声にコンプレックス…新木優子さん「トイ・ストーリー4」で克服

インタビュー

声を担当した「ギャビー・ギャビー」の人形と(東京都内で)

 映画『トイ・ストーリー4』が7月12日、全国で公開されます。シリーズ最新作の日本語吹き替え版で、声優に初挑戦した女優でモデルの新木優子さん(25)。実は、自身の声にコンプレックスを持っていたそう。アフレコの苦労話や映画の魅力を聞きました。

――初挑戦の声優で心がけたことは?

 私の役は、1950年代に作られたアンティークの人形だったので、監督から「最近の女優というよりは、昔の海外の女優をイメージして表現してほしい」と指示がありました。だれか特定の女優を意識したわけではありませんが、大好きなオードリー・ヘプバーンの作品を見て、語り口調や話すテンポを参考にしました。普段は早口なので、ゆったりとしゃべるように注意しました。

(C)2019 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

「女性らしい声に憧れていた」

――新木さんの演じた人形「ギャビー・ギャビー」は発声機能が壊れ、そのことでコンプレックスを抱えています。

 私自身も声にコンプレックスを持っていました。声が低くてハスキーなので、周囲から「もっとカワイイ声かと思った」とか「女の子っぽい話し方かと思った」などと言われることが多くあり、女性らしい声に憧れていました。ただ、今回の声優の仕事を通して、落ち着いた雰囲気のしゃべり方を褒めてもらえる機会が増え、コンプレックスだった声を強みと思えるようになりました。

――「一度でいいから子どもに愛されたい」と願っていた「ギャビー・ギャビー」は、けなげではありますが、わがままな一面もあります。

 子どもに限らず、強くかなえたいことがあると、周りが見えなくなることがあります。どうしても自分を優先させてしまうことって、誰にでもあると思うんです。ギャビー・ギャビーは、自己中心的な一面もありますが、子どもたちの幸せを願う姿勢は揺るぎませんでした。大人になっていくにつれ、自分のわがままに気づき、反省することも多くあります。それが成長につながっていくのだと思います。

子どものころはジャングルジムや木登りが好きだったという新木さん(東京都内で)

「バービーにひどいことをしてしまった」

――「トイ・ストーリー」シリーズとともに子ども時代をすごしていますね。

 物心ついたころから、「トイ・ストーリー」はそばにありました。見ると安心するし、心地がいい。色彩が鮮やかで、とても楽しい。目をキラキラさせながら見ていた記憶がありますが、大人になってからは、とても深い内容だと分かりました。おもちゃの存在から、身近にいる家族や友人などの大切さを実感させられます。

――子ども時代のおもちゃとの思い出は?

 どちらかといえば、外でジャングルジムや木登りをするのが好きな子どもでした。おもちゃの思い出と言えば、バービー人形ですね。ひどいことをしてしまった経験があって、「ショートヘアのほうがカワイイ」と勝手に思いこみ、バービーの髪を切ってしまったんです。今でも後悔しています。自分に子どもができて、人形で遊んでいる姿を見たら、「絶対に髪は切らないでね」と伝えたいと思っています。

 「トイ・ストーリー」のように、直接おもちゃの声を聞くことはできないけれど、私はバービーのショートヘアもカワイイと思っていたので、あの時のバービーが「いい思い出ね」と言ってくれたらいいですね。

(聞き手・メディア局編集部 鈴木幸大)

◆ ◇ ◆ ◇ 

 「トイ・ストーリー」は1995年に、ディズニー/ピクサー初の長編アニメとして製作されました。人間の見ていないところでおもちゃが動き回り、大冒険をするストーリーは世界的に大ヒット。99年に第2弾、2010年に第3弾が公開されました。前作の『トイ・ストーリー3』は、第83回アカデミー賞で長編アニメーション賞を含む2部門を受賞。日本でも興行収入100億円を超える大ヒットを記録しました。

【公開情報】 「トイ・ストーリー4」:7月12日(金)全国ロードショー
監督:ジョシュ・クーリー
製作:ジョナス・リヴェラ
日本版声優:唐沢寿明、所ジョージ、戸田恵子ほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン ©2019 Disney/Pixar

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