尼神インター「ライバルは女芸人全員!」次の夢は…

DTDX×OTEKOMACHI

 関西出身の人気女性お笑いコンビ「尼神あまこうインター」。ぶりっ子キャラのボケ担当・誠子せいこさんと、ヤンキーキャラのツッコミ担当・なぎささんは、4月に東京に進出してから、ほとんど休みがないほどの売れっ子です。ゲスト出演した「ダウンタウンDXDX 2時間SP」(日本テレビ系、30日午後9時から放送予定)の収録前、仕事への思いやプライベートについて、話を聞きました。

浜ちゃんにつっこむ怖いもの知らず

――2度目の出演ということですが、意気込みは?

ボケ担当の誠子さん

誠子さん (司会の)浜田(雅功)さんはいつも渚ばっかりかわいがるので、私もかわいがってという気持ちをぶつけたいと思います。

渚さん いつもどおりにやるだけです。松本(人志)さんとの共演は少ないので、緊張はしますが、ダウンタウンさんは同郷(兵庫県尼崎市)の人なので、親近感がありますし、先輩として尊敬しています。一緒に仕事できることがうれしいです。

――ある番組で浜田さんにつっこまれ、それに反撃したそうですね。

渚さん はい。普通に「何してんねん! しばくぞ!」とたたき返しました。

誠子さん あとでちゃんとフォローしています(笑)。でも、浜田さんはずっとケラケラ笑っていたので、許してくれたと思います。

元大工の渚さん 芸は芸の身を助く?

――渚さんは、高校卒業後5年間、大工さんとして働いていたそうですね。

渚さん 吉本のお笑い養成所・NSCの入学金をめるために大工になりました。

つっこみ担当の渚さん

――その経験が今、仕事にも役立っていますね。

渚さん どうせなら好きなことをしてお金を貯めたかったんです。それが大工の「軽天職人」という現場作業でした。芸人の夢をかなえるため、お金を貯められたし、大工の経験を生かせる仕事ももらえるようになって、ニつうれしいと思っています。昔からイヤイヤでなく、楽しんで仕事をしたいと思っていたので、それが実現しつつあります。大工になったことは間違っていなかった。今はそれが自信になっています。

実家大好きな渚と東京をエンジョイする誠子

――コンビを結成して10年。4月に東京進出して、休日がないほど多忙だそうですね。

誠子さん 大阪にいたときよりは、睡眠時間は減りましたが、ちゃんと寝ています。ありがたいことに忙しくさせてもらっていて、最近ではピンの仕事もいただけるようになりました。

渚さん 相方にピンの仕事がある時は休めるのでちょうどいいです。

――東京の生活には慣れましたか? ホームシックになったとか。

渚さん はい。最近は月に2、3回、関西で仕事があるので、仕事の前日に最終の新幹線に間に合えば、実家に帰って泊まります。そこでうまいこと気持ちを保っています。実家はずっと兵庫で、東京には仕事をしに来ている。家には6、7時間、寝に帰るだけ。そのように気持ちを切り替えるようにしました。家は出張先のホテルみたいなものだと思っています。

誠子さん 東京の生活はとっても楽しいです。オフの時にはカフェ巡りしたりしています。

最近した一番のぜいたくは?

――コンビで真逆ですね。ブレークして収入も増えたと思いますが、一番ぜいたくしたことは?

渚さん 夏に母親と弟家族と一緒にディズニーランドに行きました。甥っ子と姪っ子がいるのですが、2人がかわいくて。実際に自分の子を育てるとなると大変ですが、おいっ子とめいっ子は、会った時は全力でかわいがっています。「渚」って呼ばれていますが、運動会の番組に出た時は、テレビの前で一生懸命応援してくれました。

誠子さん 中目黒のおしゃれで高級なお店のフルーツサンドウイッチをたくさん買いました(笑)。

――2人とも「アラサー」ですが、ご結婚は?

