の途中で見つけたのは、宿の前に立つ大きなわら地蔵の「湯屋守ゆやもり様」。これは、「12月から3月までの間、この地の守り神である湯屋権現様が温泉に入って休養される。代わりに昼神温泉を守るのが湯屋守様」というストーリーに沿ったもので、多くの旅館の前に置かれていました。ちなみに、湯屋権現様と同じ昼神温泉のお湯につかることで、1年間の御利益が約束されるのだとか。真冬の昼神温泉は、パワースポットでもありました。

あれもこれも買いたくなる、温泉郷の朝市

 国内でも海外でも、旅に出ると立ち寄りたくなるのが青空マーケット。昼神温泉には、なんと365日、休むことなく開催されている朝市がありました(朝6時半~8時。4月~10月は6時~)。星空を眺め、温泉で温まった翌日、ちょっと早起きして朝市へ。

ここでしか買えないものがいろいろとあって、目移りしてしまうほど

 ずらりと並んでいたのは、採れたての野菜や旬の果物だけでなく、パンや手作りのジャム、ジュース、漬物など。旅先でなかなか生鮮食品は買えませんが、リンゴのシロップやお酒のおつまみにぴったりの漬物は、最高のお土産になります。

朝市にあった名物の市田柿(左上)、ほかにも、お土産にしたくなるものがたくさん。オリジナルの買い物袋もかわいらしい(左下)

 ここは決して、観光地化されたような大きな朝市ではありません。地元の人たちが日常的に利用している昔ながらの市場です。でも、料理好きの人なら、安全で新鮮な食材や、珍しい加工品にかれるはず。私も両手いっぱいに買い物をしながら、「お茶飲んできな~」という声に甘えて温かいお茶をいただいたり、出店している人たちと立ち話を楽しんだり、厳しい朝の寒さを忘れるような、ほのぼのとした時間を過ごしました。

南信州 昼神温泉公式観光サイト 日本一の星空の村 長野県阿智村

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芹澤和美
芹澤和美(せりざわ・かずみ)
旅行ライター

 編集職を経て、1996年、中国・上海へ短期留学。帰国後、フリーランスの旅行ライターとして活動。主なフィールドは、98年から通い続けているマカオや、中国語圏、アジア、中米、南アフリカ。主に、旅行雑誌やカード会員誌、機内誌、新聞などで国内外の旅行記事や紀行文を掲載。著書に『マカオノスタルジック紀行』(双葉社)。

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