僕の「楽園」の原点とも言えるのが「タヒチ」です。ゴーギャンの絵のイメージがずっと、 僕の頭の中にありました。初めて訪れたのは雑誌の取材。その時に「これぞ、僕が、求めて いた『楽園』がここにある」と思いました。それ以来、何度となくタヒチへ通っています。美しい海に、ポリネシアの文化、さらにフランスの影響がタヒチを特別な場所にしています。
夕刻のパペーテ。ゆっくりと日が沈んで行く時間は一番好きな時間です。撮影をする時も、 夕日を眺めてリラックスしてシャッターを押しています。そんな優しい気持ちが写真に表れると思っています。人々が部屋に戻り、静けさが訪れた瞬間。
テティアロア島に向かう飛行機の中から。島への移動は小型の飛行機で。飛行場は空き地 を開拓した広場です。舗装などされていない滑走路。移動の途中には、こんな美しい風景 を楽しめます。環礁の内側の透き通る海の美しさと、外側の深い青海が印象的です。
タヒチのシンボルといえば、このオテマヌ山。この山を見ると「タヒチ」に来たと実感する人も多いはず。ボラボラ島に滞在する間は、いつでも、この山が目に入ります。夕刻、空が曇り、スコールがやって来ます。そのあとは、大きな虹。南国のご褒美はこれです。
テティアロア島。ここは昔「ゴッドファーザー」で有名なオスカー俳優マーロン・ブランドが所有していた島。現在は「超」高級ホテルとして、ご家族が経営されている。ラグジュアリーという言葉にぴったりのリゾート。周囲はこんなに透明な海に囲まれています。
高級リゾートがあるテティアロア島。ここは人も少なく、静かに時間が流れていきます。 人の少ない真っ白なビーチ。ここをのんびりと散歩してあると「ああ、楽園だな」と思います。 青い空に鳥が飛ぶ姿を見ながら、浜の木影でシエスタを楽しみます。