運気がアップするかも!? 鎌倉きってのパワースポットへ

リフレッシュ! 極上旅

 東京から電車で約1時間とアクセスもよく、自然に恵まれた鎌倉。あちらこちらに名刹めいさつがあり、地図を片手に歩くのが楽しい場所です。あまり時間がない旅でも、ご心配なく。鎌倉駅周辺を歩くだけで、古都の風情をたっぷり満喫できます。まずは、「鶴岡八幡宮」から巡ってみましょう。

鶴岡八幡宮で仕事運をチャージ!

 鎌倉駅から最も近い名所といえば、「鶴岡八幡宮」。全国に八幡宮は多数ありますが、ここはその中でも全国的に知られる神社で、境内は国の史跡に指定されています。鎌倉初代将軍・源頼朝公が信奉し、武士の守護神として厚い信仰を集めました。創建から800年の時を経た今も、頼朝公にあやかり勝運や出世運を高めるパワースポットとして、人々に慕われています。

御利益がありそうなお守りをゲット! 左から、「縁結守」は静御前の詠んだ歌に出てくる「おだまき」がモチーフ、「仕事守」には流鏑馬(やぶさめ)が描かれている。鳩や折り鶴をかたどったお守りもあいらしい

 鎌倉駅を降りたら、「若宮大路」と呼ばれる参道を歩いて八幡宮へ。由比ガ浜から続くこの道には、三つの鳥居があります。注意して歩くと、二ノ鳥居付近から三ノ鳥居付近に向かって、道幅が狭くなっていることに気づくはず。これは、遠近法を利用して、参道を実際の距離より長く見えるようにした工夫です。敵に攻め込まれた際、視覚的に長い道と錯覚させるための軍事的な意図もあったのだとか。

 鳥居をくぐるたび、神域に近づくのだと気を引き締めて、若宮大路を歩くこと15分。境内に入ると、源平池や太鼓橋、荘厳な雰囲気の舞殿など、次々と美しい景観が目に飛び込んできて、心が洗われます。

鶴岡八幡宮の本宮。三つの社殿を連ねた特徴的な流権現造(ながれごんげんづくり)

 鮮やかな朱塗りが美しい本宮で、姿勢を正して参拝。鶴岡八幡宮は風水で見ると、三方を龍脈りゅうみゃく(地中を流れる「気」の通り道)が強い山に囲まれていることから、エネルギーがみなぎる「龍穴りゅうけつの地」とも言われています。仕事で悩みを抱えていたり、キャリアアップを狙っていたりするときに訪れれば、決断力や行動力を授けてもらえるかもしれません。

鎌倉野菜と和スイーツでほっこり、運気アップ指南ですっきり

 参拝の後は、参道のすぐ西側に伸びる商店街「小町通り」へ。約360メートルの区間に、スイーツ店、グルメショップ、レストランがずらりと軒を連ねていて、食べ歩きが楽しい場所なのです!

 ランチで訪れたのは、「ブラッスリー雪乃下」。お目当ては、鎌倉野菜や腰越漁港直送の釜揚げしらす、三崎直送の魚など、地元の食材を使った料理です。なかでも、仲卸を通さず直売するスタイルが守られている鎌倉野菜は、新鮮なうえに珍しいものも多い特産品。この街を訪れるのなら、ぜひ食べてみたいと思っていたのです。

鎌倉野菜のバーニャカウダ・ハーフサイズ(左)と、湘南名物の釜揚げしらすのパエリア

 この日いただいたのは、「鎌倉野菜のバーニャカウダ」のハーフサイズ(1200円)。生で食べられる島オクラや、ほんのりと甘い黄ニンジン、さわやかな風味のサラダからし菜など、見た目もカラフルな野菜は、どれもみずみずしい! 2人で取り分けるなら、フルサイズ(1800円)もオススメです。和食の食材として定番の湘南名物の釜揚げしらすは、パエリア(1700円)でおいしくいただきました。

 鎌倉土産の定番といえば、1894年創業の老舗菓子店、「豊島屋」のはとサブレー。鳩の形をしたかわいらしい焼き菓子は、明治時代から100年もの間、愛されている銘菓です。小町通りから路地に入ったところに立っているのが、そんな老舗が営む和風カフェ「豊島屋菓寮 八十小路はとこうじ」。店内に入ると、小町通りの喧騒けんそうがウソのように静かな時間が流れていました。

どのメニューもおいしそう! 上から、冷し珈琲、翡翠白玉、クリームあん蜜

 翡翠ひすい色の抹茶を使った「翡翠白玉」(700円)や、ヘルシーな寒天たっぷりの「クリームあん蜜」(1000円)のトッピングには、かわいらしい鳩の形をした寒天が。氷を張った手桶に入った「ひや珈琲コーヒー」(650円)はレトロで、思わず写真を撮りたくなります。味だけでなくビジュアルでも楽しませてくれるスイーツは、古都散策の旅情を盛り上げてくれました。

 おなかを満たした後は、以前から気になっていた「白龍神・鎌倉開運のいおり」へ。陰陽五行学や九星気学、推命分析学などを元に、独自の手法を加えて人生のバイオリズムを見る、江ノ海湘龍さんに鑑定してもらいました。

白龍神・鎌倉開運の庵で相性の合う神様をアドバイス。料金は3000円から

 訪ねる前は、「なんだか難しそう……」と思っていましたが、実際にアドバイスをいただいて、気分スッキリ! 今後、数年間に予想される展開や、それに伴う指南、心構えなどを分かりやすく説明してもらい、人生のヒントをいただきました。興味深かったのは、人によって守護神は異なり、それぞれに相性の合う神様がいるということ。たとえば、私は稲荷系神社よりも大黒天や弁天様との相性がいいのだそう。寺社がたくさんある鎌倉を訪れているからこそ、とても参考になります。

 鑑定に必要とされるのは、生まれた日にちと、時間も分かればベター。パワースポットの鎌倉を訪れるなら、こんな寄り道も楽しいものです。

Brasserie雪乃下

豊島屋菓寮 八十小路

白龍神・鎌倉開運の庵

芹澤和美
芹澤和美(せりざわ・かずみ)
旅行ライター

 編集職を経て、1996年、中国・上海へ短期留学。帰国後、フリーランスの旅行ライターとして活動。主なフィールドは、98年から通い続けているマカオや、中国語圏、アジア、中米、南アフリカ。主に、旅行雑誌やカード会員誌、機内誌、新聞などで国内外の旅行記事や紀行文を掲載。著書に『マカオノスタルジック紀行』(双葉社)。

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