モーニング娘。’19の石田亜佑美、牧野真莉愛が背負うもの

DTDX×OTEKOMACHI

モーニング娘。’19の石田亜佑美さん(右)と牧野真莉愛さん=写真提供・読売テレビ

「LOVEマシーン」などの大ヒット曲を生み出し、CD売り上げなどで数々の歴代1位記録を打ち立ててきた女性アイドルグループ「モーニング娘。」。メンバーの入れ替えを繰り返し、現在は9~15期のメンバー14人が「モーニング娘。’19ワンナイン」として活躍しています。メンバーの石田亜佑美さんと牧野真莉愛さんに、ゲスト出演した「ダウンタウンDX」(日本テレビ系、15日午後10時から放送)の収録後、活動にかける思いを聞きました。

――お二人は、「ダウンタウンDX」の出演は初めてですね。感想を聞かせてください。

石田さん 他の出演者の方々のお話を聞いていて、「話のオチとはこういうことなのか」とすごく勉強になりました。私自身は「言葉を選びながら話をするのって難しいな」と感じながらお話しさせていただきましたが、MCの浜田(雅功)さんと松本(人志)さんが、私がどんな発言をしても受け止めてくださったので、とても感謝しています。

牧野さん 浜田さんと松本さんがすごく優しかったです。特に浜田さんは、最初に私たちがスタジオに登場した時に、「いすに座っていいよ」って手で合図をしてくださって。以前にも別の番組で共演させていただいたことがありますが、今日あらためて、「いい方だな」って感じました。

新メンバー加入で若返り

――モーニング娘。’19には今年6月、15期メンバーとして新たに3人(北川莉央さん、岡村ほまれさん、山崎愛生さん)が加入しました。

牧野さん モーニング娘。が若返りました! 新メンバーは、高校1年生が1人、中学2年生が2人。過去2年間、新メンバーが入っていなくて、メンバーのほとんどが20歳前後なのですが、3人が入ってすごく若返りました。フレッシュ感がいっぱいです!

石田さん 14人体制になって、9月21日にスタートする秋のコンサートツアーから本格的に始動します。今は、それに向けてリハーサルの真っ最中です。新加入の3人のうち、2人は歌かダンスが未経験で、ジャンプの仕方も分からないくらい運動音痴の子もいるんです。なので、まるで体育教師のようになって、ゼロから教えています。コンサートでは、彼女たちの成長した姿を見てほしいですね。

――お互いについて、どう思っていますか。

石田さん 牧野は最近、雑誌のグラビアを飾るお仕事が増えて、牧野真莉愛個人の顔と名前と同時に、「モーニング娘。」の名前を世に広めてくれています。ひと言でいえば、モーニング娘。のビジュアル担当で、すごく頼りにしている存在です。それから、牧野はトーク中に「宇宙」を作り出す子です。牧野がしゃべると、場の空気が一瞬、「無」になるんです。要するに、場が静まり返ってしまうということなのですが(笑)。それを私たちは「宇宙を作り出す」と表現しているんです。今日の収録でも、「牧野がまた宇宙を作り出してしまったらどうしよう」って心配していました(笑)。

牧野さん 「石田さんはメンバーのことをいつもよく見ているな」と思っています。以前、レッスンでうまくいかなくて、「悔しい」と思ったことがあったのですが、その時、石田さんが「真莉愛、今、悔しかったよね」って声をかけてくれたんです。私の「心の声」を聞いてくれて、すごくうれしかったことを覚えています。石田さんは、そんな存在です。

――石田さんは、グループのサブリーダーですね。難しいポジションだと思いますが。

石田さん グループのまとめ役はリーダー(譜久村聖さん)なので、私はリーダーと後輩メンバーとのつなぎ役になろうと意識しています。それと、後輩メンバーに対して厳し過ぎると、グループにいづらくなってしまうと思うので、厳しい中にも、適度にふざけ合う時間を大事にするようにしています。

「私たちの楽曲」と自信を持って

――モーニング娘。がメジャーデビューを果たしたのは1998年でした。以来、先輩たちが築き上げてきた歴史を大切にしながら、現役メンバーとして新しいカラーも打ち出していかなければいけない。そんな環境をどう受け止めていますか。

石田さん 例えば、「LOVEマシーン」(1999年)を歌う時に、先輩方のものまねになってはダメだと思うんです。ものまねなら、他のグループでもできます。ただ、だからと言って、オリジナルから大きく変えてしまってもよくありません。オリジナルでは、中澤裕子さんがため息交じりでセクシーに歌っていたのに、同じところを威勢よく歌ってしまったら、「LOVEマシーン」という曲の表現としては違うと思うんです。オリジナルをなぞるべきところはなぞる。でも、ダンスであれば、今のメンバーの方がより激しく踊れる自信があるので、先輩方より激しく踊る。そんなメリハリを大事にしています。私たちはオリジナルメンバーではないけれど、「モーニング娘。」を名乗っているからには、「これは私たちの楽曲です」と自信を持って言えるようなパフォーマンスをしようと、いつも心掛けています。

牧野さん モーニング娘。がこんなに長く続いているのは、やはり先輩方のおかげです。私個人のお仕事も、「モーニング娘。の牧野真莉愛」だからこそ、いただいたものがほとんどだと思っています。先輩方にはいつも感謝しているし、私自身もそうした存在になれるよう、頑張りたいです。

写真提供・読売テレビ

――モーニング娘。は20年以上にわたって数多くの楽曲を生み出してきました。それだけに現役メンバーは、たくさんの曲や振り付けを覚えるのが大変なのでは?

