加藤夏希さん 里帰り出産で娘を「秋田美人」に!?

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 来春に第2子の出産を予定している女優・モデルの加藤夏希さん。ゲスト出演した「秘密のケンミンSHOW&ダウンタウンDX 合体SP」(日本テレビ系、25日午後9時から放送予定)の収録後、子育てや仕事への思いを語ってくれました。

守らないといけないものがまた増える

――おととしの夏に長女が誕生したのに続いて、来春には第2子をご出産の予定ですね。新しい家族が増えることについて、今のお気持ちは?

 今のところは、喜びより不安の方が大きいかもしれません。守らないといけないものがまた増えるので。でも、夫とは「絶対にきょうだいは欲しいね」と話していたので、2人目を授かったことは素直にうれしいです。

――娘さんは2歳。まだまだ手がかかりますね。

 「失敗したな」と思っているのは、長女のトイレトレーニングがまだ終わっていないことなんです。そろそろ、おしっこをある程度我慢できるようになったり、「トイレに行く」って自分で言えるようにならないといけないのですが、まだできていないんです。下の子が生まれたら、世話に追われて上の子のトレーニングに付き合ってあげられないんじゃないかという不安があって、今、一生懸命トレーニングをしているところです。

――仕事と子育ての両立は大変ですか。

 やはり大変ですね。特に東京に住んでいると「保育園問題」がありますよね。働かなければいけないけれど、子供が入る保育園が決まっていないから働けない。仕事を優先するのか、子育てを優先するのか。そんなふうに悩んでいる人が周りに多くて。私自身もそうです。私は、仕事をして「あなたのお母さんは、こういうお母さんなんだよ」というのを子供に見せたいと思っているんです。でも、今はどうしても子育て優先になってしまっていて。仕事との両立は難しいと実感しています。

やれる仕事を精いっぱいやる

――1999年にドラマ「燃えろ!!ロボコン」のヒロイン・ロビーナ役で女優デビューして、今年で20年目ですね。

 でも、「20年か。長かったな」という感覚はないんです。芸能界ってこの20年間、トップに立つ人がほとんど変わっていないんです。トップが変わらず、中堅は中堅のまま、新米は新米のまま。そんなふうに思っているので、デビューから20年たったから先輩になったといった感覚はないんです。でも、もし会社勤めをしていたら、と考えると、20年ってすごく長い年月ですよね。会社を経営している夫から「会社を起業すると(起業から3年目で様々な経営課題に直面する)『3年の壁』というのがあって、その後も決まった年数で壁にぶつかるんだよ」と聞かされたことがあります。そのことを考えると、私も20年間でいろんな壁を乗り越えてきたんだなと。

――女優とモデルの仕事はもちろんのこと、バラエティー番組への出演や、趣味でもあるアニメやゲームに関する仕事など、様々な分野で活躍されています。

 自分のやりたい仕事だけやるという姿勢は、よくないと思っています。やれる時にやれることを精いっぱいやるという感覚を大事にしたいですね。有り難いことに、自分の好きなことがお仕事につながっています。だから、「好きなことは遠慮せずに好きだと言っていいんだ」と思うのですが、「好きだ」と言ってお仕事をいただいた以上は、責任をもってやり切らないといけないし、自分の趣味にも責任を負わないといけないと思っています。

出演番組を見るのは恥ずかしい

――今回の番組収録では、出身地・秋田ならではの食べ物や、全国的には珍しい秋田の慣習を紹介していました。

 ダウンタウンDXは、他のバラエティー番組などに比べて進行が早くて、ついていくのが大変なんですよ。今日も「ちゃんと話さなきゃ」と思い、ディレクターさんにも「加藤さん、プレゼン! プレゼン!」と何度も言われたけれど、うまくプレゼンができたかどうか……。

 バラエティー番組は、自分が出演している姿を自分で見るのが恥ずかしんです。出演した番組はいつも録画をしておくのですが、ずいぶん時間がたってから「そろそろ見られるかな」といった感じなんですよ。でも最近は、それじゃあダメだと、反省しているんです。娘がテレビに映っている私を見て、「あ、ママだ!」と言ってくれて、すごくうれしかったんです。それがきっかけで、うまくできた時もダメだった時も、その時々でちゃんと向き合わなくてはいけないと考えるようになりました。

――番組やイベントなどで秋田をPRする機会も多いようですが、やはり古里に対する思い入れは強い?

 幼少期、青春期を秋田で過ごしているので、秋田には「自分を作ってくれた場所」という思いがあります。もう東京暮らしの方が長くなったけれど、今でも秋田の生活環境や食べ物を恋しく感じることが多いです。1人目の子供を産む時には、自分と同じような道を歩んでほしいという思いもあって、里帰り出産をしたんです。秋田生まれなら将来、「秋田美人」って言ってもらえるとも思って(笑)。

――今後、チャレンジしたいことはありますか?

 これまでも母親役を演じたことはありましたが、我が子を愛する気持ちを知らないまま演じていました。でも、子供ができたことで、私にとってフィクションだったことがノンフィクションとして演じられるようになったと思っているんです。それは、今後の女優としての人生に役立てられるのかなと。それから、私は舞台で演じた経験が少ないんです。人前に立つと緊張する方なのですが、今後は舞台を経験することで克服したいと思っています。
(取材・読売新聞メディア局 田中昌義、撮影・本間光太郎)

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加藤 夏希(かとう・なつき)

1985年生まれ、秋田県出身。99年、テレビドラマ「燃えろ!!ロボコン」(テレビ朝日)のロビーナ役で女優デビュー。主な出演映画は「エコエコアザラク」(2001年)、「仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL」(02年)、「花より男子ファイナル」(08年)、「武蔵野線の姉妹」(12年)など。