岡田朋峰さん、父ゆかりの「ミス・インターナショナル」への思い

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 「2019 ミス・インターナショナル」の日本代表選出大会で栄冠を手にした岡田朋峰ともみさん(20)。長年、同大会の司会を務めた俳優の岡田真澄さん(故人)の長女であることでも話題になりました。「ダウンタウンDX 2019新春超拡大2時間SP」(10日午後9時から放送)に出演する朋峰さんに、番組収録後、11月に開催される世界大会への意気込みや、父・真澄さんへの思いを聞きました。

32人の候補者の中から日本代表に

――ダウンタウンDXへの初出演はいかがでしたか?

 とても楽しかったです。父もこの番組に出演したことがあって、幼稚園のころから見ていたトスポ(番組キャラクター)のイスに座ることができて感慨深かったです。収録をした砧スタジオにも、父が仕事の時に何度か、一緒に連れて来てくれたことがあったので、懐かしかったです。ただ、まさか自分が出演するとは思っていませんでした。今日はトレンディエンジェルの斎藤(司)さんが隣の席だったのですが、いいお声でした(笑)。

代表決定で新たな目標

――32人の候補者の中から、ミス・インターナショナル日本代表に選ばれました。おめでとうございます。お父さまには報告されましたか?

 ありがとうございます。父には「1位になったよ」って報告しました。でも、「見てたよね?」って。きっと、その場にいて見守っていてくれたと思います。ウォーキングの審査の時にも、客席に父がにっこり笑って座っていて、私のパフォーマンスを見ていてくれたと思います。「見守ってくれてありがとう」という感謝の気持ちを伝えました。

――日本代表に決まって、心境に変化は?

 大きな目標がひとつ達成した今、今年11月の世界大会でいい成績を残したいという次の目標ができてうれしいです。日本大会では、出場までの間に目標に向かって努力し、結果を残すことの喜びが得られました。これから世界大会に向けて頑張りたいと思います。

父から一生分の愛を

――お父さまは、2006年に70歳でお亡くなりになりました。テレビに出ていた当時の記憶はありますか?

岡田さん提供

 あります。よく周りの方に「まだ小さかったので、覚えていないでしょう?」と言われますが、父はよく私を仕事場に連れて行ってくれたので、鮮明に覚えています。

――どんなお父さまでしたか?

 父が亡くなったのは私が7歳の時でした。病気のこともあり、私と一緒にいられる時間はそんなに長くないと思ったのでしょうね。父は1秒でも長くと、いっぱい遊んでくれました。母が骨折をして入院した時は、朝ご飯を作ってくれたり、身の回りの面倒を見てくれました。夏休みの1か月間くらい、父と二人きりで過ごしました。今思うと、父はその頃、舞台のけいこがあって、とても忙しかったと思います。それでも、私をいっぱい愛してくれ、かわいがってくれたんです。短い間でしたが、とても濃い時間で、一生分の愛をもらいました。

――お父さまが司会を務めていたミス・インターナショナルに出場しようと思ったきっかけは?

 父は「朋峰がハタチになるまでは絶対に死ねない!」と言っていましたが、残念ながら父にハタチになった姿を見せることができませんでした。今年、ハタチになったので、記念に何か大きな挑戦をしようと思ったのがきっかけです。父に成長した自分の姿を見せたいと思い、父が司会を務めていたミス・インターナショナルに応募しました。まさか、日本代表に選ばれると思っていなかったので、決まった時は、やっと父に親孝行が出来たような気がしました。

岡田さん提供

――日本大会までのレッスンは?

 大会では、水着、和服、ドレス姿が審査されます。私は2か月の間、ウォーキングのレッスンを毎日5時間ぐらい行いました。ミスコンというと、外見ばかりが注目されると思いますが、この大会はスピーチが重要なんです。英語と日本語で行うスピーチで、社会貢献や国際親善、女性がどう活躍していくべきかといったことを、いかに自分の言葉にして表現するか。そのために勉強したことを、A4のノート2冊分ぐらいにびっしり書き込みました。それと、自分には何が足りないのかを客観的に知り、見つめるという作業が大変でしたね。でも、勉強と振り返りをたくさんしたことで、「私はこれだけやったから大丈夫!」という自信がつきました。

――青山学院大学に通っているそうですが、普段はどんな大学生ですか?

