お笑いコンビ・スパイク「ネクストブレイク詐欺」は卒業!

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「スパイク」の松浦志穂さん(左)と小川暖奈さん

 ツッコミ担当の松浦志穂さんと、ボケ担当の小川暖奈さんが組むお笑いコンビ・スパイク。吉本興業のタレントで結成されたアイドルグループ「吉本坂46」のメンバーにそろって選ばれ、昨年末に発売のデビュー曲「泣かせてくれよ」では、小川さんがトレンディエンジェルの斎藤司さんとともに「ダブルセンター」に抜擢ばってきされて、一躍注目を集めています。ゲスト出演した「ダウンタウンDX」(日本テレビ系、17日午後10時から放送予定)の収録後、スパイクの二人が今後の活動への意気込みを語ってくれました。

――「ダウンタウンDX」は初出演ですね。感想は?

小川さん きょうという日を迎えるまでは、めちゃくちゃ緊張して、本当に心臓が飛び出そうでした。でも、収録が始まると、(MCの)ダウンタウンさんの優しさを感じて、緊張がフワッと飛んでいきました。きょうの収録は「女芸人大集合スペシャル」ということで、私たち以外のゲストもみんな、顔見知りの女芸人さんばかりだったので、すごく楽しむことができました。

松浦さん 私もこの日が来るまで、すごく憂鬱ゆううつで(笑)。こういうお仕事をたくさんやっていきたいと思いつつも、収録日が早く来てほしいような、来てほしくないような、落ち着かない日々を過ごしていました。きょうもここ(収録スタジオ)まで駅から歩いてきたんですけど、その間、頭の中では「早く終われ」「いや、終わってほしくない」と、いろんな感情が巡っていました。でも、収録が始まってすぐに、「あまり根詰めなくとも、楽しくやらせていただける現場なんだ」と感じて、そこからはすごく楽になれましたね。

先輩芸人に囲まれ、センターの大役

――12月26日にリリースされた吉本坂46のデビュー曲「泣かせてくれよ」は、オリコンデイリーチャートの2位にランクインするなど、好調な出足ですね。

小川さん すごくありがたいですね。実際に私たちを応援してくださっている方がたくさんいることが分かって、本当にうれしかったです。この曲は大阪弁の歌詞で、最初に聴いた時、「芸人の人生にめちゃくちゃ当てはまるな」って感じたんです。メンバーの先輩芸人の方々にも、歌詞に書かれているような体験が過去にあったんじゃないかと。大人の男の渋さや哀愁がくさいほど出ていて、吉本坂じゃないと表現できない曲だと思います。

――センターという大役を任されて、重圧を感じているのでは?

小川さん 私がセンターになるなんて、1ミリも思っていなかったので、選んでいただいた時は「ウワッ、どうしよう!」って。私はいつもヘラヘラしていて、人を引っ張っていくような立場に置かれたことがないので、「大丈夫かな」と不安になりました。でも、吉本坂のメンバーは、頼りがいのあるお笑い界の大先輩ばかり。次長課長の河本(準一)さんや、ココリコの遠藤(章造)さんが「気負うことはないよ。これだけの芸人がいるんやから、自由にやって」と声をかけてくださいました。実際、吉本坂の仕事の現場に行くと、「仲良く楽しく」という空気を常に感じられるので、あまりプレッシャーを感じることはありません。

小川暖奈さん

――松浦さんは、吉本坂のユニットの一つ「POP MONSTER(ポップ・モンスター)」のメンバーですね。

松浦さん はい、私も一応、吉本坂なんです(笑)。はじめに吉本坂のメンバー全員が集められて、選抜メンバーが発表されたのですが、私は選ばれず。次に「ユニット1」と「ユニット2」のメンバーが発表されたけれど、そこにも入れず、最後に残ったのが、トレンディエンジェルのたかしさん、ゲイの芸人のマサルコちゃんと、私の3人。その3人で「POP MONSTER」というユニットを組むことになりました。周りの人たちから「残り物やないか」って、おいしくいじっていただきましたが、「残り物とは言わせないぞ!」というテーマのもと、POP MONSTERとしても話題を巻き起こしていきたいと思っています。

お笑いの価値観がぴったり

――お二人は、NSC(吉本総合芸能学院)の同期生なのですね。コンビを組んだきっかけは?

