日本のホスピタリティー強羅花壇

癒やしの楽園by 三好和義

 世界中で「楽園」を撮っていますが、ある時、日本こそ「楽園」なのではないかと思うようになりました。海外にもすてきなホテルは、たくさんありますが、日本の旅館のホスピタリティーは特別なものがあると思います。まさに「おもてなし」。細やかなサービスは日本ならではと思っています。その代表格が箱根の強羅花壇。世界から来たお客さんを質の高いサービスでもてなしています。

 月見台。僕は桂離宮なども撮影していますが、月をでるというのは日本人独特の、美しい習わしだと思います。強羅花壇にも、このような見晴らしのいい月見台があります。月のない日は周囲の木々を愛でる。広い館内で、外出することなく優雅な一日が過ごせます。

 展望ひのき風呂付貴賓室「あじさい」。この部屋は半露天風呂になっています。お風呂につかりながら、庭を眺めることができます。広いバルコニーで湯上りの時間をのんびりと過ごせるのも贅沢ぜいたくです。

 スタンダード和室Dタイプのお部屋。高級な日本旅館で高いというイメージがありますが、実は結構リーズナブルだと思います。その理由は、これだけの、もてなしを受け、かつ一流料亭並みのお料理が楽しめる。ご自分のごほうびに高級旅館に宿泊してはいかがですか?

 離れ「泉心」。花壇の魅力が詰まった離れ。一歩中に入ると別空間がそこにあります。旅館という非日常を楽しむ究極な仕立てが、ここにはあります。まるで自分の別荘を訪れるような贅沢な気分を楽しめるのが、離れならでは楽しみでもあります。

 離れ貴賓室「花香」の一枚岩をくり抜いた、露天風呂。海外のホテルにも、バルコニーにジャグジーが付いている部屋などがありますが、露天風呂という発想は日本ならでは。特に、この離れは周囲の風景を楽しみながら、特別な仕立てが楽しめます。

 

Profile プロフィル

三好和義
三好和義(みよし・かずよし)
写真家

 1958年徳島県生まれ。「楽園」をテーマに、タヒチやハワイなどの南国の島々から日本の世界遺産まで幅広く撮影。84年当時最年少で木村伊兵衛賞を受賞。近著は世界中のリゾートを集めた「青の楽園へ」(PHP)。Amazonプライム・ビデオで「RAKUEN 三好和義と巡る楽園」を配信中。