佐藤仁美さん「ぽっちゃりキャラ」卒業で、得たもの失ったもの

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 3か月で体重12キロの減量に成功し、世間をあっと驚かせた女優の佐藤仁美さん。ゲスト出演した「ダウンタウンDX」(日本テレビ系、21日午後10時から放送予定)の収録後、ダイエット中のモチベーションの保ち方と、やせた後の周囲の反応について聞きました。

―ダイエットしたことを発表してから約2か月たちましたが、体重を維持していますか?

 2、3キロ増えたりしましたが、代謝が上がったので、すぐに戻るようになったんですよ! 以前は1キロ減らすのに、頑張って1週間かかったのですが、今は割と楽に減らせるようになりました。2、3キロ増えると、体が重いと感じるようになったんです。まさかですよ。私がこんなふうに思うなんて。

―食事で気をつけていることは?

 バランスよく、炭水化物も食べています。でも、「食べ過ぎたな」と思った翌日は、食べる量を減らすようにしています。そして毎日、体重を量ります。

「ぽっちゃりキャラ」卒業後は?

――スレンダーできれいになってから、周りの反応は?

 少しやせ始めたころ、「あれ、きれいになったんじゃない?」って言われるようになりました。ネットでも騒がれるようになって、「やせただけでこんなに話題になるんだ」と、逆にびっくりしました。

――「ぽっちゃり主婦」役のオファーが減ったとか。

 そうなんですよ。これからどういう役をやっていけばいいのか……。

TOKIO松岡からもいじられる

――「ホリプロスカウトキャラバン」でグランプリを受賞したのが、芸能界入りのきっかけだとか。

 事務所の後輩に深田恭子ちゃん、石原さとみちゃん、綾瀬はるかちゃんがいます。太っていたころは、バラエティー番組で「今をときめく美人女優と一緒よ!」とネタフリに使うと、「ウソだろ!?」って受けていました。

――今は堂々と「美人女優枠」と言えますね。

 みんなと一緒よ。同じなのよ。美人女優よ!って(笑)。

――ダイエット後、ドラマ「家政夫のミタゾノ」(テレビ朝日系)にゲスト出演し、ダイエットネタのやりとりがありました。

 松岡(昌宏)くんは、10代のころからよく知っていて、彼から事前に「アドリブ入れるからよろしくね」って。松岡君(ふん)する女装の家政夫・三田園に「リバウンドにはお気をつけて」というセリフを投げかけられました。それで、「しません。絶対に!」って答えました。

20年ぶりのグラビア撮影に戸惑い

――女性誌「anan(アンアン)」の「魅せる体幹。」特集にも登場していました。

 まさか、この私がグラビアに、ですよ! ananの前には週刊ポストのグラビア撮影もあったのですが、久しぶりのグラビアだったので、どうやっていいかわからず、戸惑いました。水着をやめたのも10代のころだったので、20年ぐらいはグラビアをやっていなかったかも。

――やってみていかがでしたか?

 私にとって、ドラマ、映画、舞台、バラエティーの次の「グラビア」という新しいジャンルへのチャレンジでした。ただ、人に体を見せるには、もっと鍛えないといけないかもしれませんね。

――街のあちこちにダイエットのビフォー・アフターの広告看板が掲げられていますね。

 「あそこにもあった、ここにもあった」と、看板を見た人からメールやSNSでたくさん連絡があります。私も先日、看板の前を通りかかり、思わず顔を下に向けました。

――ファンから声をかけられたりしますか?

 まだ、ぽっちゃりのイメージが強いらしく、あまり声はかけられませんね。

――ぽっちゃりキャラ卒業ということで、今後の仕事はどのように?

 いやー、今年はこれからどうしていくかを決める年だと思います。10年以上、ぽっちゃりキャラをやってきて、数か月でやせちゃったものだから、自分が周りからどう見られているのわからなくて。でも、いろいろなことに挑戦してみたいと思います。

――「ダウンタウンDX」では「毒舌キャラが少し弱くなったのでは?」といわれていましたが。

 自分の中で、「あれ? 少しお上品になったかしら?」と思ったら、新宿2丁目に顔を出して、みんなからエネルギーをもらっています。「ワイドナショー」(フジテレビ系)でも共演しているダウンタウンの松本(人志)さんたちには「ちょっと毒抜けたわ」と言われますが、昔からの知人には「中身は変わっていないね」と言われますよ。

――「やせても、もてない」と言っていましたが。

 本当ですね。なかなかオファーがこない。それと、ダイエット中、お酒を飲みに行く機会が減って、出会いがないというか、仕事以外で男性と話す機会がなくなりました。おかげさまで、お仕事もたくさんいただいているので。

――オフはどう過ごしていますか?

 家でじっとしていたり、行きつけの居酒屋で飲んだり、家でちょっと飲んだりとか。でも、深酒はしなくなりました。飲む量も減ったし、やっとみんなと同じ時間に帰れるようになりました。

――どんなお酒が好きですか?

 焼酎とか、ウイスキーとか。ハイボールが飲めるようになりました。糖質も控えめだし。あと、味覚も少し変わりましたね。ダイエットを始めて薄味になりました。あまり好きではなかった鶏肉や生魚も好きになりました。

――ダイエットに挑戦していて、挫折しそうになったことは?

 最初は、お酒を禁止されていたんですが、ストレスがたまってしまうので、トレーナーに「週2、3回なら飲んでいいよ」と言われて助かりました。それがなかったら、きっと逃げ出していたと思います。

 食べ物も最初は少ないと思っていたのですが、慣れてきたら「結構食べられるな」と思えるようになりました。ソースやケチャップも「大さじ1杯まで」と指示されましたが、「大さじ」って結構、量があるなと思えるようになったんです。ロケ弁当が禁止なので、仕事場には自炊してお弁当を持っていきました。

――すごいですね。尊敬します。

 いやー、切羽詰まったら人はやるんだな、という感じでしたね。

――ダイエッターに励ましの言葉を。

 お酒も飲むし、すぼらで面倒くさいことはやりたくない。こんな私ができたんだから、だいたいの人はできると思う。やろうと思えばみんなできる!

――元々がおきれいですが、美の秘けつを教えてください

 今までで初めて質問されました。「美を保つ秘けつは?」って聞かれたのは。いやいや、きれいな女優は腐るほどいますし。それがいやで、今まで開き直っていたんです。「美の秘けつは?」って。それに、ananのグラビアですよ。やせると変わるものですね(笑)。

恋愛は「待つタイプ」

――恋愛や結婚は?

 あわよくば、すぐにでも。待っています。傷つきたくないから、待つタイプなんです。

――どんな男性が好きですか?

 まじめ、健康、優しい、自立している、ハーフパンツをはかない。この5か条です(笑)。どうもハーフパンツが苦手で。前はもっとたくさん項目があったんですけど。あまり言い過ぎると高望みといわれるので、そろそろ三つぐらいに減らそうかなと。

 (聞き手:メディア局編集部・遠山留美、撮影:高梨義之)

佐藤 仁美(さとう・ひとみ)

 1979年10月10日、愛知県生まれ。「第20回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを獲得し、芸能界でデビュー。以後、ドラマ、映画、バラエティーなどで活躍。2018年4月、プライベートジム「ライザップ」のCM企画で体重を約12キロ減量し話題に。

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