日本の美とモダンが共存するアマン東京

癒やしの楽園 by 三好和義

 世界のセレブに愛されるリゾートホテルを展開している「アマン」が、東京にホテルを開業すると聞いて、どんなホテルができるか楽しみにしていました。「アマン東京」は見事に日本の美を取り入れていました。自分へのご褒美に、宿泊して、セレブ気分を味わってはいかがでしょうか。

 僕は世界中のアマンで撮影をしています。アマンの魅力は、現地の特色を上手に取り入れてアマンのスタイルにしていること。日本にできたアマンは日本の良さを十分に生かした作りになっています。大きな吹き抜けのロビーフロア「ガーデンレセプション」。

 ロビーフロアにあるライブラリー。隣にはシガーバーもあり、大人の雰囲気。ライブラリーには、セレクトされた名作写真集が置かれ、くつろぎの時間を過ごすことができる。都会にいながらも、時間を忘れリラックスできる。さすが、アマンと感心しました。

 全84室の客室。木を多用して日本的なくつろぎを演出しています。大きな窓際には縁側を連想させるソファが。各部屋には眺望を楽しみながら、ゆっくりお湯につかれるお風呂があり、さらに銭湯を意識した大浴場もある。アマンスタイルの日本的なおもてなし。

 33階にあるプール。直線で30mもある本格派。夕刻以降は照明が抑えられて、まるで宙に浮いているような浮遊感があります。東京の大パノラマを楽しみながら優雅に泳げる。インフィニティ・プールを世界で最初に導入したアマンならではセンスが光ります。

 ホテルの各所で日本を意識したディスプレーがみられます。レセプション階のロビーのソファの後ろには、日本の伝統工芸品の一つである鉄瓶が置かれています。エレベーターホールには骨董の家具が置かれるなど細部へのこだわりも見事です。

アマン東京

三好和義(みよし・かずよし)
写真家

 1958年徳島県生まれ。「楽園」をテーマに、タヒチやハワイなどの南国の島々から日本の世界遺産まで幅広く撮影。84年当時最年少で木村伊兵衛賞を受賞。近著は世界中のリゾートを集めた「青の楽園へ」(PHP)。Amazonプライム・ビデオで「RAKUEN 三好和義と巡る楽園」を配信中。