EXIT 外出自粛中も「自分への挑戦」に全力

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りんたろー。さん(左)と兼近大樹さん(写真:読売テレビ提供)

“お笑い第7世代”の筆頭格として大人気の漫才コンビ「EXIT(イグジィット)」。ツッコミを担当するりんたろー。さん(34)と、ボケ担当の兼近大樹さん(29)が、ゲスト出演した「ダウンタウンDX」(日本テレビ系、16日午後10時から放送)の収録後、外出自粛中の活動や将来の夢について語ってくれました。

――今回の収録はいかがでしたか?

 りんたろー。 楽しかったです。ダウンタウンさんや千鳥さんら大御所がいて、それに、大好きな三代目J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのメンバーの山下健二郎さんとELLY(エリー)さんと実際にお会いできて、スゲーうれしかったです。元々、EXITというコンビ名は、EXILEと同じ「EX」で始まる名前にしたかったということもあるんです。

インスタライブで見せたトーク力

――外出自粛中、テレビ番組はリモート出演が多かったと思います。今回のようなスタジオ収録も増えてきたと思いますが、通常の時と比べて、どのくらい戻りましたか?

 りんたろー。 今、110%ぐらいです(笑)。仕事は戻ったのですが、体力がまだ戻っていなくて、全力でやると、ふらっふらになりますね。

――インスタライブでは、俳優やアーティストなど他ジャンルの人たちとのコラボもたくさん行っていました。

 りんたろー。 兼近君は、インスタライブでコラボをする日を決めて、やりまくっていました。自分で決めたこととはいえ、「大変そうだな」って思いながら見ていました。

(写真:読売テレビ提供)

 兼近 企画ものもあったけれど、はじめましての人とその場のノリでコラボして、トークしたこともたくさんあります。目標というか、自分へのチャレンジというか、ある期間は毎晩やっていましたね。

――初対面の人にも気後れせず、話が盛り上がっていて、コミュニケーションスキルがすごいなと思いました。

 りんたろー。 相手が初対面でも、相手に対して苦手意識があっても、自分にスイッチを入れて頑張っているのが、こっちにも伝わってきました。でも、セクシー女優さんとコラボしたときは、向こうの方が一枚上手で、うぶな兼近君は完全にのまれちゃいました(笑)。

 インスタライブは自分への挑戦

――毎晩のインスタライブが、リモート出演にも役立ったのでは?

 兼近 そうかもしれませんね。初対面の人としゃべる練習にもなりました。最初は「できるかな?」と思っていましたし、大変でしたけど、楽しみながらできました。

 りんたろー。 何回か、イケメン俳優さんとコラボさせてもらいました。「俺なんかがいいのかな?」と思ったけど、見てくださる皆さんが喜んでくれればと、企画に乗っかっちゃいました。

 吉本男前ランキング、2トップも夢じゃない?

――ところで最近、りんたろー。さんが、やせてかっこよくなってきたと話題です。

 りんたろー。 本当ですか? ありがとうございます。最近ちょっと言われます。自粛中に12キロ、ダイエットしたんです。褒めてもらえると、どんどんモチベーションが上がって、美への興味が湧いてきました。美容についていろいろ勉強して、きれいになりたいですね。

――兼近さんは、相方りんたろー。さんの美意識が高くなることについて、どう思いますか?

 兼近 いろいろ褒められて、うれしいんだろうなぁ(笑)。

――所属する吉本興業の「男前ランキング」で昨年、兼近さんが1位、りんたろー。さんが5位に入りました。今年は2トップを狙っている?

 りんたろー。 うーん、どうでしょう。あれは人気投票なので、EXITのファンの票が割れてしまいますよね。すでに兼近君が1位を取っているんで、俺はいいです。でも、出ることになったら頑張ります!

――お笑いの賞レースへのチャレンジは?

 りんたろー。 僕らは、いろんな仕事をさせてもらっていますが、漫才をやっているときが一番楽しいです。漫才を仕事の軸としてやっているので、そこは手を抜かず、一生懸命やりたいです。

 「第7世代」ラッキーだけど怖さも

――2010年以降にデビューした、20代中心の若手お笑いタレントは“お笑い第7世代”と呼ばれています。霜降り明星、ミキ、ハナコ、四千頭身などは、テレビで見ない日はないほどで、活躍ぶりは目覚ましいものがあります。その中でもEXITのお二人は、女性からの人気も高く、まるでアイドルのようです。

 兼近 ありがたいです。“お笑い第7世代”と呼ばれるようになったおかげで、勢いもついたと思うので、ラッキーでした。

りんたろー。 僕はもうおじさんですけどね(笑)。この時期にこういうムーブメントに乗っかれて、ありがたいです。そういうカテゴリーに入れてラッキーだったとは思いますが、逆に「第7世代」って枠に囲われている怖さもあります。

――冠番組でMCを務めることも増えてきましたが、プレッシャーはありませんか?

