お笑いコンビ三四郎「小説『三四郎』は読んだことがありません」

DTDX×OTEKOMACHI

小宮浩信さん(左)と相田周二さん(右)

 滑舌の悪さと“生意気キャラ”で人気の小宮浩信さんと、美声が持ち味の相田周二さんによるお笑いコンビ・三四郎。際立つ個性で、テレビのバラエティー番組などに引っ張りだこですが、2人のお笑いの原点はどこにあるでしょうか? 「ダウンタウンDX」(日本テレビ系26日午後10時放送予定)にゲスト出演した2人に収録後、話を聞きました。

ダウンタウンに憧れてお笑いを志す

――収録を終えていかがでしたか?

小宮さん (共演者のプロボクサー・井上尚弥さんから)ガチでパンチされて怖かったです。あの後10分くらい尾を引いていました(笑)。

――お笑いを始めようと思ったきっかけは?

小宮さん 中学の時に、相田がバラエティー番組「ダウンタウンのごっつええ感じ」のパロディーをやっていたんですよ。それを見て衝撃を受けました。うちの親はすごく厳しくて、ダウンタウンさんの出演する番組を見せてくれなくて。なぜかウッチャンナンチャンは見ていいけど、ダウンタウンはダメっていう(笑)。高校生になって、こっそり「ごっつ」を見たら、相田がやっていたのと全く同じことやっていて、そこで「あれ、パロディーだったんだ」って初めて気づきました。

相田さん ダウンタウンさんがすごく好きだったんですよ。高校生の時に小宮と文化祭で漫才をやったら、めちゃくちゃ受けて。それを真に受けて、「いけるんじゃないか」と思ったのが最初のきっかけですね。

――本格的に始めたのはいつから?

相田さん 大学に進学したんですが、サークルで飲んで騒いで、というのが楽しくなくて。心のどこかで「お笑いをやりたい」と思っていた時に、フリーターだった小宮に「お笑いやらないか」って誘われました。その後、(お笑い芸人の)養成所に入ったんですが、同じ志の人がたくさんいて、めちゃくちゃ楽しかったですね。

「三四郎」命名のヒミツ

――「三四郎」というコンビ名は、夏目漱石の小説「三四郎」から来ている?

 小宮さん 養成所の近くに「蚕糸(さんし)の森公園」という名前の公園があって、「なんでもいいや」って「さんし」から取って三四郎になりました。そしたら友人やファンから「夏目漱石の三四郎のモデルになった人の名前が小宮だよ」と教えてもらって。それじゃあ、「夏目漱石の三四郎から取った」と言った方が博学っぽいかなって思って。

――小説の「三四郎」を読んだことは?

小宮さん 全くないです(笑)。

伝説に残る車いすでの出演

――4年ほど前、酒を飲んで転倒し、前歯を折るなどの大けがをした小宮さんが、車いすに乗った状態でバラエティー番組「ゴッドタン」(テレビ東京系)に出演。劇団ひとりさんや、おぎやはぎさんから「腹立つしゃべり方」と言われ、それがきっかけで「生意気キャラ」として認知されるようになりました。

小宮さん 別に狙っていたわけじゃないんですよ。けがであんな状態だったから、「もう売れないだろ」と思って、やけくそだったんです。「この人たちとも、もう会うこともないから、敬語とか使う必要ないかな」と思って。スタンバイしている時、スタッフも「とにかく明るくね。この状態で暗かったら目も当てられないから」って言われて(笑)、やさぐれて生意気な言動になっちゃいました。

相田さん 見たことないもんね。車いすで漫才している人とか。

――最近では、ドッキリ番組にも引っ張りだこですね。

相田さん 実は「ゴッドタン」に出るまで、小宮のことを生意気なキャラだなんて思ったことなかったんです。(おぎやはぎの)小木さんたちの見る目ってすごいな、と思いましたね。滑舌悪いのもいじられていますが、ずっと一緒にいるから気づきにくいんですよね。

写真集を買い占めた過去

――好きな女性のタイプは?

相田さん 内田有紀さんです。僕は吉岡秀隆さんに似ていると言われることが多かったので、内田さんが吉岡さんと結婚したときは、「自分もいけるんじゃないか」と思っていましたね。

小宮さん 僕は菅野美穂さん。本気で付き合いたいと思っていました。中学生の頃、菅野さんの写真集が発売された時は、「誰にも見られたくない」と思って、近所の本屋で買い占めました。

――最近ハマっていることや、気になることはありますか?

小宮さん 新幹線のグリーン車をうろうろして芸能人を探すことです。この間、加山雄三さんと舘ひろしさんを同じ日に見たんです。2人ともマスクもせずに、そのまま歩いているんですよ。ある日、マスクとサングラスをした人が近づいてきて、よく見たら小島よしおさん。逆でしょ。

滑舌の悪さでばれる

――小宮さんも顔を隠さないといけませんね。

小宮さん メガネを取ってマスクをしたらバレないですね。最近は、近寄ってきて「ちょっとしゃべっていただけませんか?」と言われます。しゃべると滑舌が悪いので、「小宮さんですね」ってバレて、握手を求められる。

相田さん 去年は歯が欠けていたから、「マスク取って歯を見せてください」って言われていたよね。

小宮さん 俺じゃなかったらどうすんだよ、って(笑)

相田さん 僕は独り暮らしを始めたばかりなので、電化製品にハマっています。よくビックロ(家電量販のビックカメラとカジュアル衣料のユニクロが共同で運営する大型店)のフロアをうろうろしています。ベッドがなくて、タオルを敷いて寝てるので。

小宮さん それで、「俺は大丈夫」って言っているけど、すごい肩凝っているしぐさするんですよ。

テレビ、ラジオ、もちろん漫才も頑張る

――今後の目標は?

小宮さん テレビのバラエティー番組に出つつ、ラジオの番組も続けていきたいですね。もちろん漫才も頑張りたい。

相田さん 声が買われているので、そっちの仕事を増やしていきたいですね。アニメの声優もやって、山寺宏一さんみたいになりたいです。

小宮さん どこむかっているんだ(笑)

三四郎(さんしろう)

小宮 浩信(こみや・ひろのぶ) 1983年生まれ。東京都出身。

相田 周二(あいだ・しゅうじ) 1983年生まれ。東京都出身。

中学時代に知り合い、コンビを結成。「THE MANZAI2014」で認定漫才師50組、「M-1グランプリ2016」で準決勝に進出。テレビ、ラジオなど多方面で活躍する。「三四郎のオールナイトニッポン0(ZERO)」(ニッポン放送、金曜27時~)などに出演中。「勇者ああああ~ゲーム知識ゼロでもなんとなく見られるゲーム番組~」(テレビ東京、木曜25時35分~)では、相田がナレーションを担当している。