エミー賞初受賞のニコール・キッドマン 話題に事欠かない大物女優

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今年9月に行われた第69回エミー賞で主演女優賞と作品賞のトロフィーを掲げるニコール・キッドマン(ロイター)

 9月17日に開催された米テレビ界で最も権威のあるエミー賞で、リミテッドシリーズ/テレビムービー部門の主演女優賞を受賞したニコール・キッドマン。ニコールのエミー賞受賞は今回が初めてですが、授賞式では彼女の発言や行動が話題を呼びました。

授賞式での話題を独占?

 ニコールが出演し、作品賞、主演女優賞をはじめ8部門で受賞した「ビッグ・リトル・ライズ〜セレブママたちの憂うつ」は、高級住宅街で起きたトラブルをきっかけにあぶり出される、ママ友たちの裏の顔や秘密を描いた大ヒットドラマです。ニコールは、夫から家庭内暴力(DV)を受ける女性の役で、DVシーンやセクシーなシーンなど、体を張った熱演で高い評価を受けました。

 受賞スピーチでニコールは「このドラマで、家庭内暴力という問題に光を当てることができました。これは複雑で私たちが知る以上に深く進行しています。賞をいただいたことで、さらにこの問題に注目が集まるでしょう」と、受賞の意義を強調し、社会がこの問題に目を向けるよう訴えました。

エミー賞授賞式後、共演者アレクサンダー・スカルスガルド(左)らと喜びを分かち合うニコール(ロイター)

 この一方で、ニコールはツイッターのホットワードになるほどの話題も提供しました。ドラマの共演者で夫を演じたアレクサンダー・スカルスガルドが助演男優賞を受賞して壇上に向かう途中、ニコールは自身の夫キース・アーバンの目の前でアレクサンダーの唇にキスをしたのです。会場の観覧者や式の中継を見ていた視聴者はビックリ! ニコールへの批判と擁護の両方の意見が激しく飛び交いました。

日焼け止めはマストアイテム

 エミー賞授賞式では、透き通るような白い肌に赤いドレスがとてもお似合いだったニコール。美白の秘密は日焼け止めをしっかり塗ることだそうで、「絶対、絶対、日焼け止めを塗り忘れたことはないわ」と米誌「ヴォーグ」に語っています。また、敏感肌のニコールは撮影であちこち飛び回ることが多いため、「スキンケアはシンプルで簡単なものだけ」と断言。日常のスキンケアで気をつけていることは、保湿と夜にメイクを落とすことだけだそうです。

 ただ、朝起きたら冷たい水で顔を洗ったり、時にはひときわ冷たいシャワーを浴びたりすることが好きだという点は、ニコール独自のものでしょう。これは若い頃、オーストラリアの海でよく泳いでいた時にやっていたことで、それが“冷たい水を浴びて一日を始める”ことに何かしらつながっているのだろうと「ヴォーグ」に話しています。

今年9月、トロント国際映画祭に夫でカントリー歌手のキース・アーバンと登場(ロイター)

男女格差が激しい映画界で、女優の活躍の場を広げる

 今年6月、ニコールは50歳の誕生日を迎えました。ハリウッドでは女優は年齢を重ねると役がなくなると言われていますが、ニコールは今年、「ビッグ・リトル・ライズ」を含む2本のテレビドラマに出演したほか、出演した映画4本が全米で公開され、さらに来年には出演作が4本公開予定と、大忙しです。

 ニコールは「ビッグ・リトル・ライズ」の製作総指揮も務めていますが、このドラマは「複雑で面白い役をもらえない年齢を重ねた女優たちが、自分たちでクオリティーの高い作品を作った例」だと語っています。映画界の男女格差が指摘される中、“いい役がもらえないなら自分たちで作る”という、ニコールたちのスタンスがハリウッドを変えるか、注目されています。

 【Profile】Nicole Kidman(ニコール・キッドマン)1967年6月20日、アメリカ・ハワイ州生まれ。オーストラリアで女優として活躍した後、トム・クルーズと共演した「デイズ・オブ・サンダー」でハリウッド進出。「めぐりあう時間たち」で2003年のアカデミー賞主演女優賞に輝く。今年9月、ドラマ「ビッグ・リトル・ライズ〜セレブママたちの憂うつ」で第69回エミー賞リミテッドシリーズ/テレビムービー部門の主演女優賞を受賞。

今年6月、ニューヨークで行われたCFDAファッション アワードに出席したニコール(ロイター)
太田万紀子(おおた・まきこ)
海外セレブゴシップライター&エディター。
海外セレブ専門誌編集を経て、現在フリーランスで活動。アンジェリーナ・ジョリー、ビクトリア・ベッカムの子供たちをはじめ、続々デビューする2世セレブのウォッチングに加えて、ジェニファー・ロペス、グウィネス・パルトロウなど、本業の他に子育て、恋愛、サイド ビジネスに大活躍のアラフォーセレブの動向に注目しています。
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