地球の宝石モルディブ 海辺のサンセットディナー 

癒やしの楽園 by 三好和義

 モルディブに初めて行ったのは、今から30年以上前になる。きっかけは、NASAが撮影した地球の写真。その中で、まるで宝石のように輝いていた場所。それがモルディブだったのだ。実際に訪れた島々は、想像以上、まさに楽園そのものだった。

 モルディブ・ランガリ・アイランドのビーチ。白い砂が続く。昼間、厳しい太陽光線を避けるように、人々はホテルで昼寝でもしているのだろうか。人気のないビーチ。僕はこの木陰で昼寝をしながら、ビーチの撮影をしている。

 木に囲まれたコテージを抜ける瞬間に、このビーチに出ることができる。あまりにも美しすぎて、一瞬、白日夢かと思うほど。このコテージにはプライベートプールもある。ビーチもプールも独り占めできる究極の贅沢が、ここにある。

 ワンアイランド・ワンリゾートが原則のモルディブの島々のホテル。ボートでの移動が基本。ボートに乗って少し海に出ると、イルカたちがやって来る。イタズラ好きなイルカたち。ボートの周りをぐるぐる回り、遊んでくれる。

 ビーチ・リゾートの究極のお楽しみ。夕刻、沈みゆくサンセットを眺めながらディナーを楽しむ。オン・ザ・ビーチで食事をする。太陽がゆっくり沈み、優しい風が吹いてくる。時間がゆっくり流れていることを実感する。

 桟橋を渡ったコテージにあるのは水上スパ。夜、このあたりを散歩して空を見上げると、こぼれ落ちてくるような星々。しばし、言葉を忘れて、星を眺める。最近のデジタルカメラだと、こんな星の描写も可能。ますます星の撮影が楽しくなっている。

Profile プロフィル

三好和義
三好和義(みよし・かずよし)
写真家

 1958年徳島県生まれ。「楽園」をテーマに、タヒチやハワイなどの南国の島々から日本の世界遺産まで幅広く撮影。84年当時最年少で木村伊兵衛賞を受賞。近著は世界中のリゾートを集めた「青の楽園へ」(PHP)。Amazonプライム・ビデオで「RAKUEN 三好和義と巡る楽園」を配信中。