松浦さん 入学して1週間目ぐらいに、「お笑いコースの子だな」と思って、私から普通に声をかけたんです。そこからいろんな話をしたら、すっかり意気投合して、「じゃあ、とりあえず、1回目の授業で一緒にネタをやってみない?」という話になり、とんとん拍子でコンビを組むことになりました。吉本のお笑いのイベントに一緒に行った時も、先輩たちの芸を学ぶこともなく、二人で3、4時間、ずっとしゃべり続けていました(笑)。お笑いの好みや価値観もすごく合って、「この子を逃してはいけない」と思ったんです。

松浦志穂さん

小川さん 私たちが入学した時、NSCには女性が100人ぐらいいたんですよ。でもみんな、サークル活動みたいにグループで固まっていて、私はその輪の中に入っていけませんでした。「私は芸人になるためにここに来た。女子たちとワイワイ楽しむために来たんじゃない」って、ちょっととんがっていたら、たまたま他にも女子たちの輪に入っていない女性がいて。それが相方だったんです。その時、「私と近いものがあるかも」と思いました。入学から1週間でコンビを組んで、それからずっと一緒です。当時、100人いた女子で、今も芸人として残っているのは、私たちを含めて4人ぐらいなんですよ。

――小川さんは、2014年、15年の「吉本べっぴんランキング」で1位に選ばれました。

小川さん 芸人なので、「面白い」と言われることが一番うれしい。でも、「かわいい」と言われて、うれしいかうれしくないかと聞かれたら、うれしいです。

松浦さん そりゃそうだよね(笑)。

小川さん 「べっぴんランキング」は、「マンスリーよしもと」という雑誌の企画で、3年連続で1位を取ったら「殿堂入り」と言われていました。ところが、3年目に雑誌自体がなくなってしまったんです(笑)。1位になったのは、もう4年前だけれど、いまだにこうやって取り上げていただけるので、すごくありがたいですね。

2019年は「スパイクの年」に

――今後の目標はありますか?

小川さん 吉本坂46のメンバーとして大チャンスをいただいているので、吉本坂の活動を頑張りますし、コンビの活動にもうまく生かせたらと思っています。それと、2020年の東京オリンピックの開会式に出演する。

松浦さん それだと、これから急激に売れるということですね(笑)。

小川さん それくらいの気持ちで、「2019年はスパイクの年だった」って言われるくらい頑張ります!

松浦さん 私たちは毎年のように「ネクストブレイク芸人」と言っていただいて、10年間、このような取材を受けさせていただいていますが、そろそろ「ネクストブレイク詐欺」と言われているんじゃないかと(笑)。なので、「ネクストブレイク詐欺」を卒業して、本当にブレイクしたいです。ふだんはコントをやっているので、女芸人ナンバーワンを決める「THE W(ザ・ダブリュー)」や「キングオブコント」といった賞レースにも出場して、結果を残したいですね。

――メンバーに「恋愛禁止」を課しているアイドルグループが多いですが、吉本坂は?

小川さん 私も「どうなんだろう」って思っていたんですけど、禁止じゃないらしいです(笑)。吉本坂には、結婚されている方もいるし。

――堂々と恋愛ができるというわけですね。

松浦さん まぁ、私はもういい年なんでね(笑)。同級生は子供が2人、3人といますし、そういう幸せもあきらめませんよ!

(聞き手・読売新聞メディア局 田中昌義、写真・本間光太郎)

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松浦 志穗(まつうら・しほ) 1984年生まれ、山形県鶴岡市出身。
小川 暖奈(おがわ・はるな) 1990年生まれ、名古屋市出身。
ともに、NSC(吉本総合芸能学院)14期生で、2008年に「スパイク」結成。