パフォーマンスグループ「VOYZ BOY(ボイズボーイ)」でチームリーダーを務める村田琳さん。昨秋から本格的に芸能活動を始め、参院議員の蓮舫さんの長男として注目を集めていますが、最近は、俳優デビューを飾った人気ドラマ「ノーサイド・ゲーム」(TBS系)での好演ぶりも話題になりました。ゲスト出演した「ダウンタウンDX 2時間スペシャル」(日本テレビ系、3日午後9時から放送予定)の収録後、仕事への意気込みなどを聞きました。
「3年以内に東京ドームで公演」目標に
――「ダウンタウンDX」は今回が初出演です。
テレビでよく拝見していた(MCの)松本(人志)さんや浜田(雅功)さんを前にして話をするのにはすごく緊張しましたが、一視聴者のような感覚で楽しむことができました。2時間半の長い収録だったのに、一瞬で終わったような気がします。
――「VOYZ BOY」のメンバーとして活動を始めてから、今月10日でちょうど1年ですね。VOYZ BOYとはどんなグループですか。
僕たちは男子50人のパフォーマンス集団です。昨年10月の新宿アルタ(東京)での初公演以来、自分たちでチラシを配って集客をしながら定期公演を行ってきました。公演では、歌やダンスはもちろん、芝居やコントなども披露しています。グループは、今月18日にZEPPダイバーシティ東京という大きな会場で公演ができるまでに成長しました。見てくださる皆さんに夢と希望を与えられるエンターテインメント集団を目指していて、「(デビューから)3年以内に東京ドームのステージに立つ」を目標にしています。
――村田さんは「BLUE」チームのリーダーです。
VOYZ BOYは「RED」「BLUE」「GREEN」「YELLOW」の四つのチームで構成されています。各チームにテーマがあって、BLUEチームのテーマは「クール・アダルト」。僕自身はそこには属さないような性格ですが(笑)、周りのみんなが支えてくれるおかげで、どうにかリーダーとして成り立っています。
――VOYZ BOYに入ったきっかけは?
おととしの夏ごろ、友人に「(メンバー募集のための)面接だけでいいから行ってくれ」と頼まれて、面接を受けに行ったら「オッケー、採用」と言われました。最初は断るつもりでしたが、そのタイミングを失って、3か月ぐらい歌やダンスのレッスンを受けていました。ある時、メンバー内であるオーディションが行われて、「合格するから」と言われて受けたのに、落選してしまったんです。それがすごく悔しくて、「頑張ってやろう」と気持ちに火がつきました。
――元々、芸能界には興味はあったのですか。
母を通じて(芸能界入りの)スカウトの話はいろいろあったけれど、興味がなかったので全部断っていました。でも今回は、母のつてではなく、友人のつてだったこともあって、芸能活動をすることを決めました。母にそのことを告げたのは、活動を始める直前でした。
――芸能界に入らなかったら、どんな仕事に就くつもりだったのですか。
中学生ぐらいの頃から、将来は税理士になるという夢を持っていました。その夢に向かう過程で「海外留学が必要かな」と考えて、高校時代はイギリスで留学生活を送りました。そして、税理士になるために帰国して大学受験をしようとしたのですが、まったく違う職業に就くことになってしまいました。自分でも不思議です。
――蓮舫さんは、芸能界の先輩でもあります。何かアドバイスはありましたか。
「コネがあっても実力がなければ生き残れない世界。琳は琳らしく、今は実力をつけるために頑張りなさい」とよく言われます。芸能界の先輩というより、村田琳の母として応援してくれています。
――お母さん譲りだと感じているところはありますか。
特にないですね。母が持っている、何かにかける熱量というのは、僕にはまだ足りません。まだ22歳で、これからどんどん成長していく段階なので、母の背中を見ながら、それを養っていきたいです。
海外で日本人役を演じてみたい
――大泉洋さん主演のドラマ「ノーサイド・ゲーム」で、社会人ラグビーのチームのマネジャー役で俳優デビューを果たしました。振り返ってみて、いかがでしたか。
初顔合わせの時からすごく緊張しました。小さい頃からテレビで見ていた俳優さんたちが周りにいて、自分という存在がすごくちっぽけに感じられました。クランクインの時も緊張でガチガチでしたが、大泉さんが「全然緊張しなくていいよ。失敗しても映像は何度でも撮り直しができるから」と言ってくださって、すごく気が楽になりました。収録が行われた4か月間で、自分は成長できたのだろうかという疑問はあるけれど、すごく密度の濃い4か月間だったのは間違いありません。
――今後も俳優業にチャレンジしていきますか。
していきたいです。初心を忘れず、すべての仕事を一つ一つ、真剣に取り組んでいきたいです。
――演じてみたい役はありますか。
「ノーサイド・ゲーム」では、ラグビーチームのマネジャーを演じさせていただきましたが、自分自身をそんなに変えることなく演じられる役柄でした。自分にはまだちょっと早いかもしれませんが、残虐な人物の役、悪者の役を演じてみたいですね。自分自身とは全然違う役に挑戦して、演じることの難しさを身をもって体験してみたいです。
――VOYZ BOYの目標は「東京ドーム」だそうですが、村田さん個人の目標は?
今はグループの目標が第一なので、自分自身の大きな目標は立てていませんが、英語はそこそこ話せるので、いつかは海外で何らかの日本人の役を演じてみたいと思っています。
――役者の世界で一番を目指す?
母の言葉を否定するわけではありませんが、役者として上を目指して、気づいたら一番上に立っていた、となったらいいですね。
――最後に、好きな女性のタイプを教えてください。
自分は顔やスタイルより、性格を重視します。オーソドックスな答えかもしれないけれど、性格の優しい人がいいですね。例えば、クラスでみんなの輪の中には入り込まず、一人で本を読んでいるような、自分の芯を持っている女の子が好きです。僕自身、すごく人に流されやすい性格なので、自分の芯を持っていて、真っすぐに生きている女性にあこがれます。
――「自分の芯を持っていて、真っすぐに生きている」だと、蓮舫さんがまさにそうなのでは? お母さんのような女性がいい?
それは違います(笑)。確かに芯を持っている女性ではありますが、母は強すぎます(笑)。
(聞き手/メディア局編集部 田中昌義、写真も)
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