森渉さん&金田朋子さん「ヘンテコ夫婦を親に選んだ娘に感謝」

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 スポーツバラエティー番組などで活躍する“アスリート俳優”森渉さんと、底抜けに明るいキャラクターが人気の声優・金田朋子さん夫妻。今年6月に長女・千笑ちえちゃんが誕生し、ゲスト出演した「ダウンタウンDX」(日本テレビ系、7日22時から放送予定)では、子育てに奮闘する2人の様子が紹介されます。収録後、新しい家族が増えた現在の生活について尋ねました。

 ――今回の収録は「夫婦スペシャル」で、おしどり夫婦で知られる6組が出演しました。

 森さん 佐々木健介さん・北斗晶さんご夫妻や、魔裟斗さん・矢沢心さんご夫妻をはじめ、きょう共演させていただいたご夫婦を見ていると、円満な夫婦って、旦那さんが優しくて器の大きい方が多いなと感じましたね。

 金田さん どのご夫婦もすごくしっかりされていたけれど、私たちだけ「2人で一人前」みたいな感じでした(笑)。

 ――6月に待望の赤ちゃんが生まれました。生活はガラッと変わった?

 金田さん 以前とは全然違いますね。初めて学ぶことが多くて、毎日、本当にいっぱいいっぱい。赤ちゃんのことが心配で目が離せないから、トイレにも行けなくて。今までできたことができなくなって、人として退化したみたい(笑)。

 森さん 赤ちゃんの世話は基本的に僕がメーンでやっていて、朋ちゃんがやるのは、おっぱいをあげること。僕は赤ちゃんの面倒を見ることは全然苦じゃなくて、むしろ朋ちゃん1人に預けるのが心配なんです。そのうえ朋ちゃんは面倒くさがり屋で、僕が家に帰ってくると、彼女はいつもパンツ1丁なんですよ(笑)。おっぱいをあげる時に、服を脱いだり、めくり上げたりするのが面倒らしくて。授乳クッションを使っておっぱいをあげていると、パンツがクッションに隠れて、角度によっては全裸のように見えるんです(笑)。

 ――「安心してください、はいてますよ」ですね(笑)

 森さん そう。まさに、とにかく明るい安村さんみたいなんです(笑)。

 金田さん 私は本当に要領が悪くて、何をするにも時間がかかるんです。服を脱ぐのにも時間がかかるから、いつでもすぐにおっぱいがあげられるよう、上半身裸でいるんです。これは、赤ちゃんがおっぱいを欲しがって泣く時間を短くするための、私なりの工夫なんです(笑)。

 ――44歳での出産で、千笑ちゃんのことがかわいくて仕方がないのでは?

 金田さん 子どもって、親を選んで生まれてくるって言いますよね。だから、私たちみたいなヘンテコでチンチクリンな夫婦を選んでくれたことが本当にうれしくて、感謝したいんです。他に素晴らしいお母さんがたくさんいるのに。

 森さん だから、千笑ちゃんは変態なんです(笑)。

 金田さん 旦那さん(森さん)も、こんな私と結婚したのだから、相当変わっているんですけど(笑)。

 森さん 娘には早く成長してもらって、「パパ、私がママの面倒を見ておくから、トレーニングに行って来ていいよ」なんて言ってくれるようになるといいな。

 金田さん 私、友達が少ないんで、娘と親友になりたいと思ってます。

 ――子どもが生まれると、「夫と妻」の関係から「子どものパパとママ」の関係に変わることがよくあります。お二人はいかがですか。

 森さん 僕は、子どもが生まれる前から「40過ぎの娘を持っている」という感覚だったんです(笑)。千笑ちゃんが生まれる前から、すでに子育てをしていたようなもので、千笑ちゃんのことは「2人目の子どもが生まれた」という感じなんですよ。

 金田さん だから、彼から怒られることがすごく多い。世の中では、奥さんが旦那さんにガミガミ言うことの方が多いと思うんですけど、うちは逆かも。

 ――森さんの方が金田さんより10歳も若いのに……。

 森さん 家に帰ったら最初に朋ちゃんに言うことは、「まず手を洗ってね」。いつもそうなんです。僕が言うと、指先だけちょこっと洗って「洗ったよ」って。まるで小学生みたいでしょ(笑)。だから、僕は彼女の父親なんです。そこは、千笑ちゃんが生まれてからも変わっていない。

 金田さん これからは娘と一緒に成長していけたらと(笑)。

 ――男性は、子どもが生まれると父親の自覚が芽生えて、仕事への意欲が増すとよく言われますが、森さんの場合は?

 森さん 実は、生まれる前から、娘が「パパ」って呼ぶ声を想像しながら、トレーニングをしていたんです。声はたぶん朋ちゃんに似るだろうなと思ったから、育児雑誌に載っている赤ちゃんモデルの写真を朋ちゃんの顔に当てて、朋ちゃんに「パパ」とか「お父さん」とか言ってもらって記憶するんです。それを思い出しながら、トレーニングをしていました。

 金田さん 私から見ても、例えば懸垂をする時でも、前なら10回でやめていたのが、娘が生まれてからは、「あともう何回やろう」みたいなことが増えましたね。「娘にかっこいいパパの姿を見せてあげたい」というモチベーションが上がって、メンタルも強くなった気がします。

 森さん トレーニングの時間は以前より減っているんです。育児をしなければならないし、家事もほとんど僕がやっているので。でも、モチベーションが上がって、自分を追い込む度合いも高まっているので、トレーニングの質は良くなっていると思います。

 ――きょうは楽屋で千笑ちゃんがお二人を待っていますね。共演の時は仕事場に連れてくることが多いのですか?

 金田さん 母乳で育てているので、赤ちゃんを受け入れてもらえる環境が整っていて、周りにご迷惑がかからない時は、連れてくるようにしています。

 森さん 楽屋では今、僕の母が面倒を見てくれています。僕も朋ちゃんも実家が近くて、双方の親が子育てを手伝ってくれるので、すごく助かっています。

 ――金田さんは、産休を経て、今は少しずつ仕事量を増やしているところなのですね。

 金田さん やっぱり頑張ってオムツ代も稼がないといけないし。私たちは毎月決まったお給料がもらえるわけではないので。

 森さん 我が家は朋ちゃんが稼ぎ頭で、僕は主夫ですから。

 金田さん 子どもが生まれるまでは「二人で一人前」だったんですが、今は「三人で一人前」(笑)。

 森さん 人数は増えたのに、一人前は変わっていない。困ったものです。

 金田さん でも、足りないところを三人で補い合いながら、これからも頑張っていきたいです。

森 渉(もり・わたる)

1983年生まれ、神奈川県出身。日本体育大トライアスロン部元主将。2005年、映画「亡国のイージス」で俳優デビュー。「最強スポーツ男子頂上決戦」(TBS)、「炎の体育会TV」(同)、「SASUKE」(同)などスポーツバラエティー番組に出演し、注目を集める。

金田 朋子(かねだ・ともこ)

1973年生まれ、神奈川県出身。2000年、声優デビュー。代表作にテレビアニメ「あずまんが大王」(2002年)、「おねがい☆ティーチャー」(同)、「おしりかじり虫」(2012年)など。「ニンゲン観察バラエティモニタリング」(TBS)などバラエティー番組でも活躍。