豪華絢爛!「マジェスティック・プリンセス号」を見に行く

 米・プリンセス・クルーズ社が運航するプレミアムクルーズライン大型客船「マジェスティック・プリンセス」(総トン数、14万2229トン)が3日、横浜港(大黒ふ頭)に初入港しました。中国などアジアのセレブを意識した豪華な船内の様子を見学してきました。

豪華なシャンデリアが出迎える美しい吹き抜け

 「マジェスティック・プリンセス」は、今年3月に就航したばかりの同社最大級の大型客船。5月21日に伊・ローマを出発し、「海のシルクロード」をテーマに50日間のクルーズに出航。アテネ、ドバイ、シンガポールなど22港に寄港し、日本では3日に横浜、5日に大阪に寄港しました。

中国市場を意識した豪華仕様

 国土交通省によると、2016年の日本人のクルーズ人口は24.8万人と過去最高になっています。日本への寄港回数も2017回と、前年より38.7%増加。中国からの寄港も増え、過去最高になっています。そんなクルーズ人気を反映して、最近はアジアの顧客向けの船が次々に就航しています。

 04年に三菱重工業長崎造船所が建造したプリンセス・クルーズ社の「ダイヤモンド・プリンセス号」(総トン数、11万5875トン、全長290メートル、乗客定員2706人)は、客室にハンドシャワーや温水洗浄便座付きトイレなどを配備。すしレストランや温泉施設などもあり、日本の顧客を意識した造りになっていました。
 一方、「マジェスティック・プリンセス」は、中国市場を意識して建造され、案内は英語と中国語を併記。装飾は中国様式を取り入れたものが多く、美術館のよう。まるで船の中にいることを忘れてしまうかのような豪華さです。

 同船は全長330メートル、乗客定員は3560人、乗組員数は約1350人と、「ダイヤモンド・プリンセス号」よりさらに大型化。ミシュランガイドで三つ星を獲得したシェフがプロデュースしたフレンチビストロ「ラ・メール」や、広東料理「ハーモニー・チャイニーズレストラン」など20ものレストランやバーが入っています。また、日本でも人気の台湾茶専門店「ゴンチャ」も出店していて、タピオカミルクティーなどのドリンクを提供していました。

ゴンチャ

豊富なエンタメやアクティビティー

 エンターテインメントやアクティビティーも豊富です。たとえば、最新映像技術を駆使した、ラスベガススタイルのショー「ファンタスティック・ジャーニー」。3Dプロジェクトマッピングやドローンなどの最新技術を駆使したポップミュージカルです。コンピューターゲームの大会などをライブ配信できる放送スタジオ付きシアター、マージャンルームやカジノ、映画館、カラオケルームなども用意されており、長い航海でもクルーズ客を飽きさせません。

 とはいえ、一日中食べたり、遊んだりしていては、太ってしまいそう、という心配もご無用。フィットネスジムや、エステ、プールなども用意されています。

中国の「ヤングセレブ」に人気

 同社広報によると、日本や欧米の乗客は50~60代のシニア層が中心ですが、中国、香港、台湾発着の乗客は「ミレニアル世代」と呼ばれる20代、30代の「ヤングセレブ」に人気だそう。長期のクルーズというよりは、3~5日間のショートクルーズを楽しんいるそうです。今回のクルーズは、9日に上海に到着し、11日からは、上海を母港とし、中国人向けのチャーターのクルーズとして就航します。残念ながら日本人は乗船できませんが、来年2月25日から3月25日まで就航する「グランドアジア15日間」のツアーは、日本人も乗船できるそうです(価格は未発表)。

 参考までに、旅行会社のホームページに掲載されている18年4月、横浜港発の「ダイヤモンド・プリンセス」号で行くショートクルーズの代金を見ると、1日あたり1万1000円からで、ホテル代(アルコール代別)、食事代、船内施設、イベント料を含んでいるのを考えると、かなりお得に豪華クルーズの旅気分を味わえるかもしれません。自分へのごほうび旅にいかがでしょうか?
(メディア局編集部・遠山留美)