山下健二郎さんと本仮屋ユイカさん、恋愛ドラマで再び共演

インタビュー

山下健二郎さん(左)、本仮屋ユイカさん

 山下健二郎さん(三代目 J Soul Brothers)主演のドラマ「Love or Not 2(ラブ オア ノット ツー)」が10月5日から、映像配信サービスの「dTV」と「FOD」で同時配信されます。同居中の恋人に突然、別れを告げられた男が、彼女の愛情を取り戻そうと奮闘する姿を描いたラブコメディーです。主人公の宇佐美幸助を演じた山下さんと、幸助の恋人・広澤真子を演じた本仮屋ユイカさんに、ドラマの見どころなどについて聞きました。

自分の周りの人たちを大切に

――昨春、お二人が出演した「Love or Not」が配信されて、今回のドラマはその続編になります。続編が制作されると聞かされた時の気持ちは?

山下さん 「Love or Not」は、僕の初主演ドラマで、とても大切な作品なので、パート2が撮れると聞いた時は、すごくうれしかったですね。パート1の時は、共演者がみんな仲良くなれて、楽しい撮影現場でしたから、また早くみんなと会って、撮影を開始したいという気持ちでいっぱいでした。

本仮屋さん パート1を撮影した後、キャストもスタッフもみんな「いい作品ができたね」と手応えを感じていました。だから、多くの方々が作品を見てくれて、愛してくださったことがすごくうれしかったんです。広澤真子は、私にとってとても大切な役なので、また真子を演じられることをうれしく思いました。

――商社に勤務する幸助は、不器用かつ鈍感で仕事もできないダメ男、というキャラクターです。山下さんのイメージとはほど遠いのですが、幸助と似ている部分はありますか。

山下さん 幸助はダメ男だけれど、憎めないところがあって、友達思い。自分の周りにいる人たちを大切にしています。そういう部分は自分と似ているかな。それに幸助は、ポジティブで周りを明るくさせるムードメーカーなので、自分も現場ではそうであるように心掛けていました。

――本仮屋さんには、真子との共通点はありますか。

本仮屋さん 真子は「サバサバしている男前女子」というキャラクター設定なんです。私もわりとサッパリとした性格なので、そこは真子と共通すると思います。真子ほど気は強くないけれど、明るくて真っすぐなところも似ているのではないでしょうか。

――真子にプロポーズしようと決心した幸助は、逆に真子から別れを告げられます。その後、幸助に思いを寄せる女性が現れたり、思わぬトラブルに巻き込まれたりする中、幸助は真子の気持ちを取り戻すために奮闘します。見どころは?

山下さん パート1は会話劇が多かったけれど、パート2は、幸助が何かを見て、無言で何かを感じているシーンが結構多かったんです。

本仮屋さん 台本も「……」だらけだったよね(笑)。

山下さん 「……」が多いからこそ、「こういう時の表情はこうだよな」などと考えながら、細かい芝居を積み重ねていきました。パート1よりも幸助の感情が複雑で、その時々の感情に合わせて表情や顔色を使い分けたつもりなので、注目して見てほしいです。

本仮屋さん 今回のドラマで、真子は幸助に2回、別れを告げるんです。本当は幸助のことが好きなのに。今回は、真子が本心とは違うことを話すシーンがすごく多かったんですが、だからこそ、真子が幸助をどれほど愛しているのかを感じ取ってもらえたら、うれしいです。

(C)エイベックス通信放送/フジテレビジョン

生きるのがすごく楽に

――お互いをどう思っていますか。

本仮屋さん 山下さんは、体力的にも精神的にも、ものすごくタフな人なんです。信じられないくらい忙しい毎日なのに、いつも集中力を切らすことなく撮影に臨んでいる姿を見ていて、本当にすごいなと。それから、誰かに「良かったね」とか「おめでとう」といったポジティブな言葉をかけた時、その言葉に一点の曇りもなく、相手に優しさと愛を渡せるところがステキだなと思います。

山下さん 本仮屋さんは、周りの人をよく見ていて、先々のことまですごく考えている人だなと感じます。そういうところは自分にはない部分なので、すごく魅力的に映りました。相手の気持ちの変化や体調の変化をくみ取って心配してくれるので、現場でも欠かせない存在だったし、役者としては大先輩なので、学ぶところがたくさんありました。ユイカちゃんと一緒に仕事ができたことに感謝しています。

――山下さんは、ダンス&ボーカルグループ「三代目 J Soul Brothers」のパフォーマーであり、他にも情報番組でメインパーソナリティーを務めるなど、多方面で活躍しています。そんな山下さんにとって、俳優の仕事はどんな位置づけなのでしょうか。

山下さん 自分はこれまで、全力でやれる、本当に好きなことだけを仕事にしてきました。お話をいただいても、「自分には合わない」とか「苦手だな」と思ったことはやらないタイプの人間です。演技の仕事は、どんどん広がっていった「好きなこと」のうちの一つ。演技の世界に出会えて本当に良かったと思っています。ただ、役者としてのキャリアはまだそんなに長くないので、もっともっと経験を積み重ねて、いい役者として認めてもらえるように頑張りたいですね。

――本仮屋さんは30代に差し掛かって、何か変化はありましたか。

本仮屋さん 20代後半の時、突然「自分探し」を始めたんですよ。小さい頃からこのお仕事をさせていただいて、自分のやりたいことをやってきたし、これからもずっとやっていきたい。けれども、「このままの自分でいいのかな」と思い始めて。でも、30代になって「このままでいいんだ」と思えるようになって、生きるのがすごく楽になったんです。以前は、目的に向かってなりふり構わず頑張っていたけれど、今はもっと自分を緩めながら、楽しみながら、いろんな分野で自分を表現できたらと思っています。そんな状況の下で、真子という役を演じ切って、自分でも「面白い!」と言い切れる作品にできたことは、とても大きな自信になりました。
(取材・読売新聞メディア局・田中昌義、撮影・高梨義之)

山下 健二郎(やました・けんじろう)

1985年生まれ。京都府出身。2010年から「三代目 J Soul Brothers」のパフォーマーとして活動。日本テレビ「ZIP!」(火曜日)、ニッポン放送「山下健二郎のオールナイトニッポン」のメインパーソナリティーを務める。俳優としての主演作は、短編映画「ウタモノガタリ 幻光の果て」(18年)、舞台「八王子ゾンビーズ」(同)など。

本仮屋 ユイカ(もとかりや・ゆいか)

1987年生まれ。東京都出身。2005年、NHK朝の連続テレビ小説「ファイト」でヒロインを演じ、お茶の間の人気者に。その他の主な出演作は、フジテレビ系ドラマ「さくらの親子丼」(17年)、映画「ピーチガール」(同)、「劇場版 ウルトラマンジード つなぐぜ! 願い!!」(18年)、舞台「上を下へのジレッタ」(17年)など。

「Love or Not 2」は10月5日(金)午前0時から、dTVFODで配信開始。週1回更新、全6話(1話25分)。
監督:水田成英、浅見真史、本間利幸
脚本:ますもとたくや、錦織伊代
出演:山下健二郎(三代目 J Soul Brothers)、本仮屋ユイカ、町田啓太、浅見れいな、八木将康、水沢エレナ、佐津川愛美、細田善彦