OTEKOMACHIは、舞台やテレビで活躍している人気若手俳優をフィーチャーしている雑誌「W!」(廣済堂出版)とコラボ企画をスタートします。「W!」記者の取材現場から、雑誌には載らない取材中のオフショットや俳優の素顔をお届けします。
企画第1弾は、7月11日に発売になった「W!」Vol. 23の巻末表紙に登場する、田村心さんのインタビューです。ミュージカル『刀剣乱舞』、舞台「僕のヒーローアカデミアThe“Ultra”Stage』などで頭角を現し、7月31日にはメジャーCDデビューが決定。
6月のある日、東京某所の撮影スタジオに現れた田村さん。夏を感じさせる天気の中、さわやかな服装で撮影に臨みました。カメラマンの要望にも即時に応え、表情も豊かです。「W!」の取材は過去に何回か行われていたということで、取材にもリラックスして答えていました。
田村さんといえば、まず思い浮かぶのはミュージカル『刀剣乱舞』シリーズの陸奥守吉行役。
陸奥守吉行は、人気PCブラウザ・スマホアプリゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」のキャラクターで、名だたる刀剣が戦士の姿となった“刀剣男士”ですが、2015年から始まったミュージカル『刀剣乱舞』(刀ミュ)では18年に満を持して登場することになり、発表時には待ちに待った大勢のファンが盛り上がりました。
実は、16年の「ミュージカル『刀剣乱舞』~幕末天狼伝~」にスタッフとして参加していた田村さん。その2年後に刀剣男士として“あこがれの作品”に出演できたことに感慨無量だったようです。
田村さんは「ファンの方に喜んでもらえたのを強く感じました」と当時を振り返ります。陸奥守吉行は刀だけでなく銃も携えていて、殺陣もさぞかし難しかったのではないでしょうか。田村さんは以前、殺陣を学んだことがあるそうですが、「習っていたのは基礎的なことなので、舞台で使う応用的な事となると本当に難しくて……。殺陣自体も難しかったのですが、そこに拳銃となると、更に難しかったです」と明かしてくれました。
舞台での音響効果は、殺陣では刀の効果音だけでなく、銃声もあります。「拳銃を打つ音と動きを音響さんと合わせる点にちょっと苦労したかな」とのことです。同じ役で、今秋から全国9か所で開催される「ミュージカル『刀剣乱舞』歌合 乱舞狂乱」に出演が決定しています。
刀ミュの後、18年に「最遊記歌劇伝―異聞―」の峯明役で初の主演、今年は週刊少年ジャンプ連載中の大人気マンガ「僕のヒーローアカデミア」の初の舞台化である「僕のヒーローアカデミア The “Ultra” Stage」でも主演を務めました。
今年は俳優業に加えて、歌という新たな分野にチャレンジします。7月31日に発売予定のCD「君がいて欲しい」の歌詞は、田村さんに寄せて作ってもらったとのこと。「歌は難しい」と思ったそうですが、「すんなり自分が歌いやすい言葉たちが並んでいるので、そういう意味ではやりやすく環境を整えてもらっているなと思っています」と話していました。
自称“人見知り”だそうですが、“最近ドキドキしたこと”を尋ねてみました。少々照れながら「舞台の顔合わせですね」と教えてくれました。「一番最近だと『ハッピーマーケット!!』という舞台(6月19日~23日)の顔合わせの時、ほとんど“初めまして”の方ばかりで緊張して、ドキドキしたなぁって思います。(顔合わせでは)最初から最後までずっと緊張していました」。最近見た映画にもドキドキしたそうで、「映画館じゃないんですけど、『レディ・プレイヤー1』を見ました。おもしろかったんですけど、ドキドキしちゃいました」と田村さん。
取材中、目の前にあるカラーペンを触りながら、真剣に質問への答えを考えている様子が印象的でした。
「W!」では、作品への思い、日常の中で感じていることなど、田村さんの今を伝える記事を掲載しています。
(取材・文/メディア局編集部 杉山智代乃)
田村心さんが巻末表紙に登場している「W!」Vol. 23