エルニドの海を独り占めするリゾート フィリピン

癒やしの楽園 by 三好和義

 フィリピンには、美しいビーチリゾートがあります。日本から近く、何度も訪れている国ですが、一番行きたかった場所は、南西部パラワン島北部と沖に浮かぶ約50の島からなる「エルニド」。スペイン人が「ウミツバメの巣」と名付けた楽園です。


 マニラから飛行機で南下すること1時間弱。パラワン島に到着します。宿泊したのは、小さな離島、ラゲン島にある「エルニド・リゾーツ・ラゲン・アイランド」。海に面したプールからは、こんなキレイな夕焼けを楽しむことができるのです。静かな時が流れています。

 小さな湾のような形をした海岸に水上コテージが建っています。このエルニドは、伝説のダイバー、フランス人のジャック・マイヨールのお気に入りだった場所です。透き通った海。ダイバーの聖地のような場所なのです。

 水上コテージの部屋。海を独り占めしたかのような風景が目の前に広がります。青い海を眺め、静かな波の音を聞きながら過ごす午後の時間。このホテルのレストランは、オーガニック食材を使っていて、心にも体にも優しいリゾート・ホテルです。

 広い桟橋は食事の時間にテーブルと椅子が並べられ、アウトドアのレストランになります。美しい景色を眺めながらの食事はいつもにも増しておいしく感じます。真昼はこんなに強い日差し。この時は強い風が吹き、ヤシの木が揺れています。

 約7000もの島で構成されているフィリピン。地元の人にとって船は足みたいなもの。朝、海に出たら、小さな舟で移動する地元の人に遭遇。こんな通勤なら僕もしてみたいと思いました。

三好和義(みよし・かずよし)
写真家

 1958年徳島県生まれ。「楽園」をテーマに、タヒチやハワイなどの南国の島々から日本の世界遺産まで幅広く撮影。84年当時最年少で木村伊兵衛賞を受賞。近著は世界中のリゾートを集めた「青の楽園へ」(PHP)。Amazonプライム・ビデオで「RAKUEN 三好和義と巡る楽園」を配信中。