週末の台北 ホテルでの優雅な過ごし方 スイーツとスパで癒やされる

リフレッシュ! 極上旅

3段トレイの英国式アフタヌーンティー。ボリュームがあるので、機内食は控えめに

 週末を利用した台北へのショートトリップ。週末の2日をたっぷり堪能できる、「マンダリン オリエンタル 台北」ならではの楽しみをじっくりご紹介しましょう。

到着したら、何をおいてもアフタヌーンティー!

 市中心部に至近の台北松山空港から、車で5分の「マンダリン オリエンタル 台北」。ダイニングにスパにプールにと、楽しみたいことはたくさんありますが、まずは移動の疲れを甘~いスイーツで癒やしましょう。ラグジュアリーホテル、スイーツといえば、アフタヌーンティー! ロビーに隣接するラウンジ「ザ・ジェイド・ラウンジ」のアフタヌーンティーは、地元の女性にもダントツの人気を誇っています。

 ヌーベルシノワ風のインテリアでまとめられたラウンジは、大人の女性の隠れ家のよう。コテコテの中国風でもなく、異国情緒に偏ったヨーロピアン風でもない洗練された雰囲気はさすがです。

「ザ・ジェイド・ラウンジ」のアフタヌーンティーは13~17時。このほかの時間も軽食やお酒が楽しめる

 アフタヌーンティー(1人1300台湾ドル=約4700円)は、軽食、焼き菓子、マカロン、チョコレート、ケーキなどが3段トレイで提供されるクラシカルな英国式。ボリュームはありますが、一つ一つが丁寧に作られていておいしいので、ぜひ完食したいもの。機内食を食べ過ぎないよう、おなかがくように調整しておくことをおすすめします。

 ドリンクのメニューも豊富で、紅茶やコーヒーのほか、台湾産の中国茶も充実しています。紅茶のような風味の東方美人茶、香り高い梨山茶、コクのある碧螺春……と種類も豊富で迷いますが、何度でもオーダー可能。スイーツやパティスリーと中国茶の組み合わせも、台北だからこその楽しみです。お腹がガブガブにならない程度にお試しあれ。

ホテルメイドのスイーツはお土産にも喜ばれること間違いなし!

 スイーツを手がけるのは、フランス人のパティシエ。メニューはどれも美しく、舌だけでなく目も満足させてくれます。「このスイーツを日本でも食べたい!」と思ったら、ホテル内のケーキショップへ。さすがに生チョコレートやケーキは持ち帰ることはできませんが、焼き菓子やジャム(アフタヌーンティーではスコーンに添えられています)はお土産にぴったり。私は莢姆紅心芭樂(ピンクグァバとライムのジャム。450台湾ドル=約1600円)が大好きで、いつも迷わず購入しています。

オリジナルのパイナップルケーキ。生地はしっとり、中にはとろけるような餡が

 最近のお気に入りは、2017年1月に誕生したオリジナルのパイナップルケーキ(9個入り880台湾ドル=約3200円)。パイナップルケーキは台北土産の定番ですが、こちらのものは別格です。あんはほんのり甘くて、生地はしっとり。パイナップルケーキが苦手な私も何個でも食べられます。1個ずつ箱に入っているから、友だちに配る気軽なプチ土産としても重宝しています。

世界中の女性を虜にするホリスティックなトリートメント

 このホテルに泊まるのなら、とことん自分を甘やかしてしまいましょう! 「マンダリン オリエンタル」といえば、中国医薬を取り入れたトリートメントで知られるスパは体験必須です。

 世界中にあるマンダリンのスパの中でも、ここ台北は最大規模を誇ります。ゆったりとしたつくりで、たとえ予約がフルでも、混雑感を抱くことはありません。スパに到着したら、まずは受付と問診表に記入します。海外のスパは初めてという人でも、日本語版があるので安心です。その後、専用エレベーターで下階へ。次第と非日常の世界へ導かれるような、こんなアプローチにもワクワクさせられます。

スパはシングルスイート6室、カップルスイート4室、VIPダブルスイート2室の計12室。2フロアを使っているので、ゆったりとしている

 トリートメントの前後は、ジャグジーやクリスタルスチームサウナ、アロマが香るレインシャワーなどを完備した「ヒート&ウォーター エクスペリエンス」と呼ばれるエリアが利用可能。とくにトリートメント前に利用すれば、血行が良くなり、施術効果も高まります。遅くとも予約時間の45分前には着いて、この時間をたっぷりと楽しみましょう。

 トリートメントメニューは全部で約60種類。陰陽五行説に基づき開発したアロマオイルを使う「マンダリン オリエンタル シグネチャー スパ セラピー」(2時間・8800台湾ドル=約3万2000円)が代表的ですが、ここ台北だけのオリジナルメニューも人気です。そのひとつが、泥パックに始まり、アロマオイルの全身マッサージ、台湾で採掘されるブラウン翡翠製のかっさプレートを使ったフェイス&ヘッドマッサージなどからなる「フォルモサ」(2時間半・9800台湾ドル=約3万6000円)。施術後はむくみもとれ、まるで生まれ変わったような気分になれます。

 「スパ=贅沢ぜいたく」というイメージもありますが、熟練セラピストによる施術は、一時的な癒やしだけに終わりません。トリートメント前とは打って変わった体の軽やかさや肌の状態が、そのなによりの証しです。料金は日本よりもかなりリーズナブル。人気のスパなので、旅が決まったら早めに予約しておきたいものです。

マンダリン オリエンタル 台北

芹澤和美
芹澤和美(せりざわ・かずみ)
旅行ライター

 編集職を経て、1996年、中国・上海大学文学院へ短期留学。帰国後、フリーランスの旅行ライターとして活動。主なフィールドは、98年から通い続けているマカオや、中国語圏、アジア、中米、南アフリカ。主に、旅行雑誌やカード会員誌、機内誌、新聞などで国内外の旅行記事や紀行文を掲載。著書に『マカオノスタルジック紀行』(双葉社)。

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