 りんたろー。 いやー、まったくないです。どんな番組でも使ってもらうからには、一生懸命やることが僕たちの仕事です。番組を面白くするのはスタッフさんの仕事だと思っていて、そこが一緒になったときに、いいものが生まれると思っています。「冠番組だから頑張れ」って言われるけれど、「いや、一緒に協力して頑張りましょう」って気持ちなんです。だから、そこにあまりプレッシャーとかは感じていません。ただ、番組が終わらないように全力を尽くします。

 兼近 まったく僕も同意見です。

――昨年は、収容人員が5000人規模のパシフィコ横浜でライブを行いました。漫才コンビとしては異例のことだと思います。

りんたろー。 俺らの基本は漫才ですが、そのときは歌も歌っちゃいました。漫才以外にもいろいろできるのが俺らの強みだと思います。今年はもっとでかいところでやりたいという欲が出てきたのですが、今の状況だとなかなか難しいので、形を変えて何かお客さんが喜んでくれるものを提案したいです。ネットでの配信もいいけれど、やはり生の迫力には勝てません。無観客だと寂しいし、こっちが面白いと感じないとお客さんも面白くないでしょう。古い考えも持ちつつ、新しいことにも乗っかって、どっちのスタンスも取れるように柔軟にやっていけたらなと。

「世界平和」についても発信していきたい

――今、飛ぶ鳥を落とす勢いですが、今後の目標は?

 りんたろー。 あまり二人の中で目標は決めないようにしているんです。

 兼近 かっちり決めない方が面白いことができると思っています。

――お笑い以外の活動は?

 兼近 先日、国連広報センターの配信番組に藤原しおり(元ブルゾンちえみ)さんと出演させていただきました。「『世界平和』のために、私は何ができる?」をテーマに、新型コロナなどの「パンデミック」のほか、「環境問題」「貧困問題」「ジェンダー不平等」「紛争や暴力」などについて考えました。「SDGs(エスディージーズ)ってよく聞くけど、なに?」という疑問から始まって、いろいろな環境で困難に立ち向かっている人が大勢いるということがよく分かりました。最初は分からなくても、ひとりひとりが知ることで意識が高まっていくと思うので、これからも何かしらの場で発信していきたいし、やっていかなきゃなと思っています。

――兼近さんは「ワイドナショー」(フジテレビ系)でコメンテーターもしていて、若者代表として意見を求められることが多いですが、コメントがとても的確だと思います。事前に勉強しているのですか?

 兼近 ありがとうございます。特に勉強はしていません。そのときに自分が感じたことをそのまま言っているだけです。

――チャラいキャラクターを出しながらも、とてもストレートでまじめな意見を述べている印象です。

 兼近 意見を求められた時に、意識してチャラく言うこともありますが、基本的にイヤなものはイヤ、ダメなものはダメと、はっきりと自分の意見を言うようにしています。

 奥さまのお悩み相談の回答者も

(写真:読売テレビ提供)

――女性誌「Domani(ドマーニ)」(小学館)の悩み相談コーナーで、既婚女性の悩みに答えていますね。お二人とも独身ですが難しくありませんか?

 りんたろー。 まず、「チャラ男二人がお母さんたちのお悩みに答えていいのか? 俺らでいいのか?」って思いましたね(笑)。俺らも一生懸命に、夫婦関係とかのお悩みに答えているんですけど、それを見たファンが「兼近さん、すごい。いったい人生何周目だろ?」ってコメントをくれたんです(笑)。「そんな大したことは言っていないだろう」って思いながらも頑張っています。

 兼近 自分がまだ経験していないことについてのお悩みが多いので、「こういうことで悩んでいるんだ」って、将来の勉強になりますね。

 りんたろー。 兼近君はきょうだいの面倒をよく見たり、アルバイトでベビーシッターをしたりしていたので、お母さんの気持ちに寄り添うことができるんだと思います。

――EXITには、「ジッター」と呼ばれる女性ファンがたくさんいますが、ファンのために、好きなタイプを教えてください。

 りんたろー。 いい距離感で俺を放し飼いにしてくれる人(笑)。あと、料理が上手な人。外出自粛中に自炊をしましたが、人が作ってくれる料理のありがたみがわかりました。

 兼近 身近な人を大切にする人ですね。

――ファッションブランドのプロデュースもしているそうですね。

 兼近 「EXIEEE(イグジー)」というブランドで、今着ているTシャツもそうです。俺らはわりと何をやっても許されるというか、「EXITらしい」と思われるので、動きやすいですね。普通の芸人さんだったら、「売れてからお前ら、ぶれてるな」とか言われるかもしれません。

 りんたろー。 漫才以外にいろいろやっていたことで、舞台に立てなかった時期も救われました。活動の裾野を広げていくことで、お笑いを知ってもらえる機会が増えればと。

 兼近 お笑いの楽しさを知ってもらえる「布教」の一環だと思っています。これからもいろんなことを意識的にやっていきたいです。

 (聞き手:読売新聞メディア局編集部・遠山留美/撮影:田中昌義)

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EXIT(イグジィット)

りんたろー。 1986年3月6日生まれ、静岡県出身
兼近大樹(かねちか・だいき) 1991年5月11日生まれ、北海道出身