キュートな見た目と物おじしないキャラクターで人気を集めるモデル・タレントのダレノガレ明美さん。昨年、自身のアパレルブランド「CAROME.」(カロミー)を設立し、ファッションの世界にも進出しました。ゲスト出演した「ケンミンSHOW&ダウンタウンDX合体SP」(日本テレビ系、12日午後9時から放送予定)の収録後、気になる最近の恋愛事情や服への思いなどを聞きました。
スタイルよく見える服作りたい
――今日の収録はいかがでしたか? 座った席が俳優の古川雄輝さんの隣。「イケメン大好き、隣にいて幸せです」とアピールしていましたね。
久しぶりの出演なので緊張しました。収録前に古川さんのことを調べたら、猫好きみたいで。私も猫を飼っているので、付き合ったらうまくいくんじゃないかと思って(笑)。
――収録では、自身のファッションブランド「CAROME.」(カロミー)についても話題になりました。なぜ、自分で洋服を作ろうと思ったんですか?
2012年から15年まで女性誌「JJ」でモデルをしていました。私は身長が160センチくらいしかなくて、モデルの中では小さい方でした。それがいやでしたね。元々、アパレルの店員をやっていたこともあって、洋服が大好きでした。身長が低くて悩んだけれど、それは変えられない。低くてもスタイルが良く見える服を作りたいと、強く思うようになったんです。
――今日の衣装もカロミーのものです。こだわりポイントは?
上と下の切り返しを高めの位置にしました。ひもをつけて前で結ぶようにしたので、胸が大きく、足が長く見えるようにデザインしています。
――そのような工夫はどうやって思いつくんでしょうか?
ブランドの展示会などに行った時に、いろんな洋服を見ていて、「こうしたらもっと良くなるのに」と感じていたことを反映させています。
――洋服をデザインして、作って、販売する。かなり大変だと思います。
自分で韓国にある工場まで行って、やりとりをしています。もちろんサポートしてくれる人もいますが、最終的に自分が決めないといけない。責任は私にあります。
街でファッションチェック
――デザインの参考にしているのは?
街を歩いている女の子の洋服をよく見るようになりました。「自分はこういう柄が好きだけど、一般受けはしないな」とか。客観的な視点も必要だと思っています。
――どんな洋服を作りたいですか?
SNSでファンの子から「この洋服にはどんなものが似合いますか?」とよく相談されるので、それを参考にしています。コーデに困らず、いろんなバリエーションで着られる服を目指しています。今着ている服は、このままワンピースみたいに着てもいいし、ボタンを取って羽織としても使えます。下に水着を着てもかわいい。花柄も細かくしたのでいやらしく見えません。
――本当に服が好きなんですね。
18歳くらいから、ずっと洋服を作りたいと思っていました。でも絵が下手で描けないので、そこはプロの人にお任せして、「ここのフリルをフワフワにしたい」とか「この生地を使いたい」などと伝えています。「それはできない」と言われて、けんかになることもあります。
言い方に気をつけなきゃ
――収録では、ブランドイメージが下がるから「変なことが言えない」と言っていましたね。
言いたいことは言うけれど、言い方に気をつけます! オブラートに包んだり、かわいらしい言い方にしたりします(笑)。
――ダレノガレさんといえば、自分のことにオープンで、裏表のない発言が魅力です。
昔、テレビを見ている時、「なんでこの子たち、本当のこと言わないんだろう? あたしが芸能人になったら、言いたいこと言うのに」と思っていました。デビューが人より遅かった分、一般の人に近い感覚を持っていると思っています。言い過ぎを指摘する人もいるけれど、支持をしてくれる人がいるなら言っていこうと思っています。
ファンから恋愛相談も
――恋愛関係もいつもオープンですね。
知りたくないですか? 芸能人の恋愛。だからあまり隠しません。あと、ファンの子からSNSで、「元彼が『よりを戻そう』って言ってきたんですけど、どうすればいいですか?」といった恋愛相談が寄せられるんです。幸せになってほしいから、自分自身の経験を元にアドバイスしています。
――最近、ステキな出会いはありましたか?
何もないんです。ホントに仕事ばっかり。洋服の仕事関係で韓国によく行きます。韓国ドラマでよく運命の出会いとかあるじゃないですか? あれを待っています。でも、転んでも誰も助けてくれない。自分で起き上がっちゃう。28歳になるので、いい人を見つけて、来年か再来年には結婚したいけど、なさそうですね。
――以前、テレビのバラエティー番組などで、学生時代に太っていたと告白して話題になっていました。やせようと思ったきっかけは何だったんでしょうか?
元々すごく太りやすい体質なんです。中学3年の時に体重が67キロありました。陰で「太っている」と言われているのを知り、やせてキレイになって見返してやろうと思いました。高校デビューしようと思って。
――何をするのが一番効果的でしたか?
自炊ですね。外食は、友達としゃべっているから食べている感覚がなくなっちゃう。余計なものも食べちゃうし。今は自炊でコントロールしています。あとは運動。以前は水泳をしていました。
トレーナーをつけたら体が変化
――今はどんなことをしていますか?
お尻からウエストにかけてのラインをきれいにしたくて、ジムでトレーニングをしています。ずっと自己流でやっていたけど、トレーナーをつけたら、やり方が全然違ってびっくり。おかげで、体がどんどん変わっていきました。
――お忙しい毎日ですが、リラックス方法はありますか?
猫を3匹飼っています。本当にかわいいんです。家で仕事の打ち合わせをしている時は、じーっと待っている。終わると「遊んで」とじゃれてきます。男の子が1匹いますが、甘え方も上手で、「女の子の扱い方わかっているな」と感じます。たまらないですね。
ブランドと一緒に成長できたら
――今後の目標はありますか?
ブランドをやっているけど、本業はモデルやタレント。そっちをちゃんとやりつつ、ブランドのことをやっていきたいです。自分とブランドが一緒に成長していけたらいいなと思っています。
(聞き手:読売新聞メディア局・山口千尋、撮影:萩本朋子)