柏木由紀「30歳までAKB48」宣言を機に始めたこと

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写真提供・読売テレビ

アイドルグループ・AKB48の最年長メンバー、柏木由紀さん。今月15日に29歳の誕生日を迎えましたが、この夏も青年漫画誌の巻頭グラビアを水着姿で飾るなど、アイドルの道を走り続けています。ゲスト出演した「ダウンタウンDX」(日本テレビ系、30日午後10時から放送)の収録後、現在とこれからの活動について聞きました。

ただ純粋にアイドルを長くやっていたい

――今日の収録はいかがでしたか。

SNSで話題の芸能人というくくりで出演させていただきました。今年2月にYouTubeで「ゆきりんワールド」というチャンネルを開設したばかりなので、先輩のYouTuberの皆さんからいろんなお話を聞くことができて、とても楽しかったです。ただ、気をつけなければいけないこともいっぱいあるんだなって、すごく勉強になりました。

――今月15日に29歳になりました。今の心境は?

「30歳までAKB48にいます」と宣言しているので、少なくとも今後1年間は「AKB48の柏木由紀」として過ごすことが決まっています。そうであるからには、AKB48の活動を全力で楽しもう、20代最後の1年をやり切ろうと、すごく前向きな気持ちになっています。

――誕生日に、ツイッターに「女性アイドルの賞味期限という概念がいつかなくなりますように」というメッセージをつづっていますね。

AKB48のメンバーとして14年間活動してきて、年齢を重ねるにつれて、「いつまで(AKB48に)いるんですか?」「若い子に譲らないんですか?」って聞かれるようになりました。私はアイドルが大好きで、アイドルという存在に支えられてきたので、同じように私自身がファンの方々の支えになれたらなと思って活動しています。だから、ただ純粋にアイドルを長くやっていたいんです。私が今、「賞味期限という概念がなくなりますように」と声を大にして言うことで、ずっとアイドルをやり続けたいと思っている女性にとって、私の言葉が後押しにならないかなって考えたんです。「柏木由紀だって、30歳までAKB48にいたんだし」って。

――何が柏木さんに「アイドルを長くやっていたい」と思わせるのですか。

アイドルは、お仕事の幅が広くて、すごく楽しいんです。コンサート、ライブのほかに、演技のお仕事もさせていただけるし、グラビアやラジオのお仕事などもあります。それに、ファンの方の前で歌ったり踊ったりすることで、皆さんの笑顔が見られるのがすごく楽しい。ファンの皆さんに向かって歌うのと、テレビカメラに向かって歌うのではまったく違います。ファンの皆さんの笑顔を見る度、「楽しいな。これが私のやりたいことなんだ」って実感するんです。だから、ずっとアイドルを続けているんだと思います。

――とはいえ、コロナ禍で仕事がずいぶん制限されている状況では?

お仕事の内容がずいぶん変わりましたね。コンサートは中止や延期になって、握手会も延期になってしまいました。秋葉原の劇場公演は無観客で、出演するメンバーは2人や3人などの少人数で、配信限定公演を行っています。慣れないけど慣れなきゃいけない。変わらなきゃいけない。できることを探さなきゃ。そんな焦りも感じています。

写真提供・読売テレビ

――となると、YouTubeは、コロナ禍でも活動の幅を広げていく手段の一つになりますね。

始めてみて本当に良かったです。YouTubeがきっかけでファンになってくれた方もいます。それがとてもうれしいですね。10代の子からは、「AKB48のことはよく知らなかったけど、YouTubeのゆきりんをきっかけにAKB48に興味を持ちました」とメッセージをいただいたりします。そういう意味でも、YouTubeってすごく大切なツールだなと思います。

外出自粛生活で料理を始める

――外出自粛生活を機に、変化したことはありましたか。

時間はいっぱいあるし、外食もできなかったので、家で料理をするようになりました。それまでは、まったくしていなかったんです。

――どんなものを作るのですか。

全然大したことがないので、SNSにも一切載せていないんです(笑)。何日かに1回、スーパーに行って買い物をするようになったけれど、恥ずかしながらそれまで、日によって値段が安い野菜があるってことさえ知らなかったんです。買い物に行くようになって、「あ、今日はこれが安い」と思ったら、まとめ買いをして。家にある食材で作れる料理のレシピを探して作り、翌日は残り物の食材でまた料理をする。初めてそんな生活を送りました。「世のお母さんたちはこうして毎日、家族のために3食作っていたのか。めちゃくちゃスゴイ」って今さら気づいて、あらためて母を尊敬しました(笑)。

――美容や健康のために実践していることはありますか?

お尻を鍛えるトレーニングを始めました。1日10分、寝ながら簡単にできるトレーニングです。でも、結構ハードなんですよ。私はジムにもまったく行かず、ジム通いをしている世の女性たちのことを「すごいな」と思っているだけだったのですが、鍛え始めてから自分のお尻が明らかに変わってきたのを目の当たりにして、体を鍛える楽しさを知りました。それと、お風呂で半身浴をするようになりました。外出自粛期間中に初歩的なことを始めて、やっと世の女性に追いついたという感じです(笑)。

――29歳ぐらいの年頃に差し掛かると、結婚や出産、転職など、人生のターニングポイントを迎える女性も多いです。

さすがに私もいろいろと考えますね。「結婚したいな」とか「子供がほしいな」とか。でも、今は実行には移せません。私はこの14年間、AKB48のメンバーやファンのために何かをすることが大好きでした。だから、アイドルとしてではなく、一人の女性としても、誰かに何かをして喜んでもらいたい、必要とされたいという気持ちが強いです。もしも結婚したら旦那さんのために、子供ができたら家族みんなのために何かをすることが、私の生きがいだと思っています。それって、AKB48での活動を通じて気づけたことなんです。

(取材/読売新聞メディア局 田中昌義、写真も)

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柏木 由紀(かしわぎ・ゆき)

1991年生まれ、鹿児島県出身。ニックネームは「ゆきりん」。2007年、AKB48のメンバーとしてデビュー。2020年2月、YouTube「ゆきりんワールド」を開設。7月15日(水)に配信限定公演『柏木由紀ソロ公演 ~寝て覚めたら29歳になっちゃいました!~』開催。DMM.com「AKB48 LIVE!!ON DEMAND」でアーカイブ配信中(8月14日まで)。