ものまね芸人・沙羅が近い将来、綾瀬はるかと同時にしたいこと

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女優・綾瀬はるかさんのものまねで一躍脚光を浴びている、ものまね芸人の沙羅さん。最近は、元サッカー日本女子代表でタレントの丸山桂里奈さんのものまねも「そっくり!」と評判を呼んでいます。ゲスト出演した「ダウンタウンDX」(日本テレビ系、25日午後10時から放送予定)の収録後、ものまね芸にかける思いを聞きました。

頬骨が似ている丸山桂里奈をまねる

――きょうの収録は「モノマネ芸人スペシャル」で、大勢のものまねタレントが集結しました。

出演させていただいたのは、今年2月に次いで2回目です。前回はあまりの緊張で、収録前日に眼鏡を落として割ってしまい、当日にはスマホを落として割ってしまいました(笑)。でも今回は、ゲストがものまね芸人ばかりということもあって、落ち着いて臨むことができました。ダウンタウンのお二人には、丸山桂里奈さんのものまねを笑っていただき、すごくうれしかったです。

――沙羅さんと言えば、綾瀬はるかさんのものまねが代名詞ですが、丸山桂里奈さんのものまねも話題です。丸山さんのものまねをする芸人さんは珍しいと思いますが、彼女に目をつけたのはなぜですか。

私は、誰かのものまねを始める時にはいつも、「似てる」と言われた人をまねるのですが、「頬骨が丸山桂里奈さんに似ている」と言われたことがあって(笑)。自分では似ているとは全然思っていなかったけれど、とりあえず丸山さんの髪形に似たかつらを買ってかぶってみたら、すごく似ていたんです。

昨年9月からホリプロコム(芸能事務所)に所属しています。綾瀬さんと丸山さんが所属するホリプロのグループ会社なんです。そこで「テレビに出演するためには何が近道か」を考えた時に、「ホリプロ所属のタレントさんから攻めていったら出やすいんじゃないか」という計算が働いたのも正直なところです(笑)。実際、ホリプロ主催のイベントで、丸山さんがステージに登場した後に、偽者の丸山さんが登場するという形で、共演の願いがかないました。綾瀬さんともぜひ共演させていただきたいのですが、タイミングもあると思いますので、簡単にはいかないようで……(笑)。

――街で綾瀬さんと間違えられることが多いそうですが、「綾瀬さん」と声をかけられるのと、「沙羅さん」と声をかけられるのでは、どちらが多いですか。

半々ぐらいかもしれませんね(笑)。話しかけられないまでも、よく二度見されるんですよ。電車に乗っている時も、私を見つけて「あっ、綾瀬はるかだ! でも、綾瀬はるかが電車に乗っているわけないよな……」といった感じで首をかしげる人もいます。マネジャーさんには「マスクで顔を隠したりせずに、お茶の間のタレントになるまでは堂々とバレにいけ!」と言われています。

「笑っていいとも!」きっかけでものまねの世界に

――そもそも、ものまねを始めたきっかけは?

小学生の頃までは、友達に「おはよう」も言えないくらい、内気な子供でした。ところが、中学生の時に、たまたまある先生のものまねをしたら、ものすごく受けて、友達を作りやすくなったんです。その頃からものまねをするようになりました。(女性ボーカル・ダンスグループの)SPEEDが衝撃的なデビューをした時で、メンバーの島袋寛子さんに顔が似ていると言われたので、声まねをし始めたら、「すごく似ている」という評判が学校中に広まって。カラオケボックスで歌っていると、隣の部屋にいた人がやって来て、「すみません、誰が歌っているのかと思って。めっちゃ神ですね」と言われるぐらい。それで、ものまねにどんどんはまっていきました。

――でも、将来、ものまね芸人になろうと思ったわけではないのですね。

まったく思っていませんでした。お笑いは好きで、学生時代には趣味で漫才コンビを組んでみたりもしていましたが、大学を卒業して普通に就職しました。その後は、すてきなお嫁さんになるつもりだったけれど、予定が狂いまして(笑)。会社勤めをしている時に体調を崩してしまい、退職したんです。「これからの人生、何をやろうか」と考えた時に、自分は声を使う仕事が得意なんじゃないかと思いついて、声優を目指して地元の名古屋から上京しました。

