スザンヌさん息子の「行かないで」に悩んだシングルで働く決意

インタビュー

 クイズ番組での珍解答で一躍人気者になったタレントのスザンヌさん。現在は、故郷の熊本をベースに活動して、一人息子を育てています。7月14日から始まる、本物そっくりの恐竜のパペット(人形)が登場するショー「恐竜どうぶつ園」のママサポーターにも就任しました。全国巡回を前に開催されたプレイベントで、我が子や仕事への思いを聞きました。

――「恐竜どうぶつ園」に登場するトリケラトプスのパペットは体長3メートルを超えます。間近で見ていかがでしたか?

 本物みたいで、ものすごい迫力でした。大人もこれだけ興奮するので、子どもが見たらどんな反応になるのか、楽しみです。

――恐竜の赤ちゃんのパペットを抱いて、実際に操っていましたね。

 頭のところに指を入れて目を開いたり閉じたりする動きをやってみました。人間の赤ちゃんを抱っこしているみたいで、寝かしつける時みたいにユラユラ揺らしてしまいました。

「大好きって言ったこと忘れないで」

――スザンヌさんのお子さんは4歳の男の子。恐竜は好きですか?

 うちの子も恐竜が大好きです。でも、トリケラトプスが上手に言えなくて「トリケラポップス」って言っていました。

――すごくかわいいですね。

 成長とともに、言い間違いは少なくなりました。成長がうれしい反面、言い間違いが聞けなくなるのかと思うと、さみしさを感じることもあります。

――インスタグラムに息子さんとのツーショット写真がよくアップされています。

 ハグとキスはいつしてくれなくなるか分からないので、今のうちにしています(笑)。「ママが大好きって言ったこと、抱きしめたこと、忘れないでね」「忘れないよ」という甘い会話をしています。でも思春期になったら忘れるんですよね。

後ろ髪を引かれるってこういうこと

――2015年に離婚し、シングルマザーになりました。仕事と子育ての両立はどうやっていますか?

 生活基盤は熊本で、仕事のたびに東京や大阪に来ています。だいたい週に1、2回くらい。日帰りの時もあれば、泊まりになることも。子どもは幼稚園に通っていて、家にいる時は母か妹に見てもらっています。

――大変だと思うことは何ですか?

 昨年は仕事に行くたびに、子どもが「行かないで~」と泣いていました。「後ろ髪をひかれる思い」ってこういうことなんだ、と。かわいい我が子を置いて「働く」って何だろうと悩んだ時期もありました。

背中を見て育ってほしい

――子どもに泣かれるのはつらいですね。

 いろいろ悩みましたが、やっぱり私は仕事が大好きで、子どもも大好き。バランスを取るには今のやり方がいいと思って始めたので、ぶれない精神で頑張りたいと思っています。シングルマザーということもありますが、子どもには、私の背中を見て育ってほしいと思っています。お仕事を頑張っているママが、子どもにとってもいいんじゃないかなと思っています。

――これは譲れない!という子育てでのこだわりはありますか?

 仕事で一日いないことがあるので、お休みの時は子どもと一緒に過ごす時間を大切にしています。だいたい、どこかに遊びに連れて行くようにしています。近場だと、お弁当を作って公園に行きます。3日間くらい休みが取れた時は、離島に泊まりがけで遊びに行きました。

母が私にしてくれたこと

――普段お仕事をしていたら、お休みの日はゆっくりしたいのでは?

 私の母もワーキングマザーだったんです。忙しかったけれど、いろんなところに連れて行ってくれたことを今でも覚えています。だから、私もできる限りやってあげたいです。それに、そうやって親に付いてきてくれるのって、小学校3年生くらいまでと考えると、一緒にお出かけできるのもあと4、5年かな、と思っています。

――お子さんもうれしいですね。

 伝わっているといいんですけど(笑)。大人になっても覚えてくれていたらいいな。

あのメンバーもパパ・ママに 

――スザンヌさんと言えば、クイズ番組「クイズ!ヘキサゴンⅡ」(2005~11年)での珍解答でブレイクしました。番組は他にも上地雄輔さん、里田まいさん、つるの剛士さんといった人気者をたくさん輩出しました。あれから10年ほどになります。

 振り返りたくても、忙しすぎて当時のことを全く覚えていないんです。でも、あのメンバーだったから頑張ってこられたんだなと思います。みんなすごく一生懸命でした。

――少し前にインスタグラムで、上地雄輔さんとのツーショットが話題になりました。当時の共演者たちとは連絡を取っていますか?

 雄輔と会うのは久しぶりでした。会ったら「わー! 久しぶり!」ってなって。里田まいちゃんは、近い時期に子どもを産んだので、年1回くらい行き来していて、普段から連絡を取り合っています。みんなパパ、ママになりました。

――お子さんはヘキサゴンのこと、知っているんですか?

 私がテレビに出ていることもまだよく分かっていないみたいです。テレビに映っている私に呼びかけても反応しないから、「テレビのママはきらい」って言っています。

――いずれ自分の仕事について話したいですか?

 自分から話すよりは、見て感じてもらえたらと思っています。本人から聞かれたら話したいですね。

おいしいコーヒーを出すお店を始めたい

――これから挑戦してみたいことはありますか?

 2016年の熊本地震の4か月前に、地元の野菜やお肉を使った料理を提供するカフェバーを始めました。けれど、震災もあり閉じてしまいました。もう一回、小さいお店でもいいから開きたいです。美味しいコーヒーを出して、リラックスできるようなお店にしたいですね。

――熊本地震から2年余り。スザンヌさんは熊本県の宣伝部長を務めています。

 熊本市内の復興も進んでいるし、熊本城天守閣の復旧工事も行われています。みんな前向きですが、まだ仮設住宅に住んでいる方も大勢います。いろんな形で熊本の情報を発信して、たくさんの人に熊本を訪れてもらえるように、サポートしていきたいです。

(聞き手:メディア局・山口千尋 撮影:高梨義之)

「恐竜どうぶつ園」の公式サイトはこちら

「恐竜どうぶつ園」のゲネプロにご招待

 「恐竜どうぶつ園」は大型パペットを用いたファミリー向けの恐竜ショー。オーストラリアで誕生し、イギリス、アメリカ、中国など世界各地で上演されています。日本では、2016、17年に開催され、2年間で15万人を動員しました。今年は大人気草食恐竜「トリケラトプス」が初登場します。

 本公演直前に行われる「恐竜どうぶつ園」のゲネプロ(最終リハーサル)に、親子10組20名をご招待します。こちらからご応募ください。

開催日時:2018年7月13日(金)午後4時半~5時半
場所:和光市民文化センター大ホール(埼玉県)

Profile プロフィル

スザンヌ

 1986年、熊本県生まれ。2007年、クイズ番組「クイズ!ヘキサゴン2」での珍解答で人気に。同番組の企画ユニット「Pabo」のメンバーとしてCDデビュー。08年から熊本県を日本全国にPRする「熊本県宣伝部長」を務める。

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