 幼稚園から青山で、昔からの友人も多いです。大会までのレッスン期間も私を支えてくれました。土日がレッスンで、平日は大学の国際政治経済学部に通っていました。失敗して気持ちがへこんでいたときも、学校へ行くと友人たちが励ましてくれました。女子学生が多いのですが、一丸となって応援してくれて、大会の会場にも応援に来てくれたんです。つらいこともあったけれど、彼女たちがいなかったら乗り越えられなかったと思います。

――日本代表に決まった時はお祝いしてくれましたか?

 すごく喜んでくれて、お花やお菓子をくれました。「これから世界大会に向けて体作りをしなきゃ」というと、「今まで頑張ったんだから、今日ぐらい食べなよ!」と言ってくれて。代表に決まったからといって周りは何も変わらず、学校にいるときは普通のハタチの大学生でいられます。

夢はキャスター

――「ダウンタウンDX」では、女子大生らしい普段着ファッションを披露していましたね。

 普段はメイクもナチュラルで、つけまつげもミス・インターナショナルに出場するために、人生で初めてつけたんです。

――アルバイトはしていますか?

 テレビ局の報道フロアでアルバイトをしています。

――将来の夢は?

 まずは、今年の世界大会でいい成績を残したいです。その後は、アナウンサーやニュースキャスターになりたいと思っています。平成から新しい時代に移る節目の年ですし、20年の東京オリンピック・パラリンピックや、25年の大阪万博など大きなイベントが控えているので、ぜひこれらに携わる仕事をしたいと思っています。

――どんな女性になりたいですか?

 父から、礼儀と感謝の気持ちを忘れない女性になるよう教えられてきました。父は人間関係をとても大事にする人で、最近お仕事の現場でお会いした人に、「お父さんって、温かい人よね?」と言っていただきます。父との思い出を聞くと、まだ父はこの世にいて皆さんの心の中で生きているんだなと。すべての人を愛するような心の大きな人だったので、少しでも父に近づけられればと思います。あと、日本人の奥ゆかしさとか「大和なでしこ」の気持ちを忘れずにいたいです。

命より大事なたすき

――現在の日本代表としての活動は?

 今はテレビ番組などメディアへの出演のほかに、「ゴールド・リボン」という小児がんの子どもたちを支援する活動や、中央官庁や自治体、大使館などが主催する公的なイベントに参加しています。

――ずっとたすきをかけっぱなしですね

 1本しかないので、命より大事にしているたすきです。このドレスも本大会で着たものです。身が引き締まる思いです。

――あまりないと思いますが、自分の欠点をあげるとしたら?

 心配性なことですね。何でも事前に調べたりメモしたりしないと落ち着きません。メモ魔なんです。あと、努力をしないと他の人に追いつけないので、自分に足りないところが多すぎて、落ち込んでしまいます。でもその分、努力してがんばろうと思いますが。

――生まれながらにして、お父さまから「プリンセス教育」をされていたそうですね。 

 「プリンセス」の身のこなしや所作など、父から教わったことには、感謝しています。

――青学といえば箱根駅伝ですね

 毎年、沿道で旗を振って応援しているんですよ。

――世界大会で優勝して、たすきをして応援できるといいですね。

 世界のトップ5に入賞すると、さらにもう1年、ミスとして活動することになるんです。駅伝とはたすきつながりですしね(笑)。応援したいです。

――好きな男性のタイプは?

 理想のタイプは父のような人です。将来、家庭を持っても仕事は続けたいと思っています。

――お父さまを超える人はなかなかいないのでは?

 難しそうですね(笑)。一見無愛想だけど、実は誠実な人がいいですね。父のように温かくて優しい人がいいです。父もちょっと見が怖くて、話しかけづらそうだけれど、実は優しい人でした。そういうところが好きなんです。今のところはそういう人は見つかっていませんが。

(聞き手:メディア局編集部・遠山留美、撮影・本間光太郎)

岡田 朋峰(おかだ・ともみ)

 1998年生まれ、東京都出身。青山学院大学2年生。俳優・岡田真澄の長女で、「2019 ミス・インターナショナル」の日本代表に選出。