誠子さん もうすぐ30歳ですし、結婚願望はすごくあります。今は、俳優の高橋一生さんがすごく好きです。意中の人です。

渚さん 今はそんなに結婚願望はありません。公私を分けたいので、あまりすべてをさらけ出すのはイヤ。結婚するなら、こそっとしたいですね。

――お互いのことはどのように思っていますか?

渚さん 血はつながっていませんが、家族より過ごす時間が長いです。仕事だけの関係というより、最高のパートナーです。

誠子さん 友達以上恋人未満という感じかな?(笑)

――けんかはしますか?

誠子さん 若い時は、ネタのことでけんかしたりしましたが、今はお互いおばちゃんになったので、ないかな。もう、都会で洗練されて大人の女性になりました(笑)。

ぶりっ子キャラは本当?

――怖そうなキャラと見られていますが

渚さん 尼崎出身ということや、見た目や口調からですかね?でも私は私です。

――誠子さんのぶりっ子キャラは?

誠子 実際もぶりっ子でーす(笑)。男性と女性の前ではキャラが違ったり。スカートやかわいいものが好きですし、部屋もピンクだらけです。

――最近、やせてキレイになってきましたね。「10秒早着替え」とか体を張った芸に支障はないですか?

誠子さん いくらやせても顔と下半身はやせないので、ブスなままです。ちょっと太っていたほうが、かわいげがあったのにと言われます。やせてブス度が増してます。なので、支障はないです(笑)。

渚さん 私は、誠子がキレイになったとは思いません。東京に来て、前よりましになったというのが正しいんちゃうかなー?

――今日の衣装のポイントは?

渚さん よく「私服?」って言われますが衣装です。スタイリストさんに「こんなのがいい」と言って、選んでもらっています。私服と同じようなスタイルですが、私はあまり器用ではないので、プライベートと仕事で変えられないんです。極端な話、私服が柄シャツで、仕事のときにスカートをはくとかギャップはつけられないです。ファッションには疎いので、私にしか着れない、自分に似合う服を着たいと思っています。

誠子さん ネタの時はピンクのパーカーに白いパンツですが、トーク番組などのときは、シーズンごとにテーマを持っていて、今シーズンはシックに石田ゆり子さんとか板谷由夏さんが着ていそうな服をお願いしています。以前は本田翼さんでした(笑)。

ライバルは女芸人全員!

――女性芸人でライバルはいますか?

渚さん ライバルはいないです。もっと上に売れてはる人もたくさんいますし。言うたら、みんながライバルですね。

――今後の夢はありますか?

誠子さん 女優としてトレンディードラマに出てみたいです。「ロンバケ」とかにあこがれています。

渚さん (笑福亭)鶴瓶師匠の「家族に乾杯」(NHK)に出たいです。師匠が大好きで尊敬しています。師匠と町の人たちとの触れ合いがむちゃくちゃ好きです。師匠しかできひん、人間味のある接し方にあこがれていて、ゆくゆくはああいう番組をやってみたいです。人見知りなんですけど、一目見て「この人ならいける」とか「きっと優しい」とか「この人はアカン」とか感覚的に判断できます。

誠子さん 私は、阿川佐和子さんがやっている対談番組「サワコの朝」(TBS系)みたいな「セイコの朝」を。土曜の朝に芸人さんとかじゃなくて、すてきな俳優さんや文化人をお迎えして、誠子が話を聞きたいです。(聞き手、撮影:メディア局・遠山留美)

尼神インター(あまこう・いんたー)

渚(なぎさ) 1984年生まれ。ツッコミ担当。

誠子(せいこ) 1988年生まれ。ボケ担当。

よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑いコンビ。兵庫県尼崎市出身の渚と神戸市出身の誠子が、お笑い養成所・NSC(ニュー・スター・クリエイション)で知り合い、2007年にコンビを結成。「第32回ABCお笑い新人グランプリ」新人賞(11年)、「第46回上方漫才大賞」新人賞候補(同年)。今年4月に東京進出。