写真提供・読売テレビ

――ものまねタレントになったのは、2013年に「笑っていいとも!」(フジテレビ系)のそっくりさんコーナーに出演したのがきっかけですね。

上京後は、声優事務所に入って、小劇場の舞台に出演したりしていましたが、なかなか芽が出なくて。ずっと貧乏だったので、心配した母から「どうするの、これから」と聞かれ、実家に戻ってお見合いをすることになりました。「声優はもうあきらめるしかないのか」と思っていたところで、「笑っていいとも!」に出演させてもらえることになって。前からずっと似ていると言われていた綾瀬さんのものまねをしたら、「(関根勤さんのものまねで)面白いねぇ!」と関根勤さんが言ってくださって、その日のチャンピオンに選ばれたんです。それで前の芸能事務所の社長さんに声をかけていただき、ものまね芸人になりました。

やってみたい久本雅美のものまね

――ものまねのレパートリーは現在、どれくらいありますか。

歌まねや、アニメのキャラクターのまねも合わせると、30人ぐらい。5年後ぐらいまでに100人を目指したいです(笑)。 

――ネタはどうやって考えているのですか。

私の場合は、ものまねをする人が出演している作品を見ながら考えます。綾瀬さんだと、ドラマを見ながら「(綾瀬さんのものまねで)部長……違うな。部長!……これだ!」みたいな感じ(笑)。まず発声練習から始めて、同じドラマを2回目に見た時に、綾瀬さんがどういう表情か、どんな癖があるかをチェックします。そして3回目は、ただボーっと見る。そうすることで、「綾瀬さんのここが印象強いな」というところが分かるんです。そのようにしてネタにまとめていきます。

――これからも綾瀬さんのものまねを極めていくのですか。

最近、「丸山桂里奈さんの方が似てるんじゃない?」と言われ出したけれど(笑)、私としては、綾瀬はるかさんのものまねの第一人者と言われ続けたいです。綾瀬さんがものまねのお好きな方だという情報も何となく耳に入っているので、きっとご本人が私のものまねを見てくださっていると思って、気を抜かずにやっていきたいです。

――チャレンジしたいものまねはありますか。

歌まねだと、最近は森高千里さんをみっちり練習しています。できたらいいなと思っているのは、久本雅美さんのものまねですね。番組の司会者の方って、他の出演者に話を振るのが仕事だから、ものまねでノリツッコミ(相方のボケにいったん乗った後に、ツッコミを入れる漫才の手法)もできるし、いろんなネタが作れそうだなと思うんです。

――健康のために実践していることはありますか。

毎朝、「綾瀬はるかさんのラジオ体操」をやっています(笑)。綾瀬さんって、すごく明るい方なので、ものまねをする時も明るいパワーを使うんです。最近、年のせいで寝起きがしんどくなってきたので、目が覚めたら、「(綾瀬さんのものまねで)まずはラジオ体操で! チャンチャ、チャンチャ、チャンチャン♪」って体操をして、一日を始めることにしています。

――公私ともに、綾瀬さんが完全に沙羅さんの中に入り込んでいる感じですね。

そうなんです。家の壁一面に綾瀬さんの写真を貼ってあって、いつでもすぐに綾瀬さんを見られるようにしています。

――今後の目標を教えてください。

綾瀬さんのものまねをもっと深く掘り下げていきたいです。共演がかなったら幸せすぎて……想像がつきません(笑)。それから、私の勝手な希望なんですが、近い将来、綾瀬さんが結婚する時……私も同じタイミングで結婚することです! 私は綾瀬さんより年上。もう若くないんです(苦笑)。
(聞き手・読売新聞メディア局 田中昌義)

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沙羅(さら)

1983年生まれ、名古屋市出身。関西外語大学卒。会社員などを経て、2013年からものまね芸人として活動。モノまねのレパートリーは、綾瀬はるかさん、丸山桂里奈さんのほか、篠原涼子さん、壇蜜さん、広末涼子さん、クレヨンしんちゃんなど。