カーリー・クロス 世界を変える「リケジョ」なスーパーモデル

セレブ☆スタイル

3年ぶりにゴージャスなウィングを背負いヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショーのランウェーに登場したカーリー・クロス(ロイター)

 数々の有名ブランドのショーや雑誌などで活躍しているスーパーモデルのカーリー・クロス。モデル業の他に若い女性たちをサポートする非営利団体を立ち上げるなど、幅広い活動を行っています。

人気下着ブランドのショーに復帰

 今年11月、中国・上海で行われた米ランジェリーブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」のファッションショーで、カーリーはセクシーな衣装でランウェーを歩きました。「エンジェル」と呼ばれる同ブランド専属モデルに選ばれると、世界的に知名度がアップするため、“スーパーモデルの登竜門”と言われています。カーリーも2013年から15年までエンジェルを務め、世界的に注目されるモデルになりました。今年は3年ぶりに同ブランドのショーに出演しましたが、カーリーは変わらぬプロポーションに加え、より一層自信に満ちた笑顔、存在感で輝きを放っていました。

身長約180センチという長身もカーリーの持ち味のひとつ(ロイター、AP)

米経済誌が“世界を変える若手のひとり”に選出

 父親が救急医で、数学と科学が得意科目であったカーリーは、モデルにスカウトされなければ、医師か教師になりたかったといいます。リケジョ(理系女子)のカーリーは、モデルとして数多くのIT企業家たちと会い、彼らの製品を目にするうち、その機能の秘密を知りたくなったと、今年初めに米ビジネス誌「ファスト・カンパニー」で語っています。

 カーリーは14年、その思いを実行に移し、コンピューターのプログラミング言語によってソースコードを作成する「コーディング」の講座に参加。しかし、IT業界の労働力の縮図のように、クラスの生徒の男女比率が不均衡なことに気が付き、「なんで女性がもっといないのかしら、と知りたくなったの」とカーリーは当時を振り返っています。

 こうした状況を変えたいという思いから、カーリーは15年、若い女性がコーディング講座を受講することをサポートする「コード・ウィズ・クロッシー奨学金」をスタートさせました。翌年には、非営利団体「コード・ウィズ・クロッシー」を創設し、13~18歳の女子向けに2週間のコーディング・サマーキャンプを開講。今年は全米12都市でコーディング講座を開催しており、今後も拡大する計画です。

 

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 こうした活動が認められ、カーリーは先月、米経済誌「フォーブス」が発表した世界を変える30歳未満の若手「30アンダー30」のひとりに選出され、同誌12月12日号の表紙を飾りました。カバーストーリーのなかで、カーリーは「こうした機会が与えられることで、世界を変えられる若い女性はたくさんいるのよ」と、活動の意義を明かしています。

将来は大統領候補に?

 15年に名門ニューヨーク大学に入学した現役大学生でもあるカーリー。ただし、モデル業と「コード・ウィズ・クロッシー」の運営があるので、1学期1科目だけを選び、地道に勉強を続けています。様々な分野で活動中のカーリーは、米誌「インスタイル」で「ホワイトハウスを目指そうと考えたことはある?」と聞かれ、「絶対ないってことはないわ」と回答。将来、女性大統領を目指す可能性も否定していません。

 モデル業、コーディング講座ともに、興味を持ったことには迷わずチャレンジし、成功させてきたカーリー。今後、彼女がどんな道を選び、どう世界を変えていくのか注目されています。

 【Profile】Karlie Kloss(カーリー・クロス)1992年8月3日、アメリカ・イリノイ州生まれ。13歳でモデルにスカウトされて以来、数々の有名ブランドのショー、雑誌に登場。13〜15年、大手下着ブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」の専属モデル「エンジェル」を務めました。モデル業のほかに起業家、慈善家として活動中。

今年6月、CFDAファッションアワードに出席したカーリー(ロイター)
太田万紀子(おおた・まきこ)
海外セレブゴシップライター&エディター。
海外セレブ専門誌編集を経て、現在フリーランスで活動。アンジェリーナ・ジョリー、ビクトリア・ベッカムの子供たちをはじめ、続々デビューする2世セレブのウォッチングに加えて、ジェニファー・ロペス、グウィネス・パルトロウなど、本業の他に子育て、恋愛、サイド ビジネスに大活躍のアラフォーセレブの動向に注目しています。
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