チョコレートプラネット「IKKOさんと『大賞』取ります!」

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チョコレートプラネットの長田庄平さん(左)と松尾駿さん=写真提供・読売テレビ

 長田庄平さん、松尾駿さんによるお笑いコンビ・チョコレートプラネット。長田さんが狂言師の和泉元彌さんに、松尾さんがヘアメイクアーティスト・タレントのIKKOさんにふんした物まね芸でブレイク中です。ゲスト出演した「ダウンタウンDX」(日本テレビ系、6日午後10時から放送予定)でも、息のあった物まねトークを披露し、スタジオを笑いで包みます。番組収録前、二人にお笑いへの思いなどについて聞きました。

漢方薬でのど荒れ防止

――このところ、テレビのバラエティー番組などに引っ張りだこですね。スケジュール帳も仕事の予定でビッシリなのでは?

 松尾さん 確かに仕事は増えましたね。マネジャーも急に気づいたようで、「あれ? ちょっと(仕事を)入れ過ぎましたかね?」って(笑)。そこをしっかり管理してくれよと。

 長田さん でも、働けるうちに働いておかないと。

 松尾さん 忙しいのはいいことなんですが、疲れのせいで声が出なくなるのが心配なんです。僕は声が出なくなったらおしまいなので。だから、のど荒れを防ぐ漢方薬を飲んでいます。IKKOさんにいただいたハチミツも飲むようにしています。

――IKKOさんの物まねをするようになったきっかけは?

 松尾さん コントで長田が和泉元彌さんや(ロックシンガーの)氷室京介さんの物まねをしていたら、物まね番組に呼んでいただけるようになったんです。「松尾の方も、何か物まねできない?」と聞かれた時に、「そういえば、IKKOさんの物まねをやっていた気がします」と思い出して。IKKOさんがテレビに出始めた10年ぐらい前に、テレビで「どんだけ~っ」とやっているのを家で見ていて、自分もやってみたら「ああ、似てるな」と思ったんです。その後、ライブでもちょっとだけIKKOさんの物まねをやったことがあったけれど、結局それっきりになっていました。それで、番組で何か物まねをやらなければならなくなった時に、IKKOさんを思い出したというわけです。

――IKKOさんと共演する機会も多いようですが、IKKOさんは何と言っていますか?

 松尾さん 本当に優しい方で、お会いしたらまず僕らがお礼を言わなきゃいけないのに、IKKOさんの方が先に「いつもありがとうね」って言ってくださるんです。とてつもなく心の広い方だなと思います。いつか、僕か長田のどちらかが抱かれるかもしれません(笑)。

 長田さん しょうがないよね。これだけ仕事をもらっているんだから。

――IKKOさんへの恩返しですね(笑)。長田さんは、和泉さんとお会いしたことは?

 長田さん ありませんが、ツイッターでは絡まさせていただいています。どうやら、僕がまねをしている狂言の流派と、和泉さんの流派が違うらしいんです(笑)。和泉さんには「せっかくなので、会いに来てください」と言っていただいています。いつか共演できたらいいですね。

子どもが生まれて仕事が増えた

――超売れっ子になって、生活は変わりましたか?

 長田さん どうでしょうね。そんなに劇的には変わっていないですね。僕ら、ドカーンと売れたわけではないので。正直、お給料的にも2倍、3倍ぐらいは増えたかもしれませんが、10倍になったわけではないです。

 松尾さん 例えば、今年の「キングオブコント」で優勝した(お笑いトリオの)ハナコだと、優勝して一夜にして仕事がドカンと増えたみたいですが、僕らは全然そうじゃなくて、本当に徐々に徐々に、仕事が増えてきた感じなんです。だから、こういうインタビューで一番困るのが、「変わったんじゃないですか?」と質問されることなんですよ。

――長田さんは、今年2月に長男が誕生し、松尾さんは5月に結婚したことを発表しました。私生活が充実していることも、仕事の好結果につながったのでは?

