「ロケバス婚」後ドラマ初主演・新川優愛が語る夫婦円満の秘けつ

インタビュー

女優の新川優愛さんが、4月2日深夜に放送開始のドラマ「ギルティ~この恋は罪ですか?~」(日本テレビ系)で主演を務めます。昨年夏、ロケバス運転手の男性との結婚を発表し、話題を集めた新川さんに、結婚後初のドラマ主演となる本作の見どころや、新婚生活について聞きました。

周囲に裏切られ、幸せ崩れる編集者役

【ストーリー】 ファッション誌の編集者・荻野さやか(新川優愛)は、やりがいのある仕事に恵まれ、優しい夫と幸せな結婚生活を送っていた。ところが、信頼していた周囲の人々の裏切りに遭い、幸せが崩れていく。そんな爽の心の支えになるのは、偶然再会した高校時代の初恋の人・秋山慶一(町田啓太)。かつて愛した秋山への思いが再燃した爽に、さらなる裏切りが襲いかかる。

――原作は、累計発行部数150万部を突破した丘上あいさんの人気コミック「ギルティ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~」です。原作やドラマの脚本を読んで、どんな印象を抱きましたか。

今回のドラマには、「登場人物、全員裏切り者」という触れ込みがあります。原作を読んでみたら、まさに衝撃の展開の連続で、「また裏切られた!」「また裏切られた!」と驚かされました。台本は爽の目線で読み、びっくりしたり悲しんだり、胸がキュンキュンしたりと、いろんな感情が埋め込まれている作品だなという印象を受けました。

――幸せな生活から一転、周囲の裏切りによって苦境に陥っていく雑誌編集者という役どころです。役作りでは、どんなことを心に留めていますか。

爽自身は真っすぐ前に歩いているのに、周りでいろんな事態が起きてしまいます。だから、撮影現場では、とにかく真っすぐ歩き続けて、起きたことは素直に受け止めようと思いながら演じています。出来事に対して、素直に動揺し、素直にショックを受け、素直に泣こうと。1日の撮影の中でいろんな感情表現があって、メンタル的に大変な時もあるけれど、それもまた楽しみながら演じています。

――演じるのが難しい役どころですか。

お芝居で簡単だと思ったことはありませんが、確かに今回は、いろんな感情が入り交じる役なので難しいですね。感情を表に吐き出したいのにあえて隠すシーンや、吐き出し過ぎて後悔するシーンなどもあって、気持ちの持っていき方が難しいなと感じています。

写真提供・読売テレビ

――爽の高校時代の初恋の人・秋山慶一役を町田啓太さん、爽の夫・荻野一真役を小池徹平さんが演じています。二人とは、演技について話し合ったりしていますか。

二人と、というよりは、監督やプロデューサーさん、スタッフの皆さんと「ああした方がいいと思う、こうした方がいいと思う」といった話し合いはします。お二人とは、撮影の合間の待ち時間に他愛のない話をしていますね。寒い日の撮影で、町田さんが寒さのせいで体がつってしまったらしく、「イタタタターッ」と言って突然ストレッチを始めたことがあったんです。ドラマでは、爽と秋山の高校時代のシーンもありますが、町田さんは29歳で、私は26歳ですから(笑)、二人で「年のせいで体が固まっちゃってるね」なんて言い合ったりして。撮影現場の雰囲気はすごくいいと思います。

――ドラマの見どころを聞かせてください。

登場人物がみんな裏切り者というだけあって、すごくドロドロとした人間関係が描かれる一方で、爽の淡い恋心に胸がキュンキュンするようなシーンもあります。いわゆる「ドロキュンドラマ」を楽しんでもらえたらうれしいです。

新婚生活、独身持代より楽に

――昨年8月の「ロケバス婚」が話題を呼びました。新婚生活はいかがですか。

仕事で夜遅く家に帰ると、もうお洗濯が済んでいたり、お風呂が沸いていたりするので、生活がすごく楽ですね。物理的にも精神的にも、独身時代より楽になりました。私は「家事は女性がやらないといけない」という考えが好きじゃないんです。共働きなのだから、お互いにできる方がやればいいと思っています。私のスケジュールが空いていて、相手が忙しかったら、もちろん私がやります。でも今は、ドラマの撮影で忙しいこともあって、私の方がすごく支えてもらっているのは確かですね。

――夫婦げんかは?

大きなけんかはしたことがないです。

――夫婦円満の秘けつは何でしょうか。

言いたいことを我慢しないことでしょうか。誰かと一緒に生活していて、我慢することがゼロというのはあり得ないと思います。かと言って、すべてを我慢するのも違うのかなと。何をどこまで我慢できるかは人それぞれですが、いずれにせよ、我慢し過ぎるのは良くないと思っています。

――お互いに思ったことは我慢せずに言うということですか。

そうですね。言い方さえ気を付ければいいと思うんです。例えば、相手にしてほしいことがあるなら、「こうしてよ」ではなく、「こうしてくれたらうれしいな」と伝えてみたり。なるべくポジティブな言い方にするように心がけています。

――仕事が忙しいなか、どんなことで気分転換をしていますか。

犬と遊びます。チワプーを飼っているんですが、家に帰ると、ものすごい勢いで駆け寄ってきて、「お帰り、お帰り」って表現してくれるんです。動物も私にとっては大事な家族です。ぬいぐるみの取り合いをして遊んでいると、「今日も一日、お仕事を頑張ったな」って実感できます。

――体調を維持するために実践していることはありますか。

毎晩必ず、湯船につかることですね。疲れて家に帰った時も、絶対に湯船につかる。その時間は惜しまないようにしています。半身浴のように2時間も3時間もつかったりはしないけれど、ある程度の時間はつかって、しっかり汗をかくようにしています。

――20代後半と言えば、公私ともに人生のターニングポイントを迎える時期だと思います。何か目標にしていることはありますか。

私は、目標というものを掲げないようにしています。20代前半の頃、目標を掲げて、つぶれそうになったことがあるんです。野心を持つことがエネルギーになる人もいるけれど、私の場合は、目標を掲げたり野心を持ったりすると、かえってダメになってしまうと思って。今は、自分が持っているものを100%出せたらと、それだけを考えています。80%にとどめることはしない。頑張って100%出し続けていけば、自分の中のキャパシティーが広がっていくと思っているからです。今やれることを、手を抜かずに一生懸命にやる。その意識をずっと持ち続ける。強いて言えば、それが目標かもしれません。

 (聞き手/読売新聞メディア局 田中昌義、撮影/遠山留美)

ヘアメイク/伊藤遥香(エムズアップ)、スタイリスト/津野真吾(impiger)、衣装協力/4℃

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新川 優愛(しんかわ・ゆあ)
女優・モデル

1993年生まれ、埼玉県出身。幼少より、お芝居の勉強をはじめ、ドラマ・映画・CM等で活躍。最近の出演作に、時代劇「大富豪同心」(NHK BSプレミアム)、連続ドラマW「悪党~加害者追跡調査~」(WOWOW)などがある。モデル業としては、ミスセブンティーン2011に選ばれ専属モデルに。2015年からは、ノンノモデルとして活躍中。