石田さん 確かに大変だと感じた時期はありましたが、ステージで歌って踊る楽しさを一度でも味わったら、大変だなんて言っていられません。「あの楽しさが待っているのだから、頑張らなきゃ」という気持ちの方が、今は強いですね。モーニング娘。を20年間、ずっと応援し続けてくださっているファンもいらっしゃるので、そういう方々への敬意も込めて、歌い、踊っています。

牧野さん 私は覚えることがすごく楽しいです。「この踊りには、実はこういう意味が込められているんだよ」って、テレビを見ていただけでは分からないことを教えてもらえるんです。モーニング娘。に加入してから知ったことがいっぱいあるし、加入して5年たった今も、曲や踊りを覚えるたびに新しい発見があるので、すごくうれしいです。

目標は「メジャー」挑戦?

――今後の活動についての抱負を聞かせてください。

石田さん 今日の「ダウンタウンDX」の出演もそうですが、いろんなところにどんどん出ていって、できるだけ多くの方に、私たちの顔と名前を知っていただきたいです。「自分たち、こんなに歌とダンスがかっこいいのに」とか「面白い子がいっぱいいるのに」と内輪だけで言っていても仕方がないので、これからはどんどん外に向かってアピールしていきたいです。

牧野さん 私は、メジャー挑戦です。MLB(野球の米国メジャーリーグ)が好きなので、メジャーに挑戦したいです。

――具体的には、メジャーリーグの試合で始球式に出たいといったことですか。

牧野さん 細かいことは気にせず、メジャー挑戦を……。

石田さん これが牧野の「宇宙」なんです(笑)。言いたいことが伝わらない。スミマセン。

――メジャーなアイドルを目指すということですね(笑)。最近、関心を持っていることはありますか。

牧野さん MLBと北海道日本ハムファイターズです。ファイターズは4歳の時から大好きなのですが、今は二軍の試合を見るのにハマっています。二軍の選手が一生懸命プレーしているところを見ていると、私も「頑張ろう」という気持ちになれるし、選手たちがキラキラ輝いているので、すごくひかれます。

――牧野さんは、愛知県の出身ですよね。地元の中日ドラゴンズではなくて、ファイターズが好きなのですね。

牧野さん 3歳までは、母の影響で中日ファンだったんです。でも、4歳の時に、新庄剛志選手が好きになったのがきっかけで、ファイターズファンになりました。MLBが好きになったのは、2017年にロサンゼルス・ドジャース対ヒューストン・アストロズのワールドシリーズのテレビ中継を見たのがきっかけです。当時、ドジャースにはファイターズ出身のダルビッシュ有選手がいましたから。ファイターズからは、大谷翔平選手もロサンゼルス・エンゼルスに移籍しましたし。

石田さん 最近、インスタグラムを始めました。気合を入れて、わざわざデジカメまで買ったのですが、いざやろうとなったら、はたして世にいう「映え」とは何なのか、今一つ理解できていないんです(笑)。モーニング娘。に加入したのが中学3年生の時で、それからはSNSとかけ離れた世界で生きてきたので、世の流行はやりというものがよく分からないんです。だから、今さら「映え」を追いかけるよりも、自分らしさを追求した方がいいのかなと。私はダンスが得意なので、踊っている映像をアップしてみようかなとか、いろいろ考えているところです。

――10年後の自分は、どうなっていると思いますか。

牧野さん 10年後は28歳になっています。ちょうど今のアーロン・ジャッジ選手(ニューヨーク・ヤンキース)と同じくらいの年ですね。アーロン・ジャッジ選手が好きなんです。

石田さん 好きな選手がいっぱいいるんだよね(笑)。

牧野さん たぶん、10年後には身長が2センチぐらい伸びていると思います。

――ジャッジ選手は、身長が201センチありますね。

牧野さん ジャッジ選手まではいかないけれど、アストロズのホセ・アルトゥーベ選手(身長168センチ)ぐらいには伸びていると思います(笑)。

石田さん 10年後は32歳ですね。先日、(プロデューサーの)つんくさんが、ブログに「譜久村や石田あたりは過去のモーニング娘。の歴史を覆すような40歳現役とかね。そんな度肝を抜くような新しい人生を歩んでほしいです」と書いてくださって。私、結構それを真に受けちゃったんです。「つんくさんが言うなら、40歳までやっていいんじゃないかな」って。だから、もし夢を見ていいのであれば、10年後もモーニング娘。にいたいですね。

(聞き手/読売新聞メディア局 田中昌義、撮影/遠山留美)

【あわせて読みたい】
・高橋愛さん「卒業してから、モーニング娘。がもっと好きに!」
・仕事再開・小林麻耶が新婚の夫と一緒にはまっていること
・はいだしょうこさん「私の絵は、そんなに変かな!?」

モーニング娘。(もーにんぐむすめ)

テレビ東京系「ASAYAN」でのオーディション企画「シャ乱Qロックヴォーカリストオーディション」に落選した5人によって1998年1月、シングル「モーニングコーヒー」でメジャーデビュー。7枚目のシングル「LOVEマシーン」で初のミリオンを記録。その後、女性グループが持つ数々の記録を更新し続けている。2014年1月からアーティスト名の後ろに、西暦の年号を入れて表記。それに伴い、19年1月にアーティスト名を「モーニング娘。’19(もーにんぐむすめ・わんないん」に改名し活動中。
石田 亜佑美(いしだ・あゆみ) 1997年生まれ、宮城県出身。2011年にモーニング娘。に加入。現在、サブリーダーを務める。
牧野 真莉愛(まきの・まりあ) 2001年生まれ、愛知県出身。2014年にモーニング娘。に加入。ソロでモデルとしても活動。