 長田さん それはあるかもしれません。守らないといけないものが増えたわけですからね。確かに、子どもが生まれてから仕事が増えてきた気がします。

 松尾さん (所属事務所の)吉本興業のタレントにジンクスがあるらしいです。子どもが生まれると仕事が増えるって。僕も頑張って来年、子どもができたら、もうちょっと仕事が増えるかなと。

嫌いだったクラスメートとコンビ結成

――コンビ結成は2006年ですね。それまでは別々のトリオ、コンビを組んでいたそうですが、お二人がコンビを組むことになったいきさつを教えてください。

 松尾さん 僕らはNSC(吉本総合芸能学院)の同期でクラスも一緒だったんです。でも、最初は長田のことがすごく嫌いで。

 長田さん 嫌いって言うなよ。

 松尾さん なんだかうるさかったんですよ。授業中に「盛り上げていこうや!」みたいに騒いで、つまらない関西人の典型みたいな振る舞いをしていたんです。

 長田さん 偏見ですよ、それは。

 松尾さん でも、一緒にいろんな授業を受けているうちに「こいつ、面白いな」と思うようになって。その頃、僕はコンビを解散して一人だったんですが、同期の「シソンヌ」というコンビから「長田君と組んだらいいんじゃない」と勧められたんです。それも、二人別々に、同じ日に言われたんですよ。「ああ、そうだな」と思って、コンビを組もうと誘ったものの、返事を1か月待たされ……。

 長田さん 一度は誘いを断ったんです。「こいつと組んでも売れへんやろな」と思ったから。全然かわいくなかったので。でも、僕もトリオを解散して他にいなかったし、松尾は面白いことは面白かったから、「ちょっと組んでみようかな」という気持ちになったんです。

――「チョコレートプラネット」というコンビ名の由来は?

 長田さん 大した理由はないんです(笑)。ただ、名前が長いと略称で呼ばれるじゃないですか。名前が略されたら売れた感じがするので、こんな名前を付けてみたんですが、今となっては、もうちょっといい名前を付けたかったです(笑)。

 松尾さん 自分たちが年を取った時に「チョコレートプラネット」という名前だと、「おじいさんのコンビがそんな名前だったらダサいな」と思うんですよね(笑)。

 長田さん 逆に面白いけどね。

目標は「現状維持」

――コンビ結成後の活動は順調だった?

 長田さん 僕らは売れなくてめちゃくちゃ苦労した、というわけではないんですが、どうにも売れ切れないというジレンマ、葛藤はありました。

 松尾さん ネタ番組に出られるようになってきて、「チャンスかな、イケるかな」と思ったけれど、イケない。結成3年目の2008年に、第1回のキングオブコントで決勝に進出して、「これでイケるかもしれない」と思ったのに、イケない。ずっとその繰り返しで、今に至っている感じなんです。だから今、仕事は増えているけれど、「どうせまた(仕事が)なくなるかもしれない」という不安と闘っている状況なんです。

――お笑いコンテストで一躍脚光を浴びても、すぐに人気が下火になってしまう芸人も珍しくありません。じわじわと注目度が上がっていく方が、人気が持続するのでは?

 長田さん そこは僕らの強みかなと。ぽっと出の芸人よりは、何かを求められた時に引き出せるものは多いと思います。

――9月の「キングオブコント2018」では3位になりました。物まねで注目されていますが、やはり本領はコント?

 長田さん 僕らのベースはコント師。そこは絶対外せないところです。

写真提供・読売テレビ

――2019年の目標を教えてください。

 長田さん テレビでレギュラー番組が持てたらいいですね。

 松尾さん 今、いっぱい仕事をいただいているので、現状維持ぐらいがいいです(笑)。それから、IKKOさんの物まねをやるようになってから、脚の毛をそるようにしていて、「脚がきれいだね」って言われることが増えたんです。(女優の)有村架純さんが今年の「美脚大賞」を受賞したというニュースを見て、来年は僕が取れたらいいなと。IKKOさんとのダブル受賞を狙いたいです(笑)。

 長田さん ワケが分からん(笑)。

(取材・読売新聞メディア局 田中昌義)

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長田 庄平(おさだ・しょうへい) 1980年生まれ。京都府出身。松尾 駿(まつお・しゅん) 1982年生まれ。埼玉県出身。2006年、「チョコレートプラネット」結成。08年、14年の「キングオブコント」で決勝進出。